阿部ブログ

日々思うこと

年明け早々にサウジがイランと国交断絶

2016年01月03日 | 雑感
年明け早々の1月2日、サウジが収監していた過激派47名の処刑を行った。この中にシーア派の指導者のニムル・アル・ニムル(Nimr al Nimr)56歳が含まれていた。即座にイランはサウジへの非難声明を出した。この声明に対し、すみやかにイラン大使をサウジ外務省に召喚し、極めて厳しい語調で内政干渉であると避難。
これがイランに伝えられると、テヘランでは群衆がサウジ大使館に結集し火炎瓶を投げ込むなどした後、大使館の敷地内に乱入。テヘラン以外でも総領事館がある、ホラサン県・マシャドでも焼き討ちの憂き目にあっている。
これを受けて、サウジはイランに国交断絶を言い渡した。イラン大使館は閉鎖され、外交官や家族は本国に帰国する。
ペルシャ湾に挟んで対峙することとなるが、イランは米空母にミサイルを発射するなど動きが敵対的である。

年末のクリスマスで、ローマ法皇が「2015年のクリスマスが人類最後になるかもしれない・・・」などと発言するなど、2016年は、大規模な破壊を伴う交戦やテロに警戒しなくてはならない。

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