フクロウは夕暮れに

接触場面研究の個人備忘録です

香港人と湖南人の違い

2005-11-08 15:12:52 | visiting hunan uni
10月30日の夕方、と言ってももうすっかり暗くなっていましたが、無事、湖南の長沙空港に到着しました。出迎えに来て下さったのは日本語の主任の先生と、9月まで千葉大に来ていたG君です。大学の国際交流課が手配してくれた車に乗って30分ほど走ると、市内に入り、そのうち、大きな石に「湖南大学」と書かれたものを指されて、「ここから湖南大学です」と教えてくれました。なんと湖南大学にははっきりとしたキャンパスという敷地がなく、あたり一帯がすべて湖南大学の敷地になっているのです。ですからバスも普通の車も自由に走り回ることができるわけで、さながら湖南大学という名前の町があるような感じでした。

とりあえず外国人教師用の宿舎に荷物をおき(大学の中にある三つ星のホテルは全国会議のためにふさがって泊まれませんでした)、軽く食事をしようということになりました。

大学の先生が経営をしているという若者向けのレストランに入って、腰を落ち着けると、先生が「さて、飲み物は?」と言います。ここが考えどころと私が頭を巡らしたのは香港の規範です。香港の人はほとんどアルコールをのまず、お茶を頼むことがふつうなので、「じゃお茶を頼みましょうか」と言ったわけです。一瞬間があいたのですが、じゃ何がいいですか、菊茶がいいかですかね、と話は進んでいきます。

やれやれよかったと思って、お茶を飲みながら食事をつついていると、先生が「でもビールくらいは...」とおっしゃいます。こちらもすかさず「そうですね、じゃビール頼みましょう」。そこでドイツの技術協力が入っているという地元のビールで乾杯!

それから、一口二口と飲んだ後、先生はさらに「でもビールは薄いですね~」。やっと私にも湖南は香港とは違うぞと悟った次第。

湖南ではアルコールはどうやら食事に欠かせないものらしい...後で書くように最後の日の食事では蒸留酒の派手な乾杯合戦が副学長との間で繰り広げられたのでした。

写真は、宿泊していた外国人教師寮からの湖南大学。早朝です。写真の日付が1日ずれています。
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