フクロウは夕暮れに

接触場面研究の個人備忘録です

遅まきながら

2011-12-24 21:30:28 | Weblog

今年は年末の意識がなくて何もしていないに等しい。

10年くらい続けていたアドベントカレンダーも購入しなかった。日本ではずいぶん流行ってきたというのに。

先日はここ1,2年、行き来のない旭川の聖人からお蕎麦のお歳暮がとどく。おいしく戴いています。

木曜日は王さんの博士論文審査。人称表現の研究。2月末から本国の大学に戻って教鞭を取りながら執筆を続けていたものだが、10月に戻ってきて1ヶ月余り、さらに書き直しを行ってもらった。やはり詳しく中国人学習者の日本語人称表現の使い方を見ていくと、教科書の規範が強く消えずに残っていて、中間言語のまま習得が止まってしまう傾向があるようだ。敬語規範が過剰に一般化されて、どのような場合にも失礼にならないことを意識してしまうし、上下関係に強く縛られてしまう。3月の学位伝達式までさらに論文をきれいにしてもらうことをお願いして、これで修了である。

では、遅まきながらの聖夜を。

夏にいったフィンランドのロバニエミは意外にまだそれほど寒くはないようだ。北海道のほうがよほど寒気団に影響を受けている。サンタクロースとキリスト教の関係を少し娘にレクチャー。それから聖夜に起きた出来事なども。彼女はまだ聖書を読んだことがないらしい。

誰にもくる最後が北の孤独な将軍にもやってきて、今年は彼の地も寒さに凍えているだろう。国境は前にも増して厳しく閉ざされているらしい。

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