◆10月13日、午後6時半から名古屋の吹上ホールで
「ドイツに学ぶ脱原発と緑の政策」を題目とした講演がありました。
・講師は、ベアベル・ヘーンさん(ドイツ緑の党 連邦議員団副代表)
ヘーンさんは、子どもが大気汚染で健康を害し、更に産廃反対運動から政治の世界に飛び込み、市議会・州議会・・・と入っていったとのことで、自分と似ている!と思いました。
以下、講演内容をまとめてみました。
・ヘーンさんは、福島県の飯舘村も訪れたとのことです。
原発事故にあうと、市町村には何もできない。
事故が起きれば、国全体に国民全体の健康に関わる問題が何年も続く。
飯舘村でも、自ら力のある人は、自己判断で避難できるが、そうでない人は残らざるを得ない。
・ヘーンさんは、南相馬市の桜井市長にも会いました。
東電は、事故責任を果たそうとしていない(賠償)
最終的に国に押しつけ、つまりは国民みんなが負担することになる
・福島原発の事故は、ドイツに大きな影響を与えた。脱原発宣言(2022年までに廃炉になる)
・世界全体の原発の数は、減少傾向。
【どのように脱原発が進んだか】
・石炭を減らす。
・デモも何度か起きた。(緑の党が大きな役割を果たした)
・核のごみは、未来に大きな責任を背負わせることになる
原子力を使うのは50年。しかし、核のごみ問題は100万年の問題、
2万世代が責任を背負っていかねばならない。 とんでもないこと!!!
100万年とは?
類人猿の時代のこと
将来の安全は、保証できない
核のごみを悪用する人が統治することもあり得る。ないとは言えない。
・自然エネルギー100%の電力会社に転換するには?
原子力を使う電力会社から、取引を変える!
↓
脱原発は誰にでもできる。
・再生エネルギーへの転換 と 脱原発 は、ペアで考えるべき
雇用につながる(新規雇用)
・再生エネルギーと原発エネルギーは、両立しない。
再生エネルギーをめざすべき!!!
原発・・・巨大資本が握り、政治との癒着。大企業は20%の利益を求める
再生エネルギー・・・小規模・個人が出資。
電力買い取り制度で3%くらいの利益でみんなが満足する。
・緑の党は、具体的な選択肢を示すことができた
農家は、保守支持だった。
農地に風力発電を立てることにより → 借地料がはいる
【今後のドイツは?】
・2023年、再生エネルギー 40%以上にする目標
・保守も緑の党も、再生可能エネルギーを推進している
・太陽光パネルも安くなって、これから更にのびる
・省エネ技術
日本は、まだまだ浪費が多い(トイレの便座が暖かいのにおどろいた)
省エネが、一番大切
バッテリー技術も大切で、電力を保存
【原子力のない社会のビジョン】
・市町村にエネルギーをとりもどそう
→ 中小企業(地元企業) : 身近で裏切らない
・原発は、クリーンエネルギー という うそ!
・クリーンな経済 : 車企業より、環境企業が大きくなる社会
「経済的危機、気候変動の危機」
解決は、
クリーンエネルギーへの転換
民間企業は、利益を追求するのみで、人の健康を蒸しした動き
損失は国、利益は企業
→新しい道を示すべき
・クリーンニューディール
今までにないしくみで、クリーンな投資
地球を守る動きに投資をしていこう!
株式等への投資は規制していこう!