「中国の姿勢に懸念」とハリス米太平洋艦隊司令官 クリミアを例にあげ
2014.3.21 22:48MSN産経ニュース
米太平洋艦隊のハリス司令官は21日までに、ロシア編入が事実上完了したウクライナ南部クリミアの例を挙げ「クリミアのような事態を回避することが全ての国の責務」と述べた。同艦隊は尖閣諸島(沖縄県石垣市)や南シナ海をカバーしている。英紙フィナンシャル・タイムズが伝えた。
司令官は同紙に対し、海洋進出を強める中国の影響により、アジア太平洋地域での緊張が「過去30年で最も高まっている」と懸念。
また「中国の透明性を欠いた姿勢や報復主義的な傾向に懸念を持っている。こうした姿勢が地域を不安定化させている」と述べた。
会合に出席した中国人民解放軍の孫建国副総参謀長は、緊張の高まりは中国の責任ではないとして「争いに乗じ、自らの戦略的目標を実現させようとする国もある」と米国をけん制した。(共同)
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