7月17日(土)妻と二人で長男家族の住む福島県郡山市に出かけました。
自宅から郡山市までは通常、国道4号線沿いを行くルートがメジャーですが、それだけでは飽きるので、太平洋岸の国道6号線沿いを行くルートも経験しました。
そして今回は、その中間の国道118号線沿いを行くルートを選びました。
妻が「袋田の滝を見たい」と言い出したからです。
袋田の滝は、茨城県久慈郡大子町袋田にある滝で、位置は、久慈川支流の滝川上流にあります。
華厳滝、那智滝とともに日本三名瀑のひとつに挙げられ、日本の滝百選にも選定されています。
袋田の滝周辺には、たくさんの土産店があります。
公営の駐車場は遠いので、土産店の駐車場に駐車することになります。
駐車料金は500円です。
滝の全景を観賞するためには、「袋田の滝トンネル」(長さ276m、高さ3m、巾員4m)を通って観瀑台へ行く必要があります。
入場料は、大人300円です。
従来の観瀑台へは、袋田の滝トンネルを通り、徒歩約5分。
目の前一面に滝が見えます。
35度近い暑い日でしたが、そんな暑さも吹っ飛ぶような見事さです。
袋田の滝トンネルの途中に新設した2機のエレベーターで、上部に上がると新観瀑台です。
新観瀑台は2008年(平成20年)にオープンしたそうです。
3つのデッキからなり、従来の観瀑台よりも、第1デッキは約44メートル、第2デッキは約48メートル、第3デッキは約51メートル上にあるため、最上段を含めた滝の全景を観賞することが出来ます。
トンネル内には四度瀧不動尊が奉納されています。
この滝の別名「四度の滝」は、滝川が4段に岩肌を落ちることから名づけられたとされる説と、昔、この地を訪れた西行法師が「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と、この滝を絶賛したと伝えられていることから名づけられたとされる説があるそうです。
新観瀑台の右側には吊り橋が見えます。
トンネル内を戻って吊り橋に行ってみることにしました。
吊り橋から見た滝の景観です。
左側に新観瀑台が見えます。
吊り橋を渡ると上に上る階段があります。
これが袋田の滝自然探求路です。
階段は急で、すぐに息が切れてしまいそうですがそこから見た吊り橋の光景もなかなかのものです。
今回は盛夏の「袋田の滝」でしたが、西行法師の言うように、新芽吹く木々の緑と清らかな水音が織りなすハーモニーの春、色とりどりの紅葉が渓谷を飾る秋、そして凍結した滝の神秘的な美しさの冬にも訪れてみたい、そんな気持ちにさせられる見事な滝でした。
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