癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

セラピーの医学的検証

2007年01月05日 | アニマルセラピー
今日も暖かで雪も少なく、本当に1月なのかと疑いたくなるような天気でした。
その天気もどうやら今日までで、明日から荒れた天気になりそうです。

今日は久ぶりにプールに行って1Kmほど泳ぎました。これくらい泳ぐと体が火照るくらいになります。
毎回、大概プールのなかには入るのですが、ほとんどお友達とオシャベリしているご婦人が必ずいますね。おしゃべりなら何もプールでなくてもいいのにと思うのでした。

年賀状は1年に一度何気ない添え書きをして出したり、頂いたりするのですが、それなりに近況が分かることもあり、新春の挨拶にはもってこいとおもうのですが、子供たちをみていると年賀状もメールなんですね。やっぱり、葉書でなくてはならないと親父は諭すのですが・・・

休みの期間にいろいろ調べもものしたのですが、医学会でも僅かながら、セラピードツグの効果について医学的研究が行われているという記事も見ました。
特にセラピーと免疫に対する関係の面で研究されている場合が多いようです。

主に流血中に存在し、非感作で抗腫瘍活性や抗体産生系に対する調節作用を持つナチュラルキラー(NK)細胞活性、ストレス反応に影響を受ける内分泌指標と言われている、カテコールアミン、コルチゾール、ACTH等の測定を通じてセラピーの効果を検討したものが、介護老人保健施設アロンティアクラブ理事長医学博士 矢木 崇善氏がセラピードッグのセミナーでも発表されている。

結論的には統計的にNK細胞の活性やカテコールアミンの活性値、リンパ系の免疫力を示す値に統計的有意差の数字はでなかったが、個人データレベルではセラピーの関わりの深い人ほど免疫系、内分泌系に何らかの影響を与えた可能性があるとのことでした。

心とあり方と免疫には大きな相関があると考えられていますので、自律神経のうち、交感神経と副交感神経のバランスやサイトカインに動物による癒しがいい影響を与えていることは容易に想像されます。
今後もさらに研究が進み、科学的根拠に基づいた「医療的行為」として公認される日がくればいいと念じています。