阿部ブログ

日々思うこと

北朝鮮のサイバー部隊

2011年03月29日 | 日記
2010年11月23日、北朝鮮が黄海の南北境界水域に近い韓国の延坪島を砲撃した。
この際当然韓国軍も即座に応戦したが、この時北朝鮮の妨害工作とみられるジャミングによって韓国軍のGPSが機能しなくなった。
日本も準天頂衛星を打ち上げてGPSを補完・補正するなど精密な位置情報の提供サービスを充実させようとしているが、北朝鮮、中国、ロシアなどからのサイバー攻撃からの防御の研究も当然必要であることが識者には認識させるに十分な教訓が与えられた。特に日本は、この手の攻撃に対する脅威認識が低すぎる傾向が顕著である。

さて北朝鮮にはサイバー部隊が確実に4つは存在する。
最初は、やはり朝鮮人民軍・参謀本部隷下にある121サイバー戦闘群と110部隊。
もう一つは北朝鮮の諜報機関の下部組織である204サイバー心理戦部隊。
朝鮮労働党中央委員会調査部の第35部隊で国内のサイバー防衛部隊。

軍組織の121戦闘群は主として国内、及び日本などにある朝鮮人組織を利用して活動し、110部隊は中朝国境の朝鮮人部族エリアなどから攻撃を行う。

自衛隊もサイバー部隊を創設しているが、米国をはじめとする近隣諸国から見ると、規模一つとっても見劣りしないか?