3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
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グッドバイブレーション…

2017-11-02 20:19:34 | 
先日ふらっと本屋に立ち寄り、浅野いにおの本が2冊平積みされていたので、2冊とも買ってしまった。まぁ、「ソラニン」は持ってたけどね。

浅野いにおデビューはプンプンだった。

漫画は物凄い数を読んで来たと思うが、プンプンは俺のベスト3に入る。

最初はシュールな不条理ギャグ漫画っぽかったのに、最後はあんな重たい話になるなんて思いもしなかった。

どんどん彼が堕ちて行く描写が凄く好き。

俺は絶望とともに堕ち行く主人公の話が好きなのかも。
重松清の「疾走」とか、漫画でいうと「ヒミズ」とか凄く惹かれる。

プンプンの後半のジェットコースターに乗ってるかのようなスリリングかつ鬱すぎる展開が最高にツボだった。
特に南条と出会ってからの僅かな幸せそうな生活からの愛子ちゃんに出会ってからの話が好き。

ラストの4巻はやばい。コミックスの発売が待ちきれないほど楽しみであった。

種子島の愛子ちゃんの笑顔。
複雑に感情が入り混じりまくって刺さりまくった。

で、俺がプンプンで1番好きなシーンは、愛子ちゃんが七夕で書いた願いがくしゃくしゃになった短冊に映し出されるシーン。そしてそれを見て彼が茫然とうずくまるシーン。

あのシーンは忘れられない。

よし、この2冊読み終わったらまたプンプンを一からもう一度読み直そう。


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