たのしみは・・・・・・・

『独楽吟』を詩吟の中に見つけて興味があったのでインターネットで調べてみた。
「楽しみは」で始まって「・・・とき」で終わる、橘　曙覧（たちばなあけみ）という江戸末期の歌人の和歌。
万葉集を学び作風も万葉集を感じさせる。

たのしみは朝起い出て昨日まで無かりし花の咲ける見る時
たのしみは妻子睦まじく打ち集い頭並べて物を食う時
たのしみは三たりの児どもすくすくと大きくなれる姿見る時
たのしみは人も訪い来ず事もなく心を入れて書を見る時

５２首あってまだまだ好きな歌もあるが私でもほんとにそうだと思える率直でさまざまな場合の楽しみを詠っている。
私も真似して作ってみようか。
さてとなるとなかなかできないもの。

たのしみはアンパンマンの袋縫い　孫の笑顔を思い出すとき
たのしみは旅行鞄の荷造りを出し入れしてはその日を待つとき
たのしみはたけのこをゆでてあれこれとおばんざいを想う時

おそまつでした。