日本男道記

ある日本男子の生き様

無苦集滅道とは

2008年07月11日 | 般若心経解読
無苦集滅道(むくしゅうめつどう)とは
苦しみも、苦しみの原因も、苦しみのなくなることも、苦しみを離れる方法もないと、いう意味。
「苦集滅道」は、原始仏教の根本の教えであり「四諦(したい)」という。次の四つの段階から成り立っている。
(1) 苦諦 くたい・人生は苦であるという真理
人生が思うようにいかないのは、次の八つの道理による。
  生・人は生まれたとき、すでに思うようにいかない要因を宿しているという苦しみ。
  老・生まれたものは必ず老いていくという苦しみ。
  病・生あるものは病むことから逃れられない苦しみ。 
  死・命あるものは必ず死ぬ苦しみ。
  愛別離苦(あいべつりく)・愛する人との別離のときが必ずくるという苦しみ。
  怨憎会苦(おんぞうえく)・怨み憎みあう者がともにいる苦しみ。
  求不得苦(ぐふとっく)・求めるものが得られない苦しみ。
  五陰盛苦(ごうんじょうく)・体と心に苦しみの要因をかかえているということ。以上の生老病死の四苦と、そのあとの四苦を合わせて四苦八苦という。
(2) 集諦 じつたい・苦悩の原因は人間の欲望や愛着の心にあるという真理。
         ・集めたもの、財宝などへの愛着が苦悩の原因となる。
(3) 滅諦 めつたい・苦悩の原因である煩悩が完全になくなった状態。
    ・仏教の目指す理想境は涅槃にあるという真理。
(4) 道諦 どうたい・理想境である涅槃に到達するため、煩悩を滅却するには八つの正しい道「八正道(はっしょうどう)」を実践することであると、具体的な方法を示している。
正見(正しいものの見方を培う)、正思(正しいものの考え方を培う)、正語(嘘をいわず正直に話す)、正業(正しい行いをする)、正命(正しい生活をする)、正精進(正しい努力をする)、正念(正しい意識、目標をもつ)、正定(心を正しく保つ)



『仏説摩訶般若波羅蜜多心経』
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識亦復如是。舎利子。是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減。是故空中、無色、無受・想・行・識、無眼・耳・鼻・舌・身・意、無色・声・香・味・触・法。無眼界、乃至、無意識界。無無明、亦無無明尽、乃至、無老死、亦無老死尽。無苦・集・滅・道。無智亦無得。以無所得故、菩提薩W〓依般若波羅蜜多故、心無c礙、無c礙故、無有恐怖、遠離一切顛倒夢想、究竟涅槃。三世諸仏、依般若波羅蜜多故、得阿耨多羅三藐三菩提。故知、般若波羅蜜多、是大神呪、是大明呪、是無上呪、是無等等呪、能除一切苦、真実不虚。故説、般若波羅蜜多呪。
即説呪曰、羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶。般若心経

(出典: 一部 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) 



般若心経 (Han-nya singyou)

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