日本男道記

ある日本男子の生き様

紙入れ

2009年08月23日 | 私の好きな落語
【まくら】
いわゆる「艶笑落語(バレ噺)」であり、原話は安永三年の「豆談義」に収録されている「かみいれ」。

【あらすじ】
貸本屋の新吉は出入り先のおかみさんに誘惑され、旦那の留守中に上がり込んでいちゃいちゃしていた。そんな時にいきなり旦那がご帰宅、慌てた新吉はおかみさんの計らいで辛うじて脱出に成功する。
だがこともあろうに新吉、旦那からもらった紙入れを、現場に忘れてきてしまう。しかも、紙入れの中にはおかみさん直筆の『遊びにいらっしゃい』という手紙が入っている――絶体絶命である。
焦った新吉は逃亡を決意するが、ともかく先方の様子を探ろうと、翌朝再び旦那のところを訪れる。
出てきた旦那は何故か落ち着き払っている。変に思った新吉は、「他の家の出来事」と称して昨夜の出来事を語ってみるが、旦那はまるで無反応。ますます混乱した新吉が考え込んでいると、そこへ浮気相手のおかみさんが通りかかる。
旦那が新吉の失敗を話すと、おかみさんは「浮気するような抜け目のない女だよ、そんな紙入れが落ちていれば、旦那が気づく前にしまっちゃうよ」と新吉を安堵させる。
旦那が笑いながら続けて「ま、たとえ紙入れに気づいたって、女房を取られるような馬鹿だ。そこまでは気が付くまいて」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

【オチ・サゲ】
間抜落ち(会話の調子で間抜けなことを言って終わるもの。また奇想天外な結果となるもの)

【噺の中の川柳・譬(たとえ)】
『町内で 知らぬは 亭主ばかりなり』
『とは知らず さて留守中は お世話さま』
『語るなと 人に語れば その人は また語るなと 語る世の中』

【この噺を得意とした落語家】
・五代目 古今亭志ん生
・六代目 三遊亭圓生
・五代目 柳家小さん
 




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご無事ですか~ (korikori)
2009-08-23 10:20:53
おはようございます。昨日は無事帰られましたかね!? ぼちぼちさんがブログアップされてますよ。
返信する
Re:ご無事ですか~ (日本男道記)
2009-08-23 11:37:12
おはようございます。

昨夜は無事最終の新幹線で無事帰還しました。

昨日はありがとうございました。

ぼちぼちさんのブログ拝見しました。
パワーありますね。文才も!。

またよろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿