妻と二人で東京にでかけました。
吹上駅から上野駅まで高崎線でちょうど1時間です。
本郷界隈から御茶ノ水付近まで歩くことにしました。
最初に上野駅から不忍池を通って旧岩崎邸庭園に行きました。
ここは三菱財閥岩崎家本邸として明治29年に完成しました。
かって1万5千坪を超える敷地に20棟以上の建物がありましたが現存するのは洋館・和館・撞球室の3棟のみです。
洋館は木造2階建て・地下室付きの本格的なヨーロッパ式邸宅で、英国人ジョサイア・コンドルの設計です。
イギリス・ルネサンス様式が取り入れられています。
木造ゴシック様式の撞球室(ビリヤード室)です。
校倉造の外観はスイスの山小屋風で洋館と同じくジョサイア・コンドルの設計です。
洋館の地下室とは地下通路で結ばれています。
旧岩崎邸庭園から春日通りを歩いてすぐのところに湯島天神があります。
ちょうど「湯島天神梅まつり」の真っ最中でした。
梅の花がかくも見事に咲いており、受験シーズンとも相まってたくさんの参拝客でごった返していました。
湯島天神から春日通りを本郷に向かう途中、春日局の菩提寺「麟祥院」に立ち寄り、春日局の墓に参拝してきました。
文京区「春日」の地名は春日局が乳母として使えた3代将軍徳川家光より拝領した土地に由来し昔は春日殿町とよばれていたそうです。
本郷三丁目交差点を右に折れ国道17号線を北に進むと東京大学の赤門にやってきました。
この赤門は旧加賀藩主前田家上屋敷の御守殿門であり、1827年に第13代藩主前田斉泰が第11代将軍徳川家斉の第21女、溶姫を迎える際に造られたそうです。
赤門を入って銀杏並木と素晴らしいゴシック様式の校舎を見ながら歩いていくと有名な三四郎池に出ました。
三四郎池の正式名称は、「育徳園心字池」というそうです。
この池は、江戸時代は加賀藩邸の庭園の一部だったそうですが、明治に入って東京大学に移管され、後に夏目漱石の小説『三四郎』にちなんで、「三四郎池」と呼ばれるようになったそうです。
法文2号館アーケードです。
法文1号館と法文2号館は安田講堂を突き当たりとする道を挟んで左右対称に設計されており、通りに直角に両建物を横切って古風なアーケードが設けられています。
列柱には古代ギリシャ風の彫刻が刻まれ、現代では考えられない贅沢な造りです。
もう・・・さすが東大!!という感じですね。
東京大学のシンボル「安田講堂」です。
時計を見ると12時を過ぎていたので安田講堂前広場の地下にある中央食堂で昼食をとりました。
安いし美味いし・・・超エリートたちが静かに食事をしているドーム状の構造が素敵らしく「ここが家の近くであれば毎日でも来たいわ・・」というほど妻はお気に入りのようでした。(笑)
東大を出て国道17号線を御茶ノ水方面にもどり湯島聖堂、聖橋を渡ってニコライ堂を写真に収めました。
ニコライ堂の名で知られる東京復活大聖堂教会は、ギリシャ正教とも呼ばれる正教会の教会です。
主イイスス・ハリストス(イエス・キリストのギリシャ語読み)の復活を記念した聖堂ですが、ロシアから正教伝道のために来日し日本に骨を埋められた亜使徒聖ニコライがその建立にあたったことから「ニコライ堂」の名で知られています。
最後に神田明神に参拝して妻恋坂から池之端一丁目を通り不忍池に戻りました。
午前10時頃から昼食をはさんで4時間余、ちょうど良いウォーキングでした。
心地よい疲れと喉が渇いたので上野駅構内の「ドトール珈琲店」でコーヒーを飲んで帰路に着きました。
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