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3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
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弾丸旅 第11弾 京都洛西の旅 2 日日是好日編

2025-04-08 21:00:00 | 
20250330

前回の続き。
かねてよりずっと行きたかった西芳寺の奉拝を終え、昼ごはんを食べる。

西芳寺のすぐ近くにある『苔乃茶屋』


このレトロ感漂う時が止まった感じ、最高だ。ここでこの後のプランを練り直そう。移動時間を覚悟して奈良へと向かうか、それともこの辺りの洛西方面を存分に楽しむか。

とりま昼ごはんだ。

名物のとろろそば。朝食を駅弁で満たし過ぎていたので、この食べ易さが正に求めていた昼食である。美味い。

食べながら奥さんと話し合い、決定した。
後者を選ぶ。やはりここから2時間の移動は勿体無い。ならばこの辺りを新規開拓していこう。しかもすぐ隣にはかの有名なお寺もあるし。

今後のプランが変更されたらなんかスッキリして心新たに移動開始。旅はこうでなくては。予定に縛られず、その場で気の向くまま行きたくなった場所に行く。

そして苔乃茶屋のおばちゃんに教えてもらったお寺の説法の時間がジャストタイミングであった。

実は西芳寺に行く前にここもチラッと覗いていたのだが、門に長蛇の列ができていて断念したのだが、理由が分かった。説法が間隔をあけて行われており、その待ち時間だったんだな。

並ばずに入ることができた。



『鈴虫寺』

ここも西芳寺と同じく最高であった。
本堂の中に入り、和尚さんの講話を聞いた。
本堂の中は鈴虫の鳴き声が響いており、最初はBGMを流しているのかと思ったが、本物であった。なんとお寺の中で飼育し、春夏秋冬の環境を作り、体験させ、一年中鳴き声が聞こえるようにしているとのこと。

その話が上手すぎて、興味深すぎて30分があっという間であった。全くの無宗教の俺だが、食い入るように聞いた。やはり説教のプロだ。話が上手すぎる。

『日日是好日』

この言葉は聞いたことがあるし、小説のタイトルなんかにもなっているが、日常の忙しさに忙殺され、余り意識して日常を送らないものだ。改めて自分の置かれたこの1日1日をいい一日にしようする〝意識〟が大切なんだなと感じた。

しかもここ、6月にこの本堂が更地となり移動するらしい。なのでこの階段を登り、いい意味で古き趣があるこの鈴虫寺に来れること、そしてそこで和尚さんの説法を聴くのは最後である。

来れて本当によかった。

御朱印の授与所。まるでアニメに出てきそうな建物である。今回の旅は本当に沢山の場所を回れ、そして沢山の御朱印を頂くことができた。

全国、願いを叶えに歩いてきてくれるという地蔵さん。そのために草鞋を履いている。参拝の仕方も独特で、幸福御守の『幸』の字を合掌から出して、名前、住所を心の中で伝えてから願いを託す。

最後に門で一枚。

鈴虫寺での説法はマジで心に残った。そして心が洗われた。

よい経験ができた感を引っ提げてバスターミナルに戻ると、竹寺というお寺が近くにあり、歩いて10分程で辿り着けるという看板が。もうこうなったらとことんこの辺り、京都の西の方を散策しまくってやろう。


竹寺到着。

人が居なくて雰囲気最高。

お堂の中の庭園。縁側に腰掛け、暫しゆっくりと流れる時間を楽しむ。

源光庵にある悟りの窓の様だ。

暫し見続ける。

この写真お気に入り。この竹が内側にカーブしてる感じ。何というかアーチみたいな。そしてこの青い空とのコントラスト。

静寂。微風に竹がカラカラと鳴る音。

竹寺から歩いて10分程で上桂駅に行ける事を苔乃茶屋のおばちゃんに教えてもらっていた。アクセスも良い。

上桂駅に到着。ここからのプランは特になかったのだが、この後の判断がこれまた最高のものになるのであった。

続く。



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