Kind of Good

私の好きなもの

ようやくお味噌を作りました

2016-03-16 20:11:46 | Weblog
お願いしていた大豆や米麹が届いて娘が来てくれる日を決めてからその前々日に豆を水に浸し、
次の日圧力なべで煮ては1時間置き、何回にも分けて炊き上げた。
娘と孫(20歳)(が来てくれて、(大きなフードプロセッサー持参で)。
朝から塩と麹を寿司桶(最近は味噌づくりにしか使わない大きな)でていねいにまぜ、
滑らかにつぶした大豆を人肌に覚まして混ぜ込む。
2kgの大豆は煮て4kg以上になり、3kgの米麹と塩で約8kgの味噌ができる。
使っていた味噌甕は上の部分だけホワイトリカーで拭き消毒して、
ボール状に固めた味噌を思い切りえいやあ!とばかりに甕に叩き込む。
空気を入れないように平らに固め中蓋を敷きその上に塩をしっかり包んだものを重石にする。
蓋に新聞紙をかけてひもできっちりくくり、日付と材料を書き付ける。
4月と7月末くらいに天地返し(味噌を混ぜて麹がよく混ざるように、又カビなどが生えていないか点検する。)
をしてお味噌のご機嫌をうかがう。
おいしくなれおいしくなれと声をかけるとなぜかしらおいしくなるような気がして…。
こうしてだんだん助けてもらわないと作れない味噌づくりが終わった。
12月くらいまでどんな味のお味噌に仕上がるか楽しみなこと。
作りましたとは言えないくらい手伝ってもらって。

孫が来て少し手伝いながら一部始終を見て、彼女がいつかお味噌を作ったなあと思い出して、自分もやろうと思ってくれるかどうか。
おいしいものがよくわかる、お味噌汁を毎朝飲んでいる彼女が私の居なくなった後、母(娘)と作ってくれるだろうか。
手作りを何より大事なものと考えている私にとって、毎年することが例年のようにできるのは私が健康な証拠。
ありがたいことこの上ない。

先日私の実家の墓所である京都の東山まで息子と小さな孫(もうすぐ4歳)と車で連れて行ってもらった。
いつも連れ合いが京都に行くとお墓に立ち寄ってくれたが、お墓の引き出しの中のノートを見るともう1年半以上ご無沙汰していた。
ああ来られてよかった。何やらすっとして両親にいろいろ報告ができてよかった。
車でないと姉たちも高齢となりゆきにくくなってきた。
故郷のお墓も何年も先には無縁仏になるのだろうか。
小さい時から「来て来てと言う所には少々ご無沙汰しても何も言わないお墓には心して行かねば」と言って聞かされた。
18日は彼岸の入り、良いことが報告できるようにお墓参りに行こう。