ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

河田のプレーに魅せられて

2017-11-01 21:25:30 | アルビレックス新潟
河田篤秀。
かわた・あつし、と読む。 
25歳。
阪南大附属高~阪南大~アルビレックス新潟シンガポール~アルビレックス新潟。
今年のアルビレックス新潟への新加入選手だった。
彼の評価は、当初さほど高くなかった。
ケガをしたせいもあって、J1デビューは、初の(?)ベンチ入りした7月30日FC東京戦。
71分に途中出場している。
その後、8月13日大宮戦、9月9日広島戦途中出場と、起用されることが多くなってきていた。
9月23日札幌戦、30分で負傷退場した富山に代わって出場したこの試合が、彼の評価の分岐点になった。
敗色濃厚だった80分にヘッドで、そして87分に足で得点を挙げ、引き分けに持ち込んだ。
以降、4試合連続スタメンに起用されている。
また、磐田戦では一時勝ち越す、貴重なゴールをあげている。

4月に発行された「Jリーグサッカーキング」6月号は、アルビレックス新潟の特集号だったが、そこで2ページにわたって彼へのインタビュー記事が載っていた。
アルビレックス新潟からアルビレックス新潟シンガポールへ移籍するプレーヤーはいるが、シンガポールから上がってくる選手は多くない。
彼は、そのうえ、結果を残して活躍している数少ない選手なのだ。
どんなプレーを見せたいか、という質問に対しては、
「僕にしかできないプレーを見せていきたいですね。強引な突破が持ち味ですし、シュートにも自信があります。どんな距離からでも、どんな角度からも狙っていくので、そういうダイナミックなプレーを見せられたらいいな、と思っています。」
と答えていた。

たしかに、今、彼はその言葉のとおりに、いつも狙っていて、よくシュートを打つ。
しかも、その球質(?)が重そうに見えるのだ。
また、彼は、よく走る。
攻撃に関しても、前からの守備に関しても、本当によく走っている。
ゴール前に飛び込んでいったり、試合後半になっても相手GKやDFにプレスをかけに行ったり、よく走っている。
新潟の人たちは、そういう選手に対して拍手を惜しまない。
そのような泥臭いプレーをする選手たちが、今まで新潟を支えてきたのだ。

河田と小川が前線で攻撃陣を形成するようになってから、アルビレックス新潟は簡単には負けなくなった。
スリリングな攻撃と積極的な前からの守備。
その中心になっているのが、河田だ。
今、その素質が開花しかけている感がある。

今季はあと残り3試合となったが、彼がゴールを決めて活躍する試合をたくさん見たいなあ…。
コメント
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