http://www.afpbb.com/article/politics/2385767/2887155
【5月1日 AFP】米中央情報局(CIA)のマイケル・ヘイデン(Michael Hayden)長官は4月30日、中国が「きわめて急速かつ広範囲」に軍事力を増強していることは「厄介だ」と述べ、警戒感を示した。ヘイデン長官は、カンザス州立大学(Kansas State University)で行った講演で中国について、湾岸戦争とイラク戦争から徹底的に学んだ先端兵器の開発・導入により軍事力の近代化を進めていると指摘。
中国が新たに獲得する能力は中東地域における米軍や米国の国益に対する驚異となりうると警告し、「西欧の覇権による2世紀が続いた後、中国はその力を示そうとしている。高度な軍事力は大国の地位に欠かすことのできない要素とみなしている」と批判した。
また、国家安全保障局(NSA)長官を務め空軍大将でもあるヘイデン氏は、中国の政権が交代したり民主化したとしても、中国は似たような国家目標を掲げるという米情報筋の見解を披露し、「中国の軍事力増強が厄介なのは、台湾に対し長年中国が抱いている意図について、懸念が高まるからだ」と語った。(c)AFP
環球時報や国際先駆導報あたりが全力で釣られそうなネタなのだが、ざっと見脊髄反射の反駁記事はおろか、事実記事も新華ネットにはのっていない。
上野のパンダが死に、代わりのパンダの貸し出しを日本政府が切り出した件など、喜んで食いついてきそうなネタにもまったく沈黙。
それもそのはず、反仏デモが再燃、外圧にいちいち反応していられる状態ではないようだ。
・カルフールに再び抗議デモ・北京、若者ら数百人【和文/日経】
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080501AT2M0101U01052008.html
まあ、「中国の聖火」が海外で侮辱され、それに対抗した「華人」が、あれだけ外国で派手に立ち回ったニュースを見せられれば、愛国心に燃える真の中華民族なら、祖国を侮辱する退廃した西側の象徴に打撃を与える事を躊躇するはずがない。
新華ネットの沈黙からは、北朝鮮のミサイル実験の時のように、上の根回し(もしくは闘争)の様子を伺っているような感じがする。
5月4日も近いし、チベット亡命政府と協議すらしていないのに、これでは先が楽しみではないか。