ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

サイクリングロードを16km花見走

2023-05-12 22:06:08 | RUN

ここ3日間、青空が続いている。

木や草の緑もだいぶ濃くなってきた。

青空、緑となると、その中を走りたくなる。

 

久しぶりにサイクリングロードを走りに行ってみよう。

できれば、黄色いミヤコグサが咲いているところまで。

そこに行くには、およそ8kmくらい走らなくてはならない。

咲いているか楽しみにして、ジョギングしてみよう。

そうやって走り出す。

 

およそ2km走ると、コデマリが満開。

道の片方に垣根のように真っ白に連なっている。

足を止めて見とれている人もいた。

 

そこからさらに1km余り走って行くと、こんどは真っ赤な垣根。

この辺りは、レッドロビンの木が並ぶ。

一部にはその白い花が咲いているのが見られた。

 

4km余り走ってきたので、古い倉庫の前の備え付けの水道で水を飲み、ひと息ついた。

この辺には、散歩しているご夫婦や親子の姿もあった。

散歩にいいコースである。

 

タニウツギの花が並んで続くところもあった。

新発田津川線の道路を横断していくと、まもなく建物が途切れ、田んぼの中の一本道となる。

これで5km以上走ったことになる。

 

道の両側に今が盛りと、ハルジョオンの花やスイバがいっぱい。

元気だなあ。

 

道の両側は、田んぼ。

水が張られ、大半の田は田植えが終わっていた。

 

山や木が映る水鏡となっている風景もあった。

風がなければ水鏡が見られるが、今日は少し風が強かったから、見られたのはここの風景くらい。

 

明るい色で咲いているのが、コウゾリナ。

「顔剃り菜」がなまって、コウゾリナになったと言われるが、この明るさは日が当たっているときだけ。

くもると、閉じてしまう。

 

この前読んだ「西の魔女が死んだ」に出てきたキュウリグサも、時々足元に姿を見せた。

こんな野草の花が、毎年季節になるとたくさん咲いているのは、とてもたくましくて、たのもしい。

元気が出るよ。

 

そんなこんなで、およそ8km走って、目的の場所に着いた。

ここは、サイクリングロードの正式な出発地点から7.1㎞の地点。

だけど、会いたかったミヤコグサの小さく黄色い花は咲いていなかった。

ザンネン!

 

仕方がないから、近くに咲いていたニガナを黄色い花の代役として撮影。

さて、帰ることにしよう。

 

だけど、再び走り出したら、なんだか少しきつさを覚えた。

気がつかないほど緩やかな下りのはずなんだけど、久しぶりのせいかちょっぴり苦しい。

 

そんな思いでいたら、田んぼ道には、野草の群落を見つけた。

そこで舗装のロードを外れ、並行した田んぼ道を走ることにした。

 

青く染まっていたのは、キュウリグサの大群落。

写真ではよくわからないが、あのひたち海浜公園のネモフィラのように、足元を青くして咲き誇っていた。

その青さには、引き付けられてしまった。

 

次の群落は、コメツブツメクサ。

緑の葉に黄色い花たち。

キュウリグサもコメツブツメクサも、小さいのにたくさん集まると、存在感がすごくなるものだ。

 

田んぼ道の最後に、休耕田に咲いていたレンゲソウのかたまりをいくつか発見。

もう花は終わりに近かったが、何年か前に咲いていたときからずっと生き延びているのだなあと感心。

 

その後、また歩道に戻り走ると、なんだか進む速度が遅く感じられもどかしかった。

苦しく感じるのは、生きている証拠だ。

植物たちも私も生きているということだ。

 

ようやく旧五十公野駅跡地まで戻ってきた。

ここでまた水飲み。

あと4キロ半、がんばろう。

脚全体に疲れを感じるので、とにかくリズムよくを心がけて走ることに集中した。

 

そんな重い足取りでやっとサイクリングロードの起点の場所近くまで戻ってきた。

そこには、濃い紫色のショウブが咲いていた。

ここ新発田市の花は、アヤメ。

ショウブとアヤメの細かい見分け方はよく知らないが、市花が見られることに感心。

 

この後さらに1km余りを走ったが、そのときには苦しいとは思わなかった。

今日の目標16kmを完走。

苦しくなったときや写真を撮るときに立ち止まったりしたけれども、まあそういうのもいいでしょう。

 

久々のサイクリングロード。

青空の下、様々な植物を感じつつ走る。

植物も自分も生きてるっていうことを感じながらのRUNだったよ。

コメント
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