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▲子どもと教育の学習会

■本日、前犬山市長を招き、学習会

 2月23日(土) 午後2時~4時

 会場 津島市文化会館 1F研修室

 愛西市&津島市で、教育問題の活動をしていらっしゃる方々の企画に、少しだけ協力させていただきました。

 司会の問いかけに石田さんが答えたり、会場からの意見を求めたりと、和やかな雰囲気の中で進められました。

●学力テストについて : 石田さんの話しや会場からの意見より

【教育委員会の形骸化】

石田:教育委員会は、行政からも議会からも、本来独立した機関です。しかし、実際は行政職員による事務局が段取りしているのが現状。まずは、教育委員会で議論ができる下地づくりをした。「犬山のみんなで子どもたちを育てよう!」という下地ができていたから、学力テストは、犬山には必要なかった。

【教師の意見が反映しているのだろうか】

石田:学力テストをするかしないか、現場の教師の意見が反映されていない。先生たちの法がよく考えている。

参加した教師:学力テストをする意味が感じられない。国語の内容にしても、読解力をみるようなものではない。子どもたちには「ごめんね。今日は全国でこれをやるから・・・」と言って実施している。

【教育の原点は、親が子どもに教えた】

【犬山市では、議会にも理解して貰い、まずは、教育費を優先してとった】

【市町村判断でできる教育体制】

石田:教師の内申権は市町村にある。県にあるのは任命権。カリキュラムも市町村でできる。教師の指導書の費用をカットし、その分で、犬山市独自の副読本を先生たちが自分たちで作った。議論に議論を重ねて作り上げられた。自分たちで作ったものをもとに授業をするので、自然と授業もよくなった。

【真の教育とは何か?】

石田&会場から:
・知識を身につけるのが教育ではない。生きていく力、中からわき出る力をつけるのが教育である。
・達成感を体験することが一番。
・本来の教育とは何かを考えれば、今の学力テストは無意味。
・学力テストが必要かどうかを論ずる前に、真の教育とは何かを考えるべき。そうすれば、結論がでる。

●日本の教育費、愛知県の教育費、そして、津島市の私学助成

 OECD(経済協力開発機構)の教育費の公的支出調査で、加盟国の中で日本が最低であること。愛知県の一人あたりの教育費の公的支出も、全国で下から数番目という状況であることが説明された。また、津島市の私学助成が、県下最低の5千円であることも加えて述べられた。

 石田さんからは「米百俵」と。(米百俵とは、「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」という意味。)

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 教育問題について、たくさんの方々と意見交換が出来、とてもよい集まりでした。終わってから、みんなで食事をしながら、議論の続きをしました。子育て活動をしているひとりとして、今の子どもたちに何が問題なのか手に取るように感じていますが、社会での対応は・・・?
 私は、教育現場のことは、現場を知らない政治家や官僚が決めるのではなく、もっと教師の意見を取り入れられるべきだと思いました。先生の不祥事が起きるとそればかり大きく報道されますが、子どもたちのことを考えるすばらしい先生の方が多いと私は思っています。今日は、そんなすばらしい先生方とご一緒できました。

 集会には、津島市議の方も3名参加されました。

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