たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

もう行かないほうがいいのかもしれません

2021年12月01日 23時59分57秒 | 日記
 わたしを含めて5人しかいないせまいところでというべきなのか、5人しかいないせまいところだからと考えるべきなのか、どちらかはわかりませんが、悪いことは後出しじゃんけん、定年退職したおばちゃんが不満もっていて悪口いいまくっているという話は顔しらないので会ってもわからないしどうでもいいとしても、セク〇〇被害を訴える方が緊急事態宣言終了により出勤してくるようになった空間に坐っていなければならないのは、生まれる前からの右足股関節脱臼により手術を告知されたわたしにはひじょうにきつい。いやわたしでなくてもたぶんせまいところでかなりきつい。周りがただただ大変というつぶやきをみかけて、けっこう今社会の中で起こっていることなのかなと思ったり。ググってみるとたぶんパラノイア、勉強したのにすっかりわすれていましたが統合失調症の被害妄想とは明らかに違う、病的レベルで妄想だけが起こっている。事実無根なのでいざとなれば法的手段も辞さないかまえのようですがすごく難しいこと。一度事実が頭の中でつくられてしまうとそれが当人の中では事実となる。どんなリスクをはらんでいるかわからないので同性とはいえ、出勤して遭遇したら目をあわせない、声をかけられないようにとしています。それが正解かはわかりませんがきかされた以上そうせざるを得ない。トイレに立つ度にデスクの引き出しに鍵をかける音が大きくきこえるので背中が寒くなっています。そんなこんなで誰もいい去り方をしていないと後出しじゃんけんで知らされることとなり、せまいせまいところでなんともいたたまれないピリピリとした空気、多くて5人なので人のざわめきはなく、ここで粛々とパソコンの入力、ほんとうはもう行かないほうがいいのかもしれません。でも変形性股関節症の、医師によっては末期との診断で手術しないかぎりまともに歩くことはできない状況で動きようがありません。これからどうすればいいのか全くわかりません。

 総合病院の医師は末期ではないとの診断、たしかに痛み止めをのまないといられないほどではまだありません。お風呂のマッサージとストレッチなどでなんとかなっています。折りたたみ杖が手放せなくなりましたがないと歩けないわけではありません。いつどうなっていくのかわかりません。結局体がダメになると体よりも先にメンタルがやられるんだなとわかりました。痛み止めがないといられなくなるとうつにとりつかれてメンタルがもたなくなるので手術を決断せざるを得なくなると、相談の中でそういう話をきくと相談窓口の方が話してくれました。コロナによりあらわになった希望のない日本、社会保険料と税金あがるばっかりで将来不安でいっぱいなのはわたしだけではないでしょう。みんな不安なのでしょうがまともに歩くことができない状況ではさらにきつい。不安強すぎ、夜静かになると落ち着かず眠れません。なんとかバスと電車に体を乗せて出向いたかかりつけ医でメンタル医療機関を受診した方がいいと言われてしまいました。不安をとりのぞく薬をのんだ方がいいと。不安の理由は明確だし、薬で不安のもとになっている事実ががなくなるわけではないと思ってしまってはいけないのでしょう。明日はキャトルで『プロミセス・プロミセス』の舞台写真を買いたいという目標があるから行くべきか。でもたぶん続けることはむずかしいと言った方がいいのか。どこを彷徨っても余裕がなく、みんなきつい。小泉政権の規制緩和、一部上場企業の四半期決算あたりから社会全体がおかしくなり余裕がなくなったと感じます。コロナでその姿があらわになりました。これからどうすればいいのか、先は全くわかりません。

https://twitter.com/hiroshisj

「物語は、途中で終わってしまえば意味がありません。最後まで書き上げたときに意味が生まれるのです。わたしたちの人生もそれと同じ。意味があるから生きるのではありません。最後まで生き抜くからこそ意味が生まれるのです。」
『こころの深呼吸~気づきと癒やしの言葉366』(教文館刊)



『アガサ・クリスティー自伝』(下)_「第九部マックスとの生活」より

2021年12月01日 16時28分33秒 | 本あれこれ
『アガサ・クリスティー自伝』(下)_「第九部マックスとの生活」より
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/4626f5a6754ba0c3f33e9deaa10c0c3f



「わたしが『そして誰もいなくなった』を書いたのは、書くのが非常にむずかしい思いつきに魅せられたからだった。10人の人がばかばかしい感じにならずに殺され、また殺人者がはっきりしないようにしなければならなかった。大へんな量の草案を作ってからわたしはこの小説を書き、その結果に満足だった。率直、明快でうまく裏をかき、しかも完全に理にかなった解明があるーー実は、その説明のために結びの言葉がなくてはならなかった。それはよく受け入れられ、また批評もよかったが、ほんとに満足していたのはわたし自身だった、というのはどんな批評家よりもわたしの方がそのむずかしさがよくわかっていたからである。

 やがてわたしはもう一歩踏みだした。これを劇化することができたら、どんなにすばらしい見ものになるだろうと考えた。一見、それは可能のようだった、というのは誰も説明をするものが後に残されてはならないのだから、相当な範囲に話を変えなくてはならなくなる。わたしには原作の一箇所を変更することで完全にいい劇にできそうに思えた。人物の中の二人を無実とし、結末で再会させて苦難から無事のがれさせる。これは元の動揺<10人の小さな黒人の男の子>のある版には終りがこうなっているー”彼は結婚して、そして誰もいなくなった”というのだから、そのオリジナル精神に反していることにはならない。

 わたしはその劇を書いた。あまり歓迎されなかった。”上演不可能”という判決だった。チャールズ・コクランは、しかし大へんこれが気に入っていた。何とか上演しようと努力していたが、後援者の賛成を得るまでの説得は残念ながらできなかった。みんなはおきまりの文句を並べ立てたーー上演不能、演技不能、観客はただ笑うだけ、全然緊張感なしなど。コクランはみんなの考えには同調できないと強くいったが、結果は同じだった。

「きっともっと運のいい時がありますよ」と彼はいった、「わたしがこの劇の上演を見たいですから」

 やがてわたしにもチャンスがやってきた。」

(『アガサ・クリスティー自伝(下)』乾信一郎訳 早川書房 1982年8月10日5刷、331-332頁より)

宙組ブロードウェイ・ミュージカル『プロミセス、プロミセス』-東京公演開幕

2021年12月01日 01時05分11秒 | 宝塚
宙組ブロードウェイ・ミュージカル『プロミセス、プロミセス』-ライブCD発売予定
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/1a44ea709837beb21902c2346b6e9c97

 キキちゃん、みなさま、東京建物BrilliaALLの初日、おめでとうございます。心配なニュースばかり、千穐楽まで無事に公演できることを祈っています。つぶやきでみかけたところでは初日からルイマキセくんが元気いっぱいの大優勝、二役で大変かと思いきやものすごく楽しんでやっている様子とな、女役ではコートの中にいるフクロウを呼んでいた?男役に戻った時はキキちゃんにアドリブでもう一人妹さんいませんかってつっこまれていた?さすが宙組の元気印。歌うまいし芝居もできるし頼もしい存在。最近オンデマンド配信でみた『ヴァンパイアサクセション』のナウオンステージでは真風さんがとにかく舞台に出たくてうずうずしていたって話しているし、『フライングサパ』のナウオンステージではまかキキがルイくんが今回もあばれています、以上って。舞台も映像もみることはできないので想像の翼を大きく羽ばたかせましょう。カーテンコールで副組合長の松風さんからもキキちゃんからも映像に残らないので記憶に残るような作品にというお話があったのかな。キキちゃん、宝塚の喜劇王って紹介された?クリスマスツリーが一幕終わりあたりから登場するのかな。オーナメントは宙組生たちが画用紙にクレヨンでかいたものだというお話がキキちゃんからあったとか。どれがキキちゃんのかいたものかは内緒だったとか。観劇された方々のつぶやきを読んでいるだけでも楽しさが伝わってきます。

 梅田芸術劇場の舞台写真がキャトルレーヴで販売開始となりました。著作権の関係でかな。ネット販売はなしとのこと。今日帰りに有楽町まで足をのばせばよかったですが脳ミソと心が疲れすぎて至りませんでした。木曜日、また極寒となるようですが帰りにシャンテのキャトルレーヴにいくことを目標とすれば出勤できるでしょうか。このモチベーションがないともう吐きそうで二度と行くことはできないかもしれません。帰りにキャトルレーヴへ行って、いつものちゃんぽん食べてイルミネーションの写真撮るという目標があれば行けるかもしれません。キャトルレーヴに行こう。売り切れませんように・・・。

https://www.tca-pictures.net/goods/bromide/2111415b.html

 東京建物BrilliaALL、行ったことないし、医師によっては変形性股関節症の末期と診断された足で池袋まで行くことはもうできそうにありませんが、2階席、3階席の後方になると手すりで舞台がみえないとか。梅田芸術劇場公演でキキチャックさんのお部屋が話題になっていましたが、松井るみさんの舞台装置がさらに物語性をもったものになり、手すりでみえない舞台前方は使っていないのでストレスフリーでみることができたとか。素晴らしいですね。松井るみさん、鮮烈な記憶としては宝塚では、花組『ハンナのお花屋さん』、東宝では『1789バスティーユの恋人たち』、演出が新しくなった『モーツァルト』、最近では大我君主演『ニュージーズ』も松井るみさん。HPの作品歴を拝見すると何度かみています。オンデマンド配信中の花組『愛と革命の詩』も。原田先生演出の舞台、多いですね。ほとんど中止となってしまいましたが紅ゆずるさん主演『エニシング・ゴーズ』も。みたい、みたい、みたいけどみることできないので『プロミセス・プロミセス』はみなさまのイラストと想像の翼で楽しもう。

http://www.centreline.org/rumimatsui/works/

 劇場には夢と希望がある、現実にはない夢と希望があると思える場所、12月の星組東京宝塚劇場、1月の雪組東京国際フォーラム、2月の花組東京宝塚劇場、おサイフにやさしいチケット代で当選できているからまだ死ぬわけにはいかん、それまで生きていないといけない。こんな時こそ、全身全霊の舞台を届けてくれること、ほんとうにありがたい。だから生きていることができます。なかったらとっくに生きるエネルギーを失っているかもなあ・・・。