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たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

「1人で4人介護可能に 政府、生産性向上へ規制緩和検討」

2021年12月21日 22時41分28秒 | 気になるニュースあれこれ
2021年12月20日付日本経済新聞
「政府は介護の人員規制の緩和を検討する。介護施設の入所者3人につき、少なくとも1人の職員を配置する現行の基準を見直し、1人で4人に対応できるようにする案を軸に調整する。センサーなどのIT(情報技術)活用で介護現場の生産性を高める。財政を圧迫する社会保障費の膨張を抑えつつ、介護・医療分野の人材不足を緩和するには思い切った規制改革が必要となっている。」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA192V60Z11C21A2000000/

 有料会員限定の記事なのでここまでしか読むことができませんが、規制緩和と生産性ということばがでてくることに違和感しかありません。やること真逆のとんちんかんもいいところ。福祉は、ITではとどかない、生身の人間の知識と経験をもっとも必要とする仕事、生身の人間対生身の人間。むしろ人の配置を増やして、一人で担当する人数を減らす方向に行くべき。どうして本当に必要なところのお金はケチるのか。こども庁しかり、現場で人と向き合い、汗と涙を流しながら働いたことのない人たちが決めているからこうなるのではと思います。福祉にお金を回して、介護職の待遇を改善すること、介護のために離職する人を減らすことこそ、社会全体の生産性を上げることになるのではないでしょうか。

 1980年代は一億総中流社会だったはず?なのに、気がつけば、社会保険料と税金は右肩上がりで手取りはむしろさがっている日本、先進国の中で唯一全く給料が増えていないとコロナ禍になってようやく知り、衝撃をうけたのはわたしだけではない? この先どうなっていくのか、どこに希望はあるのか・・・。

いかなければなりません

2021年12月21日 08時28分35秒 | 日記
 ひとりでいるよりもさらに陰鬱になりそうなせまいところ、つらくても完全無収入というわけにはいかないので今日もまたいかなければなりません。自分を食わせるというただその一念のみ。付加価値はなにもありません。

 生きることは苦しい、本当に苦しい、気がつけばこんな年になってもいつもギリギリ状態で、いやよりギリギリ状態でなさけないかぎり。

 いまの日本の状況下で、手術をしなければ身動きとることができない、これから先どうすればいいのか、来年どうすればいいのか、全くわかりません。

 幸い今日は少し寒さが和らいでいます。新しく試している、厚労省が高齢者にも出していいといっている眠剤がきいて5時間半眠ることができました。かなしいことがあっても、つらいことがあっても、青空。

 不安神経症にうちかって無事に往復できますように、無事に一日がすぎていきますように。

 東京駅にイルミネーションみにいくパワーは今日はないかな、このまま帰るのは辛いと感じたらいくかも・・・。バスの中でおじいちゃん、おばあちゃんばっかりだったら、立ったまま体を支えることができるだけの力がわたしにはまだある、まだあるのだ・・・・。

2021年日比谷シャンテステージ衣装展(1)

2021年12月21日 00時13分53秒 | 宝塚
 恒例となっていたシャンテのステージ衣装展、今年は無事に復活しました。

 2021年12月18日(土)、極寒のなか、帰りに遠回りの寄り道でゆっくり出直しました。

 星組は『VERDAD!!』、
 真っ白なふわふわドレスのひっとん、リアルディズニープリンセス、













 宙組は『デリシュー』、
 真風さんの衣装、細かくスパンコールがあしらわれています。
 潤花ちゃんの衣装、かぼちゃパンツからどういう仕掛けでこのドレスに変身したのか、
 カンカンの足上げの時にレースいっぱいでしたが、たしかにスカートの中にボリュームある感。

 













 宝塚の衣装はキラキラ、スタッフさんたちの細やかなこだわりがつまっています。豪華さに毎回ため息がでます。宝塚でしか味わうことのできない夢の世界。

 ジェンヌさんたちもきっと色々な想いを抱えながら生きているのだろうけれど、いつか退団という卒業の日がくるかぎりある時間、命がけで舞台に立って、キラキラの笑顔を届けてくれる。無事に生きてくれていればいいし、自分もなんとか生きていて、劇場で会えるということは当たり前ではなく、一回一回奇跡。観劇のときはさらに精一杯、現実を忘れて楽しもうと思います。












KITTEのクリスマスイルミネーション-WHITE KITTE(2)

2021年12月20日 15時43分33秒 | 日記
KITTEのクリスマスイルミネーション-WHITE KITTE(1)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/25e286cb82f970d0fc712d090d6f88e4

「KITTE雪と光の演出プログラム-

アトリウム空間全体が20分ごとに、雪をイメージした3曲の異なるオリジナルサウンドに合わせて、美しく輝きます。
各曲ごとに、さまざまな心を温める演出をご用意しておりますので、何度お越しいただいてもお楽しみいただけます。

毎時10分「THE」 CHRISTMAS」
-クリスマスをイメージした旋律とベル音でお客様の心を暖かくします。

毎時30分「雪華」
-白い雪が舞い降りる美しい日本の雪景色を表現し、お客様の心に感動を与えます。

毎時50分「THE NEXTHOPE」
-未来の希望や願いを融合した、お客様の心を元気にする祝祭的な楽曲です。」































旧郵便局長室



昭和6年って書かれていたかな、工事中の様子を記録した写真



窓から眺めた赤レンガの東京駅



現在の郵便局内のクリスマスツリー



かなしいニュース、つらいニュース、やりきれないニュースが流れない日はない。メンタルもたない。もうこれ以上つらいこと、かなしいことが起こりませんように。

コロナ禍であらわとなった日本の姿に未来への希望はないのだけれど、どこかに希望がなければ生きてゆくことはできない。明るい未来へと、これからを担う若い命が生きる希望を持てる未来へと、まだ寿命がありそうなおばさんも少しばかりの生きる希望がもてる未来へと、心から祈る2021年12月。





2016年『1789バスティーユの恋人たち』

2021年12月20日 00時29分26秒 | ミュージカル・舞台・映画
『1789バスティーユの恋人たち』_4月12日観劇
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/515a0d97200eac4be25cd8c395cd97b6


2016年4月12日(木)夜の部を2階席の後方で観劇。

 ロナン:小池徹平
 オランプ:神田沙也加
 アントワネット:花總まり
 シャルロット:齊藤さくら
 ルイ・ジョセフ:大河原爽介

 沙也加ちゃんを以前にみたのはアイドルとしてデビューして間もない頃。松田聖子さんの武道館コンサートでした。CMで母娘共演もしていました。それから15年以上の歳月が流れ、いつのまにか見事にミュージカル女優として母の懐から羽ばたいていますね。彼女の自立した強さとオランプのしっかりとしたたくましい生き様とがうまく重なり合って、気持ちのきれいなオランプがよく似合っていたと思います。ベルばらみているので、アントワネットに暇乞いをする場面など、ロザリーにみえてしまうのは仕方ないかな。

『1789バスティーユの恋人たち』_4月21日観劇
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/8f4d861ba9eafcb44e2f3bd83967929a

『1789バスティーユの恋人たち』。昼の部を一階A席で観劇しました。

2016年4月21日(木)

 ロナン:加藤和樹
 オランプ:神田沙也加 
 アントワネット:花總まり
 シャルロット:志村美ホ
 ルイ・ジョセフ:鈴木和ヤ

 オランプの優しい色合いの衣装が全部可愛らしくて素敵。心根の優しいオランプの心情をよく表現しています。アントワネットに暇乞いをする時の二人の場面にもぐっとくるものがあります。

『1789バスティーユの恋人たち』_5月12日観劇
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/5d4fd0c8958262a2c21764ac18f45886

2016年5月12日(木)13時開演昼の部を観劇してきました。満員御礼。熱い舞台でした。

 ロナン:小池徹平
 オランプ:神田沙也加
 アントワネット:花總まり
 シャルロット:万座みゆ
 ルイ・ジョセフ:大河原爽介

 沙也加ちゃんオランプ。アントワネットに「おいとまをいただきます」と別れを告げる場面で涙があふれていました。二人の信頼関係はほんとにあつい。小池君ロナンとの並びが可愛いです。前世で幼馴染だった二人が再び巡り合ったような感じがあってすごく好きです。

 カーテンコールではけるとき、沙也加ちゃんが吉野さんアルトワ伯の背中をつんつんしながらはけていきました。その隣で古川さんがものすごい笑顔。みなさんなんだかほんとにすごく楽しそう。仲がいいんですかね。岡さんが袖から花ちゃんの手をひいたのも貴重。三回目のカテコでは、沙也加ちゃんが花ちゃんの手をひいてはけていきました。














『王家の紋章』、8月14日に木下晴香ちゃんキャロルで観劇しました。沙也加ちゃんキャロルにも会いにいっておけばよかった。午後からずっと沙也加ちゃんの歌声を思い出しながら、何度も涙しています。








『マイ・フェア・レディ』から『回転木馬』まで

2021年12月19日 17時12分49秒 | ミュージカル・舞台・映画
(1995年『回転木馬』帝国劇場公演プログラムより)

「東宝のミュージカル上演史『マイ・フェア・レディ』から『回転木馬』まで-小藤田千栄子

 東京宝塚劇場で、日本で初めての翻訳ミュージカル『マイ・フェア・レディ』が上演されたとき、その初日の観客になれたことを、いまも非常に嬉しく思っている。あれは1963年9月1日のことで、ミュージカルへの期待をこめた観客でいっぱいだった。

 藤田洋氏の文章によれば、この日本初演は「大当たりで、定員2476人なのに初日は立見を入れて2858人はいり、連日100%を突破と報道された」(大地真央版『マイ・フェア・レディ』初演のパンフレットより)とある。つまり私は<2858分の1>になることが出来たわけである。チケットを買うことができた幸運もあるが、この初日の舞台に魅了され、ミュージカルへの関心は、以来、30数年続いている。それ以前は映画だった。私たちの世代は、みんな映画から入ったのである。

 フレッド・アステアやジーン・ケリーのMGMミュージカルで入門し、映画が大型化(シネマスコープや70ミリなど)するにしたがって、ロジャーズ&ハマースタイン二世ものも、順次、映画化されるようになった。『オクラホマ!』『回転木馬』『王様と私』『南太平洋』などである。最初のうちは、ただただミュージカル映画として見ていたのだが、次第に少しずつ知識が増え、もとは、ニューヨークの、ブロードウェイとかいうところの劇場で、上演していたものらしいということがわかってきた。これらはみんな、元は舞台だったという驚き。
 
 (略)

 だがこのころ日本では、外国のミュージカルを、翻訳して上演する機運など全くなかった。それならせめて映画もでいいから、映画的技巧など加えずに、ブロードウェイの舞台を、そのまま撮ってくれたらいいのにとさえ思ったほどである。

 こんな思いがさらに増したのは、やはり映画の『ウエストサイド物語』が来たときである。これもあた、もとは舞台だと知ったときの驚き。舞台なら、あの安津を、すべてワン・ショットで見ることができるのだ。『ウエストサイド物語』は日本のミュージカル・ファンに大きな衝撃を与えたが、この時代に、常に並べて語られていたのが『マイ・フェア・レディ』だったのである。簡単に言えば『ウエストサイド物語』がダンス中心のミュージカルなら、『マイ・フェア・レディ』は歌中心の作品であり、オペレッタの伝統を受け継いだ、きわめてオーソドックスなミュージカルであると。

 この程度の知識を、次から次へと吸収していた、まさにそのとき、東宝は『マイ・フェア・レディ』の翻訳上演を発表したのである。このときの嬉しさは、おそらく今のミュージカル・ファンには、想像すらできないのではないだろうか。やっと舞台で本場のミュージカルを見ることができる喜び。しかも、いちばん関心を持っていた『マイ・フェア・レディ』である。初日に行くのは当然ではないか。

『マイ・フェア・レディ』の初日の夜の観劇は、「ミュージカル・コレクション」という本にしつこく書いたので、またここで書くのは恥ずかしいから簡単にすますが、開演前から東京宝塚劇場は、観客の期待でふくれあがっていた。劇場もまた生きものだという思い。そして息をつめて聞くオーヴァーチュア。やがて本編が始まると「ああ、ミュージカルってのはこういうふうにやるものなのか」と、
と、豊かな驚きの連続だった。とりわけ感嘆したのは「スペインの雨」のところである。正しい英語の発音ができたとき、ヒロインたちの気分は高揚し、やがて音楽が静かに忍び寄ってくる。それはいつの間にやら歌となり、気がつけばダンスが加わっているではないか。

 ナンバーごとに、その驚きを記していくとキリがないのでヤメにするがとにかく初日から素晴らしい仕上がりで、感動のカーテンコールだった。主演の高島忠夫も江利チエミも、みんな泣いているように見えた。何度目かのカーテンコールのあと、演出の菊田一夫が挨拶に出てきたが、菊田氏は舞台に登場したそのときから、もう目をショボショボとさせていた。氏もまた泣いていたのだ。もちろん観客も同様であり、感動のあまり、劇場全体が泣いてしまうことを、この日、初めて知ったのだった。

『マイ・フェア・レディ』は翌年の1月に、すぐさま再演され、5月には大阪・梅田コマ劇場でも上演されて大成功。以後、東宝は次々と翻訳ミュージカルの上演をするようになった。いま『回転木馬』につながる、すべてのミュージカルは、みんな『マイ・フェア・レディ』に端を発しているのである。この初演が成功したからこそ、今日のミュージカルの時代があるのだ。」


東宝公式HP『マイ・フェア・レディ』
https://www.tohostage.com/myfairlady/


2021年『マイ・フェア・レディ』、ビジュアルの撮影は下村一喜さん。
https://www.instagram.com/kazuyoshi_shimomura/


神田沙也加オフィシャルブログより
2018年6月14日:宝塚
https://ameblo.jp/sayaka-kanda/entry-12383548908.html

大地真央さんの『マイ・フェア・レディ』に憧れて舞台を志したという沙也加ちゃん、ミュージカル女優として素敵な歌声を届けてくれた沙也加ちゃん。

まぁ様、ねねちゃん・・・、

どうしているかな、

おサイフと時間と体力にはかぎりがありますが、迷った時にはできるだけ会いにいかないと悔いが残りますね。かぎりがあるの、ほんとうにもどかしい・・・。

 


「星野鉄郎役に中川晃教!メーテル役に神田沙也加!『銀河鉄道999 THE MUSICAL』2022年4月、日本青年館ホールにて上演!」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000050441.html

旅の思い出-パラオ-ロックアイランドツアー

2021年12月19日 01時26分16秒 | 小さな旅の思い出
旅の思い出-パラオ-ドルフィンズ・パシフィック
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/87a9e2d954d718bb54ae4cb470e5f70d

 楽しかった時間振り返り。

 真っ青な空と透明度の高い海に次々と現れて来る小さな島々をボートでめぐったひととき、ただただ幸せでした。夢をみているかのような心地でした。浅い所でシュノーケリングをするだけでも、海面からサンゴ礁がすぐそこにあるかのようにみえたパラオの海、ブロッコリーやカリフラワーのようなサンゴ礁がたくさんみえました。

 はじめて海をみたのは小学校3年生ぐらいだったでしょうか。海はいいですね、恐怖感と背中合わせですが大きくあたたかいものに抱かれているような感覚がありました。いまは3.11のことを思うとひるみますが空と海をぼんやり眺めているとなんだか大丈夫という気持ちになってくるから不思議です。大丈夫ではありませんが、なぜか大丈夫よといってくれているような気がします。だからフルタイムより少しばかり時間はある今は時々海に会いにいきたくなります。

『地球の歩き方リゾート-319パラオ』より-ロック・アイランド

「🌴ガルメアウス島

 コロールから30分ちょっとで行けて、ビーチも美しく、しかもちょうどいいサイズ。小屋やトイレなどの設備も設置されていることから、利用しやすさはロック・アイランド随一。というわけで、ロック・アイランド・ツアーの定番上陸地となっているだけでなく、地元民のピクニックでも頻繫に利用されているのがガルメアウスだ。

 ビーチの先はストンと落ちていく砂の斜面になっていて、その先はサンゴの広大な群生地。手ごろな海底地形に加え魚の種類も豊かなので、体験ダイビングやカード取得講習の場としても利用度ナンバー1を誇っている。

 当然、シュノーケリングにもグッド。また、周囲にボートダイブのポイントも点在しているから、時期によってはランチタイムを過ごしにくるダイバーたちで大にぎわいを見せることがある。

🌴イノキ・アイランド

 ガルメアウス島の向かいに浮かぶ、プロレスラー・アントニオ猪木氏を名誉オーナーとする島。日本人観光客が珍しかった時代からパラオに足を運んでいた氏に、パラオ人所有者が友好の印として名誉オーナーの称号を与え、プライベート使用を許可しているという形になっている。

 私有地のため一般人が許可なく立ち入ることはできないが、多数のヤシの木がスックと伸びたビーチの沖合いには、保護のために集められた巨大なシャコ貝が無数に置かれていて、シュノーケリングで診ることができる。口が閉まらないほど肉厚に育った1mを超すジャンボなシャコ貝は、一見の価値大。

🌴クジラ島

 こちらも正式名ではなくニックネーム。理由は(写真をみてのとおりの)形に由来する。

 波の浸食で削られた石灰の断崖のみでできていて、ビーチはなく上陸は不可能。とはいえ、ロック・アイランド・ツアーやダイビングツアーの行き帰りに、必ずといっていいほど目にする独特の島影は、パラオリピーターの間で一種のシンボリックな存在となっている。」

                                       →続く



午後だけでもいかなければなりません

2021年12月18日 10時41分54秒 | 日記
 ごうごうと吹き荒れる冷たい風の音に心が折れそうになりますが、午後からだけでも出勤しなければなりません。わずかでも稼がなければなりません。今日はセク〇〇被害を訴える方とは遭遇しません。今週は2回遭遇して、訴えられている方が全く声をかけることができず、直接指示を出せないので他の人が伝書鳩になって指示を伝えている光景に、5人しかいないせまい事務所の中でいたたまれませんでした。やったことのない経理を覚えたいという気持ちもあり、スタートしましたが独特の、略仕方がバラバラの業界用語がつらくて、それ以前のところで気持ちがとん挫してしまいました。

 いちばん収入があった時の4分の1ほどしか稼ぐことができません。生まれる前からの股関節脱臼による変形性膝関節症、手術をしないかぎり身動きとれません。来年どうすればいいのか、全くわかりません。年金を繰り上げ申請すると24%の減額、長い間保険料払ってきたのに、でも私より下の世代はさらに残酷。

 今週、折りたたみ杖を使って初めて帰りの電車の中で優先席を譲られました。わたしより少し下ぐらいの女性でした。おじさんたちは見て見ぬふりか、スマホやタブレット端末をみているので本当に気づいていないのか、昨日は一般席を若い男性が坐りますか?と譲ってくれました。帰りのバスでは優先席にすわっていたおじいちゃんといってもたぶん若いと思いますが譲ってくれました。いずれもお礼を言って素直に坐りました。立ち続けているとしびれがくるので助かりました。いいこともある。

 帰りに遠回りの寄り道でシャンテ行こうかな、昨日はステージ衣装展の写真、駆け足になってしまったので出直したい、それをモチベーションに、部屋の中でも冷たい風が吹き込んでくる中をバスと電車に体を乗せる、一度挫折してしまうともう二度といけないかもしれません。

 つらいニュースばかり、無事に一日が過ぎますように・・・。

星組『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム』-12月17日東京宝塚劇場

2021年12月17日 23時53分24秒 | 宝塚
 コロナ禍となってからの緊急事態宣言によりチケットが3回幻となった星組、2年ぶりでようやく無事に会うことができました。バスに乗り遅れて、さらには電車の遅延により開演時間ぎりぎりとなってしまいましたが無事間違って1枚余分にとってしまったチケットをお譲りすることもできました。当日発券は日時が間違っていないかと入場するまでドキドキ、なかなか慣れません。

 愛ちゃん、(星組への組替えが決まったあと大劇場に星組公演を観劇にきていた愛ちゃんの後ろ姿を客席で見かけたことは別にして)、振り返ると舞台で会うのは宙組『天は赤い河のほとり』以来でした。二番手の美しい大羽根を背負う姿、最初で最後見届けました。学年が下のトップスターのもとへ二番手として異動することになった時退団を決めていたと、「終わりがあるから美しい♪」とみりおちゃんが歌っていますが、覚悟を決めて限りある時間を、全身全霊、命がけで舞台に立つタカラジェンヌの姿は本当に美しい、終わりがあるからこその美しさなのだろうと思います。剣幸さん以来という「おもい出は薄紫のとばりの向う」を銀橋でひとり歌った時の薄紫色の衣装、白軍服に紫色があしらわれていたのは、宙組生だった愛ちゃんへのはなむけなのかな、素敵でした。涙がでました。

 宝塚をみたという満足感で満たされた二本立て、現実を忘れてキラキラシャワーを浴びました。清らかな空気を吸いました。現実にはない、夢と希望がある信じられる劇場でひとときの夢の世界、幸せでした。3,500円の席なんて、何か月もの公演中止と客席半分による損害すごいだろうにおサイフに優しいお値段を維持してくれているの、ありがたいです。

『柳生忍法帖』、

 柳生十兵衛が跳んで歌っていました。片目でここまでやれるのは琴ちゃんの身体能力の高さがあってこそでしょう。役がたくさんあって個性豊かなキャラクターが次々と登場、下級生にいたるまで役をわりふって、原作の雰囲気をそのまま残しながら、上手く宝塚の世界観に昇華させてまとめあげられているであろう作品。娘役さんたちが殺陣をやる舞台、みながらワクワクしてきました。たしかに超シリアスかと思ったらそうでもない?楽しかった、面白かったといあと後味は宙組『エルハポン』と同じ? 原作を知らなくても一応わかる、知っているとたぶんよりわかるようになっていました。

 舞台装置が素敵でした。舞台の上の方にずっと桜が咲いていたのが、半ばぐらいから紅葉になっているというさりげない凝り具合、映像の使い方もさりげなく、盆は回らなかったと思いますがいつの間にか舞台が転換されているというストレスフリー、琴ちゃんがナウオンステージで話しているように、鶴ヶ城の描き方も素敵でした。


『モアー・ダンディズム』、

 宝塚らしい美しさにあふれた岡田敬二先生の世界観、パステルカラーのお衣装に、娘役さんたちの大きな帽子、エピローグのあざやかな4色のスーツでかっよく素敵に踊るところからワクワク、テンションあがってスピード感のあるショーではないのに気がついたら有沙瞳ちゃんがエトワールでおりてきてフィナーレでした。ロマンチック・レビューシリーズの美味しいところが詰め合わさったショー、こっちゃん、芝居を1時間半やったあとでまた跳んでるし、歌っているし、ほんとにすごい。ひっとんは可愛いうえに艶やかさが加わって、大人っぽく、より美しくなりました。ひっとんは花組時代の呼び方でいまはなこちゃんなのかな、わたしはずっとひっとんと呼びたい。こっちゃんとひっとん、トップコンビを組んで2年、熟成されてきていると感じました。せおっちが杜けあきさんの「ラ・パッション・ダムール」を鮮やかなグリーンをあしらった衣装でひとり歌ったの、なんだか胸あつでした。

 一人一人、場面場面を細かく書きたいところですが今はここまで。
 
 たまたま観劇前に読んだ積読本の記述で少し予習ができたのは幸いでした。

『東北歴史紀行』より-「いざたどらまし<会津嶺の国>」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/6bc2cf60eff49f4a242bee48e9a6cdca

お客様に何かを残せるように・・・
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/9c6ba7b7faf04aa63b6c69087f5bb320


今年も東京宝塚劇場のクリスマス・ツリーをみることができました。オーナメントは★。







 外は冷たい風が吹き荒れていて、冷たい隙間風が部屋の中に入ってきていますがまたバスと電車に体を乗せて1時間半近くをかけて出勤するのか、そこまでしていくところではないと思っても今は他にない、行かなければわずかでも稼ぐことができない、現実はどんよりすぎる・・・。

無事に往復できますように

2021年12月17日 11時21分19秒 | 日記
 出勤の翌日、体はつらいですがそれ以上に心がつらい、死なないために日比谷へ。2年ぶりの星組さん、当日発券は毎回ドキドキします。友の会のカードとWEBの予約明細の画面を何度も確認しました。無事に往復できますように。明日はまた極寒?!そんなことは知らない、今日は今日のためにある。観劇のためにある。開演にまにあって、無事チケットもお譲りできますように・・・。

 宙組さんの退団発表、まかキキは辞めない、よかった・・・。