宝塚大劇場、雪組『ファントム』観劇日帰りバスツアー、無事に行ってきました。歌うまトップコンビの舞台をみたいと大人気だそうで郷里近郊の同じ地域から他にも何台もツアーバスが出たとのこと。私が申し込んだときには人が集まらず催行未定といわれた場所からのツアーバスも出たそうです。駅から遠く徒歩圏内に店もない生活になったので久しぶりの人混みでした。今年のお正月に遠征したときはまだ帰郷することを考えていなかったのでこうしてまた宝塚大劇場に行けたのがなんだか夢のようです。高層ビルの1階にある東京宝塚劇場と違ってお城。ディズニーランドと同じ、建物全体が夢の世界。定員数多いし、2階席の座席も通路も広くてびっくり。劇場内も広くシャンデリアもさらに豪華でなんだかとってもヘンな感じでした。
小雨の花のみち。
小雨の宝塚大劇場。
カフェテリア前。
12時頃到着したのでまずはカフェテリアで腹ごしらえ。
公演デザートはこの時食べておくべきでした。
次回はそうしましょう。
劇場内、タカラヅカスペシャルのポスター。
申し込んだときにはずっと先のことのように思え、朝のバスに間に合うかとあれほど緊張していたのが終わってしまうと寂しくなんだか虚脱感。帰ってくるのに駅からタクシー代が1,000円を超えるのは参りますがこの世にいる間だけなのだと思うと惜しむわけにはいかないですね。
初めて望海風斗さんの舞台を拝見。オペラグラスで追った横顔はまるで彫刻のように美しく、母の面影をみたクリスティーヌへのひたむきな愛は真っすぐ純粋でかぎりなくやさしいエーリックでした。8歳の時、泉に映った自分の顔の醜さにおののき、でも母は美しいと言ってくれた、可愛がってくれた。その母が亡くなると、父とは名乗ることができないまま、エリックを育てたキャリエール。終盤、エリックが生け捕りにされようとする前の彩風咲奈さん演じるキャリエールと望海風斗さん演じるエリックとの銀橋での会話。エリックは背中を向けたままキャリエールに、あなたは母のことをよく知っていたのですか、とたずねます。よく知っていたと答えるキャリエール。キャリエールが父だと知ったエリックは、警察に包囲された今、いつかあなたの手で眠らせてほしいと、キャリエールの手で神に召されていくことを望みます。ああといった表情でその望みはいつか叶えようと答えるキャリエール。その答えに安堵したかのように優しく微笑むエリック。この表情が望海さんのエリックなのかなと。すでに自分の手でエリックを葬り去らなければならない日が近いことを心のどこかで覚悟しはじめていたキャリエールの言葉もあったかくてやさしくて、父に甘えるエリックと、エリックを包み込むキャリエールの姿はほんとの親子のようでした。彩風咲奈さん、上背があり足長くって素敵でした。歌はちょっとビミョウかなとも思いましたがダントンといい、芝居心はいいですね。
歌うまトップコンビの歌声が心地よく劇場内に響いた2時間半の舞台。クリスティーヌが、二幕でエーリックに仮面をとった顔をみせてほしい、私にはあなたの心がわかる、驚かない、大丈夫と言っておきながらエーリックが仮面を外すと叫び声をあげて逃げていってしまう場面、初演でも強烈に印象に残っています。エーリックにとって残酷すぎてしまい言葉を失います。真彩希帆さん演じるクリスティーヌが生き生きと可愛らしく、歌声が澄み切って美しければ美しいほど残酷に思えてしまって、なんとも切なく哀しい物語だなと。『オペラ座の怪人』とはまた味の違う『ファントム』。望海さんの横顔が生ける彫刻のように美しいのでエーリックが醜いというのがいい意味で説得力がなく、20年ぐらい前にみた映画版オペラ座の怪人などは、ファントムが次々と人を殺めていく残忍さが強調されすぎていて好きになれませんでしたが、宝塚の舞台は終始美しく、どこか儚くて幻想的でした。だから宝塚ですね。望海さんの美しいお顔を拝見するだけでも十分に価値のある舞台だと思います。プログラムの写真も幻想的でとてもつなく美しい。はあっとため息。
夏には行けるとは全く思っていなかった、歌劇の殿堂の中で開催中の「エリザベート展」もゆっくりとみてきました。宝塚大劇場はとにかく広いお城でした。お正月の遠征写真もまだ整理しきれていないので少しずつ、少しずつと思います。
ぽうっとなっていますがそろそろお風呂に入って休まねばです。今月はまだまだ観劇の予定。遊び尽くしたら次の仕事を見つけていくことを考えないといけないですが今しばらく夢の世界にひたっていたい。生きている間だけだと自分に言い訳しながら、今しばらくげんじつとうひ・・・。
小雨の花のみち。
小雨の宝塚大劇場。
カフェテリア前。
12時頃到着したのでまずはカフェテリアで腹ごしらえ。
公演デザートはこの時食べておくべきでした。
次回はそうしましょう。
劇場内、タカラヅカスペシャルのポスター。
申し込んだときにはずっと先のことのように思え、朝のバスに間に合うかとあれほど緊張していたのが終わってしまうと寂しくなんだか虚脱感。帰ってくるのに駅からタクシー代が1,000円を超えるのは参りますがこの世にいる間だけなのだと思うと惜しむわけにはいかないですね。
初めて望海風斗さんの舞台を拝見。オペラグラスで追った横顔はまるで彫刻のように美しく、母の面影をみたクリスティーヌへのひたむきな愛は真っすぐ純粋でかぎりなくやさしいエーリックでした。8歳の時、泉に映った自分の顔の醜さにおののき、でも母は美しいと言ってくれた、可愛がってくれた。その母が亡くなると、父とは名乗ることができないまま、エリックを育てたキャリエール。終盤、エリックが生け捕りにされようとする前の彩風咲奈さん演じるキャリエールと望海風斗さん演じるエリックとの銀橋での会話。エリックは背中を向けたままキャリエールに、あなたは母のことをよく知っていたのですか、とたずねます。よく知っていたと答えるキャリエール。キャリエールが父だと知ったエリックは、警察に包囲された今、いつかあなたの手で眠らせてほしいと、キャリエールの手で神に召されていくことを望みます。ああといった表情でその望みはいつか叶えようと答えるキャリエール。その答えに安堵したかのように優しく微笑むエリック。この表情が望海さんのエリックなのかなと。すでに自分の手でエリックを葬り去らなければならない日が近いことを心のどこかで覚悟しはじめていたキャリエールの言葉もあったかくてやさしくて、父に甘えるエリックと、エリックを包み込むキャリエールの姿はほんとの親子のようでした。彩風咲奈さん、上背があり足長くって素敵でした。歌はちょっとビミョウかなとも思いましたがダントンといい、芝居心はいいですね。
歌うまトップコンビの歌声が心地よく劇場内に響いた2時間半の舞台。クリスティーヌが、二幕でエーリックに仮面をとった顔をみせてほしい、私にはあなたの心がわかる、驚かない、大丈夫と言っておきながらエーリックが仮面を外すと叫び声をあげて逃げていってしまう場面、初演でも強烈に印象に残っています。エーリックにとって残酷すぎてしまい言葉を失います。真彩希帆さん演じるクリスティーヌが生き生きと可愛らしく、歌声が澄み切って美しければ美しいほど残酷に思えてしまって、なんとも切なく哀しい物語だなと。『オペラ座の怪人』とはまた味の違う『ファントム』。望海さんの横顔が生ける彫刻のように美しいのでエーリックが醜いというのがいい意味で説得力がなく、20年ぐらい前にみた映画版オペラ座の怪人などは、ファントムが次々と人を殺めていく残忍さが強調されすぎていて好きになれませんでしたが、宝塚の舞台は終始美しく、どこか儚くて幻想的でした。だから宝塚ですね。望海さんの美しいお顔を拝見するだけでも十分に価値のある舞台だと思います。プログラムの写真も幻想的でとてもつなく美しい。はあっとため息。
夏には行けるとは全く思っていなかった、歌劇の殿堂の中で開催中の「エリザベート展」もゆっくりとみてきました。宝塚大劇場はとにかく広いお城でした。お正月の遠征写真もまだ整理しきれていないので少しずつ、少しずつと思います。
ぽうっとなっていますがそろそろお風呂に入って休まねばです。今月はまだまだ観劇の予定。遊び尽くしたら次の仕事を見つけていくことを考えないといけないですが今しばらく夢の世界にひたっていたい。生きている間だけだと自分に言い訳しながら、今しばらくげんじつとうひ・・・。