3月26日(土)妻と二人で愛車プリウスに乗って茨城県古河市の古河総合公園で開催中の「古河桃祭り」に行ってきました。
「古河桃祭り」は江戸時代に古河藩主土井利勝が、領地に桃を植えさせたことに由来します。
古河総合公園に、「矢口・源平・菊桃・寿星桃・寒白桃」の5種類の花桃があり、桃林は鮮やかなピンク色で染まります。
26日は「民族芸能の日」ということでメインステージでは下野太鼓の演奏がありました。
「五家英子とみんなで楽しく踊ろう会」の皆さんが「よさこい」を舞踊ります。
会場内ではステージイベントのほか、市内事業者による出店、郷土物産品の販売などで祭りを盛り上げます。
熱気球体験搭乗では気球をロープで結び、20~30mの高さまで舞い上がります。
「まくらがの古河 合併10周年記念」「第40回」を記念して、園内の御所沼にて揚げ舟による「御所沼めぐり」を行われていました。
船頭が一本の竹ざおを使い、木製の「揚げ舟」を鮮やかに操船しながら、約20分かけて、ゆったりと周遊します。
「天神橋」を渡り「公方様の森」を歩いて行くと「旧中山家住宅」(県指定有形文化財)です。
茨城県岩井市(現在の坂東市)に建てられていましたが、昭和50年、中山太郎氏の寄贈により古河総合公園内の民家園に移築されました。
猿島地方に多くみられる「直屋(すごや)」といわれる典型的な「田の字」型の造りとなっており、江戸時代中期の猿島地方を代表する大型農家です。
その隣が「旧飛田家住宅」(国指定重要文化財)です。
この民家は、もと飛田徳有氏(茨城県久慈金砂郷村)の所有でしたが、事情により昭和50年に当地に移築されたものです。
建築年代は18世紀前半と推定され、北関東から東北地方によく見られる「曲屋」と呼んでいる特色ある住宅で、現在、茨城県下で知られている曲屋形式の農家では最も古いといわれています。
L字型の突出部(南側)に「厩」があり、西側は「土間」、中央に「板の間」、東北奥に「部屋」、さらに東側には「座敷」と「板の間」が続いています。
古河市は、西側を埼玉県、北側を栃木県に接しています。
そのため、3県(茨城県、埼玉県、栃木県)が接する地点があります。
さらには、茨城、埼玉、栃木の3県接地点から、直線距離で約2km行ったところに、埼玉、栃木、群馬の3県接地点があります。
全国で、3県接地点は48箇所程ありますが、本地域は、山越え等することなく簡易に行ける範囲に3県接地点が2箇所もある珍しい地です。
茨城県、埼玉県、栃木県が接する地点は、渡良瀬遊水地谷中湖の南端、国道354号三国橋近辺の渡良瀬川の中にあります。
一方「道の駅きたかわべ」から500m程南へ歩いたところに埼玉、栃木、群馬の3県接地点があります。
「桃祭り」の帰路、「道の駅きたかわべ」で休憩したのですが、案内板もなく付近の田圃を歩きながら写真のような小さな看板をやっとのことで見つけました。
ところが私たちが行った数日後の新聞記事によると、県境点に打たれたコンクリート製のくいに新しい記念プレートも設置され、今後は案内看板を設置し、駐車スペースを整備するなど観光スポットとしてPRしていくとのことでした。
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