わが家の庭に咲く花。
今咲いているものには、野草の花も多い。
とても頼もしく思う。
なぜなら、それらは、生命力、繁殖力が強いものばかりだからだ。
オトギリソウ。
かつてアスファルトの道ばたに咲いていた細い1株を、こんな場所ではかわいそうだからと引き抜いて、家の鉢に植えてやったものだ。
それが、あんな細い1本から、年を重ねるごとに種を飛ばし本数を増やした。
最近は、雑草の1つとして抜くことが多い。
ニゲラ(クロタネソウ)。
これは、丸いフクロのような枯れたものが道ばたに落ちていたのを見たことから始まった。
そこには黒い種がいくつか入っていたので1つ拾ってきた。
翌年種まきをしてみたら、毎年咲くようになった。
芽はたくさん出ているが、同じところに咲いて生えているから、年々その草丈が小さくなってきた。
でも、たくさん生えている。
ホタルブクロ。
最初に生えていた場所でそのロゼッタを見たとき、何の植物だろうと思ったのだが、大きくなったらホタルブクロと分かって、わが家にはなかったので歓迎した。
ところが、今やわが家のあちこちに生えてくるので、これも雑草扱いしてだいぶ抜いている。
ユキノシタ。
隣家との隙間に生えていたのが、わが家の方にも足を伸ばした(?)。
1本生えたのを移し替えたら、少し日陰の環境が合っていたのか、これまた数を増やしている。
こんなふうに、本来野草だったものが、わが家の庭で堂々と咲いているのを見るのは楽しい。
その生命力、繁殖力に、「あっぱれ!」と思うのだ。