若草物語

妻と二人で愛車プリウスに乗って、あちこち出かけ、デジカメで撮った写真が中心のブログです。

日光街道ー古河宿

2008年12月30日 | ウォーキング




年の瀬の今日、日光街道・古河宿を散策しようと妻と二人で出かけました。

古河駅西口から日光街道(県道261号線)を南下します。

ほどなく肴町通り沿いの米銀商店の片隅に、「御馳走番所跡」の石碑が立っていました。

ここは参勤交代や日光参詣で通行する大名が、古河城主に敬意を表すための挨拶役の使者を接待し、ご馳走をふるまう番所があったところだそうです。








日光街道をさらに南下し「日本三長谷観世音参道」の石碑を右折すると長谷観音がありました。

そして長谷観音のすぐ北側に古河歴史博物館が見えてきました。







古河歴史博物館の隣には鷹見泉石(たかみせんせき)記念館がありました。

蘭学者・鷹見泉石の晩年の住まいだそうです。

泉石は、家老として、藩主土井利位(としつら)に仕えた古河藩士で「大塩平八郎の乱」などで大きな働きをした人だそうです。








鷹見泉石記念館からもう少し奥に進むと古河文学館がありました。

大正ロマンの香りが漂う洋館で、歴史小説の第一人者である永井路子、推理作家の小林久三など、古河ゆかりの作家の作品を展示しているそうです。

年末のため残念ながら博物館・記念館・文学館ともに休館でした。







文学館から細い小道を北上すると、煉瓦作りの・・・これが小学校か・・・と思えるような立派な校門がありました。

古河第一小学校です。

ところで埼玉県立浦和高校は公立高校として東大合格者数で常に全国上位に入る名門男子校です。

その浦高は文武両道をモットーとするのですが、それを表す代表的な行事として強歩大会(通称古河マラソン)があります。

この強歩大会は、浦高から古河第一小学校までの52キロの道のりを、7時間以内に走る抜けるという過酷な行事なのだそうです。

その過酷な行事のゴールがこの古河第一小学校というわけなのです。

そう言えば・・・この小学校の校門は何となく東大の赤門を連想させるような煉瓦造りですよね。(笑)








江戸町通りへ出ると古河篆刻(てんこく)美術館が見えてきました。

中国で生まれた書道芸術の一種である篆刻(てんこく)と呼ばれる書を集めた美術館だそうです。

そしてこの建物は、ここで酒類販売業を営んでいた平野家の石蔵として、大正9年に建てられ、その後古河市が改修工事を行い、現在は篆刻美術館として、保存・再生・活用が図られているということです。

国の登録有形文化財にも指定されています。

篆刻(てんこく)とは印章の一種だそうです。







街角(まちかど)美術館と篆刻(てんこく)美術館の間の洒落た路地裏を、妻が散策しています。








直木賞作家、永井路子さんの旧宅です。

修復された旧宅には、永井さんの幼少期から青春時代の写真のほか、永井さんの経歴を紹介するパネルや作品などがあります。







正定寺・隆岩寺の小道を通り抜けると、江戸時代が偲ばれる旧武家屋敷の土塀の続く通りに出ます。








旧武家屋敷から通りを東に歩いて行くと、右側に「日光道中道標」が立っています。

道標には「左日光、東筑波」と掘り込まれています。

常夜灯つきの貴重な道標です。

今日のウォーキングはここまで、約3時間のウォーキングでした。

古河駅にもどり、駅ビル内にあるロッテリアでコーヒーを飲んだあと、日光街道・古河宿に別れを告げました。



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鴻巣市の旧川里町を歩く

2008年12月21日 | ウォーキング




冬至の今日、妻と二人で鴻巣市の旧川里町を歩こうと出かけました。

旧川里町へ行く途中、行田市の南端に満願寺がありました。

この寺のシダレザクラは樹齢約600年と言われ行田市の天然記念物に指定されています。







シダレザクラに負けず劣らず門前の柿の木も見事なものでした。







鴻巣市屈巣(くす)の交差点脇に円通寺の観音堂がありました。

この観音堂は慶長年間に建立されたもので、保存状態も良く軒を除いて総欅造りの格調の高い仏堂です。







観音堂から歩いてすぐのところに円通寺の本堂がありました。

円通寺の三十三観音は三十三の変化をして現れるといわれている観世音菩薩の像をすべて浮き彫りにしてあり、美術工芸的にも素晴らしい文化財だそうです。







屈巣の交差点に戻り、右側に折れて長い直線道路を歩いて行くと右手に川里中央公園が見えてきました。

弁天沼では釣り人たちがヘラブナ釣りを楽しんでいました。







ふるさと館は川里地域のシンボル的な施設です。

図書館、郷土資料館、コミュニティーセンター、老人福祉センターなどがありますが、私たちが見たかった郷土資料館はあいにく今日は休館のようでした。







昼食は「花久の里(かきゅうのさと)」の手打ちうどんを食べることにしました。

平成19年5月に開館されたこの「花久の里」は花と音楽の館として人気を集めています。

庭園にはバラと四季の花が咲き誇り、屋内ではコンサートが行われるそうです。







食事処「花音里(かおり)うどん」で田舎汁もりうどん(天ぷら付き)が650円、天ぷらかけうどん(かき揚げ)が500円です。

前者を妻が、後者を私が食べました。(笑)







うどん鉢からはみ出しそうなほど大きな野菜天ぷらでお腹も一杯になり、行田市の我が家へと歩いて帰りました。

帰路、「広田のささら(獅子舞)」で有名な鷺栖(さぎす)神社では年末恒例のすす払いが行われていました。



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桶川市の西部を歩く

2008年12月07日 | ウォーキング




駅で見つけた「駅からハイキング&ウォーキングイベント」総合版という冊子の中から今日は「泉福寺国宝特別公開と六阿弥陀めぐり」と同じコースを歩こうかと、妻と相談して二人で出かけました。

桶川駅前の「桶川マイン」には15年ほど前までは、よく買い物に来たのですが、最近は我が家の近くにヤオコーやベルクなど、良いスーパーが出来たので、本当にご無沙汰していました。







県道12号線を川越方面に歩き桶川西消防分署の先の信号を左折して桶川西高校水族館を目指しましたが、あいにく日曜日の今日は休館でした。

南へ少し歩いた薬師堂東光寺でトイレ休憩。







松原八幡神社からは雪化粧の富士山が、かなりはっきりと見えました。







荒川の土手にはホンダのエアポートがあり、小型飛行機がひっきりなしに発着していました。

「富士山」や「飛行機」を見た妻は大はしゃぎでした。

「子供のようだね・・・」と言うと妻は、いや~な顔をしていました。(笑)







荒川の土手を歩いて行くと泉福寺です。

泉福寺は、東叡山勅願院円頓房泉福寺と号し、比叡山延暦寺を総本山とする天台宗の別格寺院です。

泉福寺には、国指定重要文化財の阿弥陀如来座像をはじめとし、石の仁王像、雨乞いの龍など重要な文化財が伝えられています。







泉福寺から北へ歩くと城山公園です。

この公園は14世紀に築城された「三ツ木城」の城跡を中心に造園された公園です。

武蔵野の雑木林をイメージして植栽された10.5haの園内は、公園を一望できる展望台、水遊びができるせせらぎ、冒険広場やピクニック広場のほか、バーベキュー広場などもあります。







城山公園の北側に歴史民族資料館があります。

中山道「桶川宿」を中心とした桶川市の歴史が展示されていました。







9時半から歩き始めて4時間余、桶川駅の西口公園に戻って来ました。

北風が少し冷たかったですが、妻と二人でノンビリと、素晴らしい休日でした。

帰路、桶川駅近くの「夢庵」で遅い昼食を食べ、北本のユニクロに立ち寄り、今、評判の「ヒートテック下着」を買って帰りました。



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山茶花(さざんか)

2008年12月06日 | 我が庭



我が家の庭に山茶花(さざんか)が咲き始めました。





今年は例年以上に花が多そうです。





花言葉は「困難に打ち勝つ」「ひたむきさ」だそうです。





花の少ない晩秋から初冬にかけて我が家の庭を着飾ってくれる貴重な庭木です。





「山茶花を 雀のこぼす 日和かな」 子規


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