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▲12月17日、前横浜市長。中田宏さんの講演を聴きに行ってきました

 午前中、子どもたちにパン作りを教え、午後、オンブズマン愛知主催の中田宏さんの講演会に名古屋まで出かけました。
 思っていたより、背の高い方で驚きました。



 この講演で気に入った言葉は「政治家は、嫌われることを恐れてはならない。嫌われないことばかり言っているのは『就職活動』である。」 
 厳しい社会状況、行政運営の中で、耳障りのよいことばかり提案することができないのが現実です。目先のことにとらわれず、子どもたちが大人になった社会のことまで考え、仕事をしていこうと思いました。
 もうひとつそうだなと思ったのは「 今の制度を変えようということは、今の制度に問題があるということである。新しい制度に問題があることも当然なのに、議論が成熟せず進まないのが問題がある。」ということ。

【講演の記録】

◎ 名古屋市長・河村さんの政策について

 すべて賛成というわけではない。 地域委員会を設けることには賛成。
 今減税をすることに疑問を感じる。まずは行革。その節約分を借金返済に使うか?減税するか?を考えるべき。

◎ 地方自治について

 地方自治とは、自ら収めることだったのに国が基準を決めている。
 その基準を守ることによりお金(補助金)がもらえる。国からの分権には賛成。

◎ 大阪都構想、大都市3市について

 3つの市(横浜、大阪、名古屋)は巨大すぎる。
 大阪都構想には賛成。何らかのかたちで協力していく。
 大阪は、名古屋や横浜とは違う点がある
 名古屋は地域の拠点
 大阪は、西日本の拠点

 大阪都構想
  地方の制度論をしている
  横浜ではいろんな取り組みをしたが法律内のことだけだった
  都構想は、法律を変えねばならない。 地方自治法を変えねばならない
 イギリス  今では3つくらいから選べる(議院内閣制とか・・・大統領制のようなものとか・・)。
 自治の形を作ったりすることができるのが本来の姿

 政令指定都市が増え、県知事の仕事が減っている(不作為だ!)
 大きすぎて首長として市民の生活に密着することはできない

 2007年によびかけてビック3研究会を呼びかけた(横浜・大阪・名古屋)
  区議会を起き・・・・取りまとめをした。

  日本は変化への抵抗が大きい国
  今の制度を変えようということは、今の制度に問題がある。新しい制度に問題があることも当然なのに、議論が成熟せず進まないのが問題がある。

 

◎ 中田宏著「政治家の殺し方」

 みんな表面だけみて論じている
 中の世界を深く客観的に書いている
 55の特殊勤務手当が横浜市にはあった。
 中身は?  保育士の手当。給食の手当。
 住民票を出す   戸籍発行従事手当もあった
 退職金   退職時一時昇級(最後の日一日昇級)
          最後の給与によって退職金が変わる
 出張手当
       東京への行くのも出張だった
 定期券
       一月ごとだった。   
    定期券を1ヶ月から6ヶ月にしたら、職員に訴えられた。
   裁判になれば自分で弁護士代を払わねばならない。

 表面上の公務員が多いとかの問題ではない。
 構造を知り、そこにメスをいれない限りよくならない。
 労働組合の問題がある。
  係長試験を受ける人が減っている。
  若者が無気力があるが、そのレベルではない。
    昇任することに喜びを持っていない  もっと根深い
   本人が希望しなければ9年以上移動しなくてよかった
   美味しい職場を得たら、動かない
     これで市長に人事権があると言えるのか?
  
  環境問題には、誰もが寄与したいと思っている。
       単なる自発性に頼るのではなく、意識を行動に移す仕組みをつくる
       その行政を引っ張るのが政治家
       仕組みづくりを提案するのが政治家
    参加の仕組みをつくることが行政、政治家
 思考力  松下政経塾で培った
          国家経営力がなっていない。 必ず行き詰まるという考えの基作られた塾。

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