5月8日(月)から、COVID-19感染症の感染症法上の位置付けが、「新型インフルエンザ等感染症(2類相当)から「5類感染症」に移行された。
この連休中は、観光地に出かけた人や帰省した人たちが多かったことなどのニュースが流れていた。
報道関係でも、観光地や新幹線の発着する駅などから中継したり混雑の様子をさもうれしそうに放送したりしているニュースをたくさん見た。
まるで、人の多いところへ出かけていくのが当然のようなその騒ぎっぷりに、ちょっと違和感を覚えた。
たしかに、世の中の経済を回すには、それでもいいのだろう。
だけど、先週から日ごとの感染者数や感染して死亡した人の発表がなくなったとはいえ、その直前まで、感染した人は県内でも毎日3ケタに及んでいたのだし、死亡者もまだ毎日出ていたのである。
それなのに、マスク外しがOKだとか、仕切りを撤去するだとか、店先のアルコール消毒をなくすだとか、一気に変えてしまった。
本当に大丈夫なの?と、まだ不安感が大きい私である。
退職してからも、現職時代にかかわりのあったからみで、5つほどの団体に属しているが、感染症禍の関係で、この3年間飲み会付きの会はなくなっていた。
それが、最近は、案内が届くと、「飲み会復活」になっている。
酒が入ると、なんだかんだ言っても大声で話す人は増えるし、マスクは外したままになるし、口角泡を飛ばす人もいる。
正常な判断が失われやすく、感染の可能性は高まる。
自分に届く会の案内は、まだ飲み会欠席で返事をしているところだ。
もう少し、慎重でいたい気持ちなのだ。
ところが、自分が役員や幹事を務める会となると、飲み会を断るのは勇気がいる。
なんとか飲み会前の会議まで出ることにして、意に反するまずい酒はやめている。
ところが、飲み会付きの大勢が集まる会で、役目上、計画や運営まで任されそうな依頼が飛び込んできた。
どうにも断れそうにない。
若い時なら、ええい、やってしまえ、と思っただろうが、齢を重ねてくると、人間慎重になるものだ。
うーん、困ったなあ、と思っている…。