たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『ラブ・ネバー・ダイ』_狂おしい男女の愛とオペラへの愛_扇田昭彦(1)

2015年12月29日 11時05分53秒 | ミュージカル・舞台・映画
 2014年3月から4月にかけて日生劇場で上演された作品。振り返れば労働紛争の前兆戦となる頃の観劇でした。あの言葉に言いようのないモヤモヤは二度と経験したくありません。サーカスのような、おとぎの国のような舞台装置に辛さを忘れさせてくれたひとときでした。
携帯で撮った写真をいまだアップロードできていません。

『ミュージカル』2014年5月-6月号より、今年他界された扇田昭彦さんの書評を引用します。

「今春のミュージカル界の一番の注目作は何と言っても、アンドリュー・ロイド=ウェーバー作曲の傑作『オペラ座の怪人』の続編『ラブ・ネバー・ダイ』(ベン・エルトンなど脚本、グレン・スレイター歌詞)の日本初演である。ホリプロ制作の日本語版が日生劇場に登場したのだ。(竜真知子訳・訳詩、塩田明弘・指揮。3月12日-4月27日)

 この作品は2010年にロンドンのアデルフィ劇場で初演された(ジャック・オブライエン演出つ)

 私はその舞台を観て、ロイド=ウエーバーの華麗な音楽と、ヒロイン役のシェラ・ボージェスの歌唱力に感心したが、舞台にはあまり心を動かされなかった。」