時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

狼少年と国家破綻

2007年02月22日 | 国家破綻
「狼少年」というと、狼に育てられた少年の話を思い浮かべる読者がいるかもしれない。あるいは、ローマ建国の話を想像された読者もいるかもしれない。まさか、「狼少年ケン」を思い浮かべた読者はいないだろうが。
しかし、編集長がここで述べたいのは、イソップ物語の「羊飼いと狼」の話である。
話の内容は良く知られているので、繰り返さないが、「ウソをついていると肝心な時に誰からも信用されなくなる」という教訓に満ちた物語である。
しかし、この物語の大切な教訓は実はもう一つある。それは「狼は必ずやって来る」ということだ。羊を飼っているのだから、いつか必ず狼に襲われる時が来るので、けっして油断のないようにというのが2つ目の教訓なのである。
さて、編集長は、けっして国家破綻の待望論者ではない。一方で、国家破綻などは絶対にあり得ないとも思っていない。
しかし、国家破綻になっても自分だけは助かってやろう、などとセコイことを考えて、せっせと財テクに励んだり、海外に資産を移したりするつもりも毛頭ない。
今までの記事でも書いたとおり、財テクも所詮はギャンブルである。また、日本も海外も、どこにでも何らかの危険はある。過去においては、日本の国家破綻を真剣に心配したこともあったが、そもそも、自らの人生そのものに何の保証もないではないか。天国からの迎えが来るのは、明日かも知れないし、明後日かもしれないのに、そんなことを考えても仕方がないと思うようになった。
そんな不確実なことを考えるよりも、日本が財政破綻しないように、そのギリギリまで政府に対して最大限の努力をするよう力を尽くすことにした。
同時に、財政破綻の原因となる莫大な借金を作った自民党、この張本人にこれ以上は政権や地方自治を担当させるべきでないことを読者諸兄に訴えている。
今までと同じように借金を垂れ流していれば、「破綻は必ずやって来る」であろう。これが狼少年の教訓である。
しかし、まだ国家破綻、財政破綻は回避できると編集長は思っている。それは、今後の国民の間違いのない選択にかかっていると考えている。


最新の画像もっと見る