ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

やっぱり基本が大事ということだ

2017-11-05 20:39:47 | スポーツ
結局、日本シリーズも、ここまでがんばってきたセ・リーグ3位のDeNAが、昨夜サヨナラ負けを喫した。
スポーツで、力が拮抗している場合、ほんのわずかのことが勝敗を左右することになるのだなあ、といつも感心してしまう。

昨夜の日本シリーズ第6戦であれば、1つは、8回裏のことだった。
リードしていたDeNAが、一死三塁のピンチで、打者をピッチャーゴロに打ち取ったのに、三塁ランナーを刺さずに、一塁で打者をアウトにすることを選んでしまったこと。
その判断ミスでソフトバンクに1点が入り、得点差はわずか1点となってしまった。

もう1つは、11回裏のことだ。
一死一、二塁で三塁ゴロをさばき、三塁ベースを踏んでアウト。
続いて、一塁へ投げて併殺の完成、の予定だった。
ところが、三塁手の送球が、一塁手が微妙に届かないところに投げてしまい、一塁はセーフになってしまった。
そこで、二死一、二塁となり、ライト前ヒットが生まれた。
浅い当たりだったので、ライトが速く送球すればアウトだったと思うが、ワンバウンドした送球が、人工芝ではなく土の部分に当たり、高くはね上がり、捕手が後ろへそらしてしまった。
それで決勝点が入り、ソフトバンクのサヨナラ勝ちとなり、優勝が決まった。

この試合を見ていて、20数年前、少年野球で小学生を教えていた時のことを思い出した。
★常に頭を使え。
★ボールがどこに飛ぶかで、自分が守っているポジションをすぐに動かなくてはいけない。
★自分のところにボールが飛んで来たら、ボールの速さやアウトカウント、ランナーの足の速さなどから瞬時に判断して、ボールを処理しなくてはいけない。
★だから、常に頭を使って考えておけ。
★そして、送球で大切なのは、相手が捕りやすいようにボールを投げてやることだ。
★だから、ボールは、基本として相手が取りやすい胸元へ投げられるように、いつも練習から意識して正確なキャッチボールをしろ。
★バックホームの際には、ノーバウンドで外野から捕手に投げるよりも、速く低いワンバウンドを投げる方が、捕手は取りやすいし走者にタッチしやすいのだ。

…そんな、子どもたちに教えていた基本のことが、昨日の試合では失点にからんでいたのだ。
やっぱり、基本は大事だよなあ。
プロと言ったって、やはり基本通りのことがいかにできるか、が大切なことなのだ。
より速くより強いプロの中では、その判断や行動に、半端ないスピードが要求されるだろうけど。

きっと、今も少年野球を教えていると仮定すると、この試合のあれこれを話題に出し、子どもたちに基本の大切さを説くことだろうなあ、と思った私であった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする