3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

21世紀の編集者

2010-04-06 19:43:17 | 
飯前にさくっと日記を書こう。

なんやかんやで三冊目の書籍が校了になる。
明日校了だ。

今回はとてつもなく大変だった。
一冊目も初めてって事で大変だったが今回は本当に大変だった。
長かった過程もようやく形となろうとしている。


今回の本は俺だけでなく、その道のトップの方々の努力の結晶になっているから、ぜひとも多くの人に読んでもらいたい。
絶対に有益なものとなる自信がある。いい物を作れたと言う自信がある。



編集の世界に飛び込んでみたのはずっと憧れのあった職業だったからである。

事実、本を読むのが好きで、活字を読むことに関しては何の苦にもならない。
何より、編集者と言う職業に知的な魅力を感じていた。

実際に編集という作業はとてつもなく頭を使うし、日本語の知識、語彙力を求められる。
特に俺が作っている本は特に日本語の知識や語彙力が最も求められる分野なので、いやでも日本語だけでなく、その知識に詳しくならざるを得ない。
まあ、言語学系の学術論文だからね。

自分の学ばなければならない分野の専門知識を仕事で触れることができ、
かつ本を作る、編集者という職業につけたことは本当によかったと思う。

今働いている経験が将来の糧になる、なんて言葉をよく聞くが、俺の場合その程度じゃない。
実際に今、役に立っているし、自分として大きく成長したという確固たる実感がある。
自分にとってとてもいい環境なのかもしれない。

しかし、俺はこの職業を続ける気はない。
なぜならば俺は他にやらなくてはいけないことがあるから。

だから最後まで限られた時間を最大限有効に使わなければならない。
編集者として、編集を行い、本を世に出すことが出来る期間もあとわずかだ。

貴重な編集者としての時間もあとわずか。

そう思えば、仕事疲れたとか言ってる自分の馬鹿さに気付く。


誰とは言わないが、周りにはなあなあになっているやつもいる。
ただ、俺は彼らとは立場が違う。

なあなあになってる資格も時間も無い。


本ができたら会社の俺の机にまたもう一冊自分で担当した本が並ぶ。
本屋にも並び、手に取る人がいる。

自分の作ったものが目に見える形になって残る職業ってそれだけでモチベーションになる。


取りあえず目の前の最終校正に全力をかけよう。
感慨に耽るのはそれからでもきっと遅くはない。



今週の日曜は大学のテストだ。今回ばかりは落とせない。
飯食ったらまたファミレスに勉強しに行こう。



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