ヴェネツィア本島に戻って3月22日通りってのを歩いてみよう。
リアルト橋~サンマルコ広場の間は何度も歩いたが、
それをはずれたところはあまり歩いたことがない。
途中までは要所で地図を確認して居場所は確認していたが、
そのうちにどこにいるか分からなくなった。
ここどこだ?
サンタルチア駅~リアルト橋~サンマルコ広場の縦のラインの周辺は道しるべが
いっぱいあるが、はずれたところだとそれがあまりない。
アカデミア橋の周辺にいると思うんだがな。
ここどこだ?カンで歩いている。
ここどこだ?なに教会っていうの?
ここどこだ?なに広場っていうの?
・・・てなこと思いながら自由に歩くのも楽しい。
同じ迷うにしてもザダルは
・の中
・足元ぐじゃぐじゃ、体びじゃびじゃ
・タイムリミットがある
・終わりのメドがたっていない
で悲惨だった
よく切り抜けたぞと今になって思う。
ようやく分かるところまで来た。
今日が最後の宿泊だし、お土産はある程度今日中に買っておきたい。
女性陣(ほとんど身内だが)にはブラーノ島産のレースを・・・と思って
探したがなかなくなく、ようやく見つけたお店へ。
無難なところでハンカチでいいか。選んでレジへ。あげる人ごとに紙袋に
入れてもらうと(アリガトウゴザイマス)、お店の紙袋に日本語が入っているのに気づいた。
それを言うと
「日本のガイドブックに載ったので日本のお客さん多いんですよ。お店の外に出てますよ」
と言われて案内された。「るるぶ」かな?
本島に戻ってきた。
駅前のチケット売り場、このときも並んでる。
並んでいる人たちを横目にヴァポレットに乗ってリアルト橋まで。
サンマルコ広場に行くには、リアルト橋で降りて歩いた方が速いとみた。グランドカナルはここから大回りになるし。
暖かくなってきてサンマルコ広場でアイス!ラズベリーだったかな?青空も見え始めている。
さて、ここからヴァポレットで行くのは・・・
あの島へ!対岸のサン・ジョルジュ・マッジョーレ島へ!
船の中から振り返って見るヴェネツィア本島
この風景だ。これを撮るために持ってきた本を取り出して一枚。
本なしで一枚
角度を変えてもう一枚。もうちょっと船の往来があればよかったんだが。
これはカメラで撮ったものだが、タブレットで撮るのは難しかった。平坦でつかむところがなくて、片手で持ってさらにシャッターを押すんだから。
解説によるとこの絵はカナレットの「キリスト昇天祭におけるプチントーロの帰還」というそうだ。カナレットという画家は調べてみたら18世紀の画家。18世紀(多分もっとはるかに前から)と同じ風景を見てるってすごすぎる。ナポレオンもこの風景を見たんだろう。
そして教会へ。
塔は登ったことあるから今回はいいかなと思ってたけど、来てみたらやっぱり上に行きたくなった。エレベータ乗り場が分からずちょいと時間がかかったけど。
隣のジュデッカ島。ついこの間まで、今いる島がジュデッカ島っていうんだと思ってた。
雲もまだかなり残っているが、いい感じじゃないか。
高いところ上るとずっと見ていたくて、なかなか降りられないタイプだ。
大運河が終わるところの対岸も見所がありそう。明日行ってみるか。
ようやく降りて
最後にもう一枚
お昼食べている間に少し雨が小降りになった。初めて本島以外の島に行ってみることにしたのだった。ガラスでおなじみのムラーノ島へ。もう一つくらい行ってみたかったんだが、時間的に遠いところは厳しいかな・・・ってことで近いところで。
まずはヴァポレットでサンタルチア駅まで。ここで別のヴァポレットに乗り換えるのだが、乗り場が分からずうろうろ
あきらめかけたときに乗り場を発見。
出発!
どこいくの?
本島の出口
メストレへ向かう電車が見えた
着陸直前の飛行機が見えた
追い抜かれた
あれがムラーノ島かな?
到着
本島の運河周辺と比べると少し素朴な感じがする。
教会の中
ガラス店はいくつもあって中に入って見てみたり。ガラスはお土産には適さないかな~。割れちゃうかもしれないし。店内の写真を撮るのははばかれたので外から一枚だけ。店内の商品だけでも楽しめたんで、お店ごとにチップを入れる箱でも用意すればいいのに・・・と思った。
帰りますか
本島に戻る途中で少し明るくなってきた。いいぞ
ドゥカーレ宮殿を出るとやはり雨が降り続いている。身を挺して守ってくれている傘を差しながらの街歩き。
雨が強くなって、本当なら人でいっぱいのはずのサンマルコ広場もこの閑散ぶり。その代り回りの建物の下には雨宿りする人がいっぱい。
かくいう自分も、ドゥカーレ宮殿で買ったチケットで入れるコッレール博物館に避難。雨宿りに使って申し訳ありません。
ホントに毎日のようにどこかで雨に降られる旅行だった。
少し雨が弱くなって外に出て昼飯タイム。うろうろしたあげく、カジュアルな店に入ってしまった。
ナポリタン
今回も失敗の部類だなぁ。
まずは中庭に出て・・・
美術館と変わらない
今どこにいるのかを把握するのに時間がかかった。何しろフロアを勘違いしていて、部屋の形状が見ていた図と全然違ったんだもの。
ヴェネツィア1500年(?)の歴史を感じながら回った
ここも(ヘボい)写真の紹介だけにしよう
今までは外から見ていたため息橋から
みんなこっち見てる
最後の土産物屋にはなんと塩野七生さんの本まで
・・・うそうそ
ヴェネツィア連泊の1日目、この旅行で唯一の散歩するつもりのない日・・・
朝から雨だ。数年前までは自分が旅行行くときは雨は降らないものと思ってたほどの晴れ男だったが、完全に今回は自分が雨を連れてきているかのよう。どこ行っても雨だ
ちょっとだけ外に出ようと思ったが、玄関閉まってる。フロントに誰もいないし部屋戻って今日の予定でも立てるか(多分その通りにならないだろうけど)。
朝食開始の7時になって2Fの食堂へ。ちょっと狭いかなぁ。
こんなものいただきました。コーヒーか紅茶はホテルの人が淹れてくれる。★★ホテルとしては上々ではないか。フルーツジュースがおいしいのでお代わり。
全然雨やまないなぁ。。。と思いながら風呂入って支度して。。。
まずは楽しみにしていたドゥカーレ宮殿へ。混むという話だったので、この日の朝一で行くことにしていた。雨で皆さんの出足が鈍れば雨もまた良しなのだが。
(ほぼ)俺だけのサンマルコ広場。8時過ぎてこんなに閑散としているのはやっぱり雨の影響だろう。
鳥たちのサンマルコ小広場
オープンの10分くらい前。思っていたより待っている人が少ない。これならそれほど待たずに入れそうだ。
8:30になって入場。他のいくつかの施設も入れるチケットで20ユーロ。海の都の物語読んどいてここに入らないわけにいかない。
ホテルの前から道なりに歩いていくと
数分でサンマルコ広場。近い!ここからなら暗くなっても迷わずホテルに戻れそうだ。
ヴェネツィアは三回目だけど、海の都の物語を読んでからは初めて。
ドゥカーレ宮殿を見てもいままでより重みを感じる。
レパントの海戦も確かここから話が始まったんじゃなかったか?
ポレチュでも見たCasablanca、さらにBreakfast at Tiffany's。
Please Doc, Please understand.
I love you but I'm not ルラメイ any more.(ルラメイはスペルが分からない)
アメリカ滞在時代、グレイハウンドによく乗って旅行した。
バスが出るときはこのシーンが思い出され、このセリフのあとのMoon Riverの演奏が
聞こえてきたものだ。残念ながら見送るホリーはいないわけだが。
ついでに言うと、Breakfast at Tiffany'sを実際にやったことがある。
映画ではタクシーはダウンタウンから向かって行ったが、行った当時は一方通行が逆になっていて、
南下してティファニーで降りたのだった。
サンマルコ広場からリアルト橋へは、よほどあさっての方に行かない限り、
案内板があるので迷わない。僕でさえ迷わない。最短距離だったかどうかはおいとこう。
何度見ても(・・・って、ヴェネツィア三回目だけど)ここからの絵はいい。たとえ天気が悪くても。
リアルト橋近く、大運河沿いのレストランは一人じゃちょっと入りにくいかな・・・ということで、
その周辺を歩いていたら、まずい、こんな店見つけちゃった。
でも、お昼は失敗したから夜は安全策を取るなら候補に上げられる。は
しかも安い!WOKじゃなくて結構しっかりした風なお店なのに。
いやいや、海外に出てチャイニーズは避けるんだ。。。ということで、
後ろ髪を引かれながらも再びサンマルコ広場へ。
今度はまっすぐ行かずに適当に回り道しながら。
と、向かう途中でスーパー見つけた。
街中だと水が2ユーロくらいするのに、ここなら1ユーロもしない。買っとこ。
しかし、味のする飲み物は好みのものが少ない。ということは当然NESTEAもない。
スーパーで水だけ買うってのもなんだし、味のするやつも買っとこう
(あとで飲んだらあまりおいしくなくて半分も飲まずに捨てた)。
安いからまた水の補給に来たいところだが、ここはヴェネツィア。
二度と見つけられない自信がある。
「夜の帳も降りて」ってとこですかね。自分では初めて使った言葉なので、
適切な表現なのかちょっと自信がない。
夜風につられてセレナーデ
まさに夜風につられて、下手な歌だって歌えてしまうよセレナーデ
サンマルコ広場のカフェ前楽団の一つ。
歩きながら夕飯の食べられる場所を探していた。
懲りもせず「やっぱりシーフードパスタだろうなぁ」と思いながら探していた
(多分、国内ではシーフードパスタなんて一度も食べたことがない。
パスタ食べるなら一にカルボナーラ、二に・・・やっぱりカルボナーラかなぁ、
そもそもパスタを食べにお店に入ることが滅多にない)
しかし、さっきの安い中華料理でスイッチが入ってしまったか、
目に入った別の中華料理屋さんに入ってしまった。チャーハンがおいしそうに見えたんだもの。
まずはスープが来て
そしてチャーハン。WOKとは違うんだろうな。
見た目も色がちょっと輝いている風にみえなくもない。とはいえチャーハン。
とはいえごちそうさま。
チェックを頼むと、食べたもの以外にも何か2ユーロくらい追加されている。
「これ何ですか」と聞くと「席代」。チャーハンが10ユーロ程度の店でも席代あるのか。
ヴェネツィアの夜は明日もある。今日はこの辺でホテルもどるか。
ヴェネツィア三度目だけど、駅を出たところの運河を見ると心躍るなぁ。
雨降ってるけど。
駅前のヴァポレット乗り場へ。二泊するから48時間券を買おう。
値段は・・・30euro!こんなに高かったっけ。1回券でも7.5euro。
1euro=130円とすると30euroだと1000円近い。
東京から電車だとどこまで行けるんだろう・・・?とか考える小市民(西に向かうと藤沢までだった)。
我ながらイヤだねぇ。
係員の案内で、リアルト橋までノンストップのヴァポレットに乗れた。
混んでて座れない。。。その分、外見よう(お子ちゃまだね)
リアルト橋をくぐったところで降りる。
ホテルはリアルト橋とサンマルコ広場の間。本島のホテルは高くなってる。
6年前に来て泊まったときはリアルト橋近くのホテル(★★)が7000円くらいで
取れたのでそのつもりでいたら、そのホテルは10倍近くの値になってたw(*゚o゚*)w。
どうにか一泊10000円ちょっとのホテルを探して、早めに予約したのだった。
ホテルの場所は「リアルト橋から大運河沿いに歩いて運河を一つ渡ったところを
左に曲がってまっすぐ」と覚えていた。またしてもアバウトな覚え方。
モスタルやザダルでひどい目にあっているのに。ましてや迷路ヴェネツィア、覚悟はしていた。
その運河を越えて
左に曲がると小さなスペースがあってそこの路地の名前が出ている。
Calle Goldoni。ホテルの住所はこの通りだ!ここをまっすぐ行くと。。。
あった、Hotel Serenissima。最短距離で来た。ゴルフで言えば最終ホールでホールインワンだ。
それでも今回の旅行全体で考えれば予選落ちレベル。
★★のホテルでフロントは小さめ。受付のお姉さん、説明が結構早口。
とは言ってもチェックインのときの説明は似たようなものだから、なんとかついていけた。
手続きが終わると鍵を渡され、部屋は2F(日本流に言うと3F)。
間をおかずにポーターが荷物を持ってくれて、部屋へ案内された。
エレベータないので助かったけど・・・チップやらんといかんなぁ。
こういうときさっと渡せるとカッコいいんだが、海外で使うバリバリする財布を
開けて適当なコインを探して・・・カッコわりぃ( ̄ω ̄;)
ポーターの後ろで探したけど、雰囲気でわかるだろうな。
部屋に入って窓を開けたら中庭のようになっている。
★★ホテルだがバスタブがある。部屋も広々とは言わないが、一人で泊まるには十分。
さて、観光施設はもう終わっている時刻だが、ヴェネツィアは迷いながら歩くのが楽しいんだ。
さっそく出かけよう。
部屋番号は256。キリのいい数字。
1フロアに56も部屋があるとは思えないんだが、何で56?
着ているのはザダルの大雨を共に耐えたウィンドブレーカー。
この旅行のMVPを傘と争った新人だ。
あとは駅に向かいながら地図に示されているものを見ていこう。
ボローニャほどではないが、ポルティコが多かった気がする
ゲットー入口
読めないけど撮ってきた
エロい?
駅に到着。下調べができていればもっと楽しかっただろうな。
パドヴァからヴェネツィアに行く電車は結構あるようだ。
荷物を受け取ってからボードを見ると、ちょうどいいタイミングで電車が来る。
そのホームに行ってみると・・・電車来ない。ホームで待ってる人も少ない。
階段を降りてくる人もいなかったから乗り遅れたわけでもなさそう。見間違いだったか?
まぁいいか、本数あるから次の電車を待とう。待つのはいいけどホームが違う。
荷物抱えて降りて上って・・・
5分くらい遅れて電車来た。
来るときはメストレからパドヴァまではノンストップだったが乗った電車は各駅だった。
ローカル感満載。それほど長い距離ではないからこれでもいいだろう・・・と思ったけど、
ちょいとまどろっこしい。
パドヴァを離れるとき雲行きが怪しくなっていたが、とうとう降ってきたか?
各駅に乗ったおかげでメストレとサンタルチアの間にも駅があるのを知った
(写真撮るの忘れた)。
見えてきた。
サンタルチア駅はこれまで屋根のあるホームしか知らなかったが、
この各駅の電車はその外側の屋根のないホームに止まるようだった。
雨降ってるのに・・・。ホームも狭い。やっぱり扱いがちょっと粗末だなぁ。
こんなところがあるなんて知らなかったよ。
三年ぶりサンタルチア駅(屋根があるところ)!
スクロヴェーニ礼拝堂を出て、駅から離れる方に歩いて行ってお昼を食べられるお店を探すが、一人で入るのに適当なレストランが少ない。ようやく見つけたカジュアルな店に入って注文したら・・・
これはどう見てもハズレだなぁ・・・と思って食べ始めて、やっぱりハズレ。これで、飲み物付けて12ユーロはハズレだな。
クリムト?
サンタ・ジュスティーナ礼拝堂まで来た。午後の開始まで若干時間がある。
通りを挟んだ向い側にはやきとり屋さん
15:00、一番乗りで入った。
今日のアイスはグリーンアップル。ちょっと好みに合わなかった。
プラト・デッラ・ヴァッレ、ちょっと高いところから全体を見たかったな