日本男道記

ある日本男子の生き様

行深般若波羅蜜多時とは

2008年03月23日 | 般若心経解読
行深般若波羅蜜多時(ぎょうじんはにゃはらみたじ)とは
「行深般若波羅蜜多時」とは、観音さまが「智恵の完成の修行を極められて」という意味。
観音が行じた修行は菩薩行といわれ、上に向かっては自分自身の悟りを求めて精進し、下に向かっては多くの人々を一人残らず救済するというもので、これを「上求菩提、下化衆生(じょうぐぼだい、げけしゅじょう)」という。
すなわち、観音さまが甚深微妙なる般若の宗教を実践されたということで、単に心の眼を見開いて、般若の哲学を認識せられたのみでなく、進んで般若の宗教を親しく実践されたということ。
「深」は、漢音さまが体得された、般若の智恵の奥深いことを形容している。
また「行」は行ずることが、語るべきものでなく、歩むことであり、実践することを表している。

『仏説摩訶般若波羅蜜多心経』
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識亦復如是。舎利子。是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減。是故空中、無色、無受・想・行・識、無眼・耳・鼻・舌・身・意、無色・声・香・味・触・法。無眼界、乃至、無意識界。無無明、亦無無明尽、乃至、無老死、亦無老死尽。無苦・集・滅・道。無智亦無得。以無所得故、菩提薩埵、依般若波羅蜜多故、心無罣礙、無罣礙故、無有恐怖、遠離一切顛倒夢想、究竟涅槃。三世諸仏、依般若波羅蜜多故、得阿耨多羅三藐三菩提。故知、般若波羅蜜多、是大神呪、是大明呪、是無上呪、是無等等呪、能除一切苦、真実不虚。故説、般若波羅蜜多呪。
即説呪曰、羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶。般若心経

(出典: 一部 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) 



般若心経 (Han-nya singyou)


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