5月15日(日)妻と二人で愛車プリウスに乗って福島県須賀川市の牡丹園へ行ってきました。
須賀川牡丹園の歴史は、240余年前の明和三年(1766年)、須賀川で薬種商を営んでいた伊藤祐倫が牡丹の根を薬用にしようと、苗木を摂津(現在の兵庫県宝塚市)から取り寄せ栽培したのが始まりといわれています。
正面に立つ牡丹園のシンボルでもある牡丹姫像は、友好都市中国洛陽との牡丹を架け橋とする交流の証として建てられました。
本年は、須賀川牡丹園にとって発祥250年になりますが、幸か不幸か、昨日14日から無料で開園されました。
牡丹稲荷神社の鳥居がいくつも続きます。
大池に架けられた花王橋からは鯉が望めます。
藤の花も綺麗です。
水芭蕉ももうすぐ開花でしょうか。
皇后陛下御歌碑がありました。
「皇居奉仕の人らの言ひし 須賀川の園の牡丹を 夜半に想へる」
この御歌は皇后陛下が皇太子妃時代に、皇居奉仕の須賀川市民から、須賀川牡丹園の素晴らしさを聞き、その牡丹を思い浮かべてお詠みになられたそうです。
園内の茶室「花神亭」縁側で、牡丹の香りと抹茶を静かに味わうことができます。
北原白秋の歌碑がありました。
「須賀川の牡丹の木(ぼく)の めでたきを炉にくべよちふ 雪ふる夜半に」
北原白秋が晩年に眼を煩い悩んでいたころ、当園の元園主柳沼源太郎が知人を通して贈った牡丹の木(枯木)で焚火をし感激した折5首のうちの一首だそうです。
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