癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

鳥インフルエンザ

2007年01月25日 | 動物一般
今日は写真のように久々にまとまった雪がふりました。写真は朝ですが、日中も断続的に降りました。これで、多少雪不足(雪祭り、世界ノルディック)は解消しましたかね。

宮崎県の新しい知事にそのまんま東さん(東国原秀夫氏)が就任しましたが、着任早々鳥インフルエンザとは大変ですね。
一昨日に記者からの「現地視察はしないのですか?」という質問に、「踊らされなければいいが」と思っていたら、やはり現地へ行ったのですね。半径300m以内は立ち入り禁止措置が引かれています。当然被害養鶏場には入れないのですが、「県職員から止められた」みたいな報道をされていました。当然、そのような措置があることは他の職員から進言されていたと思うのですが・・・
それとも、敢えて止められるのを承知で行ったのか?

報道の功罪はいろいろあります。正しい認識の報道をしてもらいたいものです。
鳥インフルエンザの一連の措置は正しいものです。
しかし、報道からはこの疾患の正しい知識が報道されているとは言いがたいと思います。
例えば、鶏肉や卵から人間にインフルエンザが感染することはまずないでしょうし、万一感染したとして人から人への感染は報告されていません。風評が跋扈しているような気がします。

広くこの伝染病の恐ろしさを伝えることは当然必要ですが、誤解を解くような正しい知識の報道にも心がけてほしいものです。