晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

土壌診断の結果

2023-09-15 06:14:32 | じねんじょ
JAに依頼してあった土壌診断の結果が届いた。
土壌診断に至った経緯はこうだ。

今主に自然薯を栽培している畑は、
耕作放棄畑を開墾して作り始めた畑なんだが、
初年度はまずまず出来だったものの、
昨年は蔓葉の繁茂が良くなく、
今年も似たような症状で枯れも始まっている。
県の普及員からカルシウム不足との指摘で、
カルシウム成分を葉面散布している。

原因を探るには症状だけでなく「土」そのものを見直すこと。

土を採取したのがお盆の頃なので、
追肥したばかりの「加里」と、
植え付け前の冬に「石灰」を多用したので、
数値が高いのは理解できる。

足りないのが「苦土」と「マグネシウム」だ。
植物には三大栄養素(三要素)が必要で、
それは窒素・リン酸・加里です。
これら以外に、
多量要素 (カルシウムやマグネシウムなど)と、
微量要素(ホウ素、鉄など)も光合成に必要です。

詳しくは分からないので調べると、
マグネシウム(Mg)とは、
動物や植物の生命活動を支えるミネラル(必須元素)のひとつであり、
とりわけ植物の光合成に必要な葉緑素(クロロフィル)で、
効性元素の中心として不可欠なものです。
栽培作物などの植物においてマグネシウムが不足すると、
葉緑素(クロロフィル)の減少をもたらし、
一般に葉脈間の緑色が薄くなり白くなったり、
黄色くなったりするとある。

という訳でマグネシウムと苦土不足を解決してくれる肥料は、
「水酸化マグネシウム」と出た。
写真の右上の「水マグ」がそれです。
今年は無理なので元肥え時に施肥することになる。

これが全ての解決になるか不明だが、
一つ一つ原因をつぶしていくしかないのかな。

今日は2回目の部会員の栽培畑巡回です。
みなさんの畑を見て我が身を知る学びの場でもある。

< どうりで土に聞いたらマグ足りぬと >
 
コメント
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