3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
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ボルネオ紀行 2 ―トランジットの韓国・ソウル編―

2017-01-08 23:14:07 | 
20161227

出発の朝。

無事に3時30分に目覚めることができ、50分にはチェックアウトを済ませ、一服して万全な状態。
程なくしてシャトルバスが到着。

10分もかからずに空港に到着。そんなに近かったのか。

まずは今回の最初の目的地、韓国の仁川国際空港に向かうため、KOREAN AIRのカウンターでチェックイン。
今回は安い航空券を予約したため、直行で行くわけではなく、韓国の仁川国際空港でトランジット。
しかも、その待ち時間は…9時間!

流石に9時間も空港でじっとしているのはあまりにももったいないので、韓国で一度、空港から出てソウルの街を散策することにした。

カウンターでその旨を告げると、問題ないとのこと。
預け荷物はそのままコタキナバルまで直行させ、自分たちは身軽な状態で韓国で出国して空港から出ることができる。
ここまでトランジットで待たされるのは初めてだったので、初めての試みだったが、なんて便利なのだろう。

荷物預けて身軽になった後はいつものごとく空港内を散策。旅行の最終準備を整える。

ただ、今回はいつもとはわけが違う。なぜならまだ時間は4時半…
空港内とはいえ、店は軒並み閉まっている。

まずは一番やりたかったドコモショップで海外パケホーダイの設定をしてもらいたかったのだが、カウンターは閉まっていた。
しかし、シャッターの前に、パンフレットを発見。これは去年ベルギーでお世話になったものだ。
これが欲しかったんだ。

朝ご飯を求めて食事処がある上のフロアに向かうが、どこもかしこも閉まっている。
辺りにはジプシーと化した人たちが地べたに寝転がっている。時間を持て余している人たちがこんなにいるのかと思うくらい多かった。

しかし、奥の方になんと24時間営業している和食屋を発見。
加えてなんと喫煙もOKの店。まさに探し求めていた奇跡の店である。

しばらくは和食ともお別れである。うどんを注文し味わう。
一服を済ませて、保安検査通って、出国すると、案外時間なかった。

ゲートが開いたのが6:00。
で、発がちょっと遅れて6:40。フライト時間は2時間半位。

9時半に仁川国際空港に到着。
以前に釜山は行ったことあったが、首爾は初めてである。
transitではなくexitへ。
今回は出国してソウルの街へ繰り出すのだ。僅かな時間とはいえ、2か国行くことができる。

しかし今回は入国の手続きをしなければならないため、入国書類を記入し、入国審査の長い列に並び、パスポートにスタンプを押してもらわなければならない。これが思いのほか時間がかかった。

無事に韓国に入国。
入国してからの流れは事前に日本で調べてあった。
一目散にA'REXという鉄道に向かう。空港の出口からは少し離れた場所にあったが、すぐにたどり着くことができた。
このA'REXという鉄道は仁川国際空港からソウル駅までを結ぶ鉄道で、これを使えばノンストップの直行便で40分ほどでソウル駅に到着できる。

ちょうど乗り場に到着した時に15分後の10時30分発の直行便があり、ほとんど待ち時間もなく乗ることができた。
券売機で発券も簡単。直行便は日本のグリーン車のようになっており全席指定。
どの席かはレシートに印字してあった。

11時15分、ソウル駅に到着。初のソウルである。

ソウルに来たとはいっても4時にはまた空港に帰らなければならない。
てことは3時過ぎの列車には乗らなければならず、ソウルでの滞在時間はわずか4時間。案外時間がない。
というわけでどうしてもしたいことを2つに絞った。
まず一つ目。本場の韓国料理を食べること。韓国料理は本当に大好き。

そして2つ目。ソウルにある世界遺産を一つでも見ること。

多分この2つで一杯一杯だろう。

まずは本場の韓国料理を求め、町に繰り出す。
しかし、ソウル駅周辺は思いのほか店がなく、思っていたのと違う…

そしてガイドブックを見て、まずソウルに来たらここに行け、と書かれていたのが…

明洞である。

というわけで今度は地下鉄を探して明洞へ。
地下鉄の乗り方もここで覚えた。
韓国の地下鉄は最初にまずパスモのようなICカードを購入し、そこへチャージしていく方式のようだ。
しかも最初のカードを購入するとき保証金として500ウォン多い値段になっており乗り終わったら払い戻し機に入れると500ウォン返金される。

ソウル駅の地下へ行き、地下鉄の乗り場に。
明洞は地下鉄の4号線で二駅。進行方向どちらに乗るか確認するときが一番難しかった。
とりあえずハングル文字を純粋な形として覚える。

無事に明洞に到着。
駅の近くの路地裏にいい感じの店を発見したので入ってみた。

注文したのはスンドウブとクッパ。
やっぱり冬の寒いときに食べる辛い鍋料理は最強である。
本場の韓国の味はやっぱり辛くて想像以上にライスを食べてしまったが、やはりおいしかった。
メイン料理のほかにキムチとか小皿が結構ついてきて、これもまた箸休めになって旨い。
ただ、基本全部辛いから、ライスを上手に食べないと逃げ場がなくなるけど。

絶品本場韓国料理を平らげ、早くも目的の半分を達成してしまった。

残る目的は…そう、世界遺産を何か見ること。

ソウル駅に来る時の列車の中で調べたのだが、ソウルにある代表的な世界遺産は二つで、宋廟と昌徳宮。
そしてなんとこの日は火曜日で、宋廟は休みとのこと。
この時点で自動的に目的地は昌徳宮に決定した。
宋廟の交代式を見てみたかったが、結果としてそんな時間は全くなかったんだけどね。
昌徳宮だけでも大急ぎのギリギリだったから。

というわけで、今度は明洞から最寄駅の鐘路3街という駅に向かう。
この駅が読めなくて見つけるのがすごく大変だった。
鐘路3街があるのは地下鉄の1号線。一度ソウルヨクまで戻り、一号線に乗り換える。
ソウル駅からは3駅。無事に鐘路3街に(これを書いている今も、この駅名どう読むのかわからない)到着した。
駅に着いたのはすでに1時20分ごろ。

3時にはソウル駅に戻っておきたいところなので、時間は1時間半しかない。
結局2つ世界遺産を見るのは不可能であった。

駅を出て、昌徳宮に向かう。看板が出ていたので何も考えずにそちらへ向かうが…
どこから昌徳宮の敷地に入ってよいのかわからない。
宋廟の入り口らしき立派な門のの前にはクローズの看板があり、それは承知のことなのだが、その宋廟の入り口から昌徳宮が繋がっているものだと思っていたのだ。
入り口を探しながら地図でいう敷地のすぐ西側の細い路地を敷地に沿って進む。

しかし行けども行けども入り口らしきものは全くなく、ひたすらに壁が続く。
しかもその路地も閑散としていて、そう考えてもこの辺に世界遺産があるとは思えないような雰囲気。
我々は間違っているのではないかと思いつつも、歩き続け、なんと最終的には一番北側の通路まで来てしまった。
つまりは敷地をぐるっと半周してしまったのだ。
ここで入り口がないのならばそこからも入ることができない…

なぜだ。宋廟は休みなのはいいが、昌徳宮は火曜空いているとガイドブックに書いてあったはず。
なぜに入ることができないのだ…
と北側の地下通路みたいな道を往復して時間ロス…
この時すでに1時40分…これはまずい。

そしてふとさらに北側を見ると。

あった。

絶対あれだ。


といいう立派な門が。何のことはなく、地図上では繋がっているように見えた双方の敷地が、
よく見ると地下道を挟んで分かれていたのだ。我々は中間地点でおろおろしていただけであって、すぐに見つけることができた。

てか入り口には立派な門、
入場券売所、
そして観光客らしき人たち
といったいつもの世界遺産に来たときに見るものが確認できた。あぁ安心した。

しかしもう時間は45分。
トイレを済ませて券を購入し、時間を決めて、急ぎ足でずんずんと進んでいく。
2つ見ようとしていた自分の愚かさを知った。これじゃ昌徳宮も怪しい。

何とか定番の場所はすべて抑え、30分ほどで観光終了。
けど仁政殿はすごく立派だった。中の玉座もすごく豪華だった。
中には結構チマチョゴリを来た人がいて、中には集合写真と撮っている修学旅行みたいな集団もいた。
けどいわゆる俺が知っているチマチョゴリの形ではなく、最近はおしゃれなドレスのようなチマチョゴリになっているんだなとその時に知った。
日本の伝統衣装の着物や浴衣がピンクになったり、ミニスカートになったりするようなものか。
伝統衣装ということを考えると、少しさびしい気持ちになったりもする。
てか、日本の浴衣のミニはおかしいよな。あれは絶対下品だと思うぞ。

というわけで大急ぎで昌徳宮の観光を終え、来た道を帰る。今回は迷わないのでスムーズに駅まで帰ることができた。
来たようにソウル駅に行くため、1号線の地下鉄。今度は来た駅名と逆の駅名に行く列車にのるのだ。
相変わらず駅名は読めないが、ハングルの形だけを覚えて、無事にソウルに到着。
最後の地下鉄カードはあえて払い戻しをせず、記念に持ち帰った。500ウォンだし。

ソウル駅に到着したのが14:40分。
そして仁川国際空港行きの直通A'REXの発車時刻が15:15分。
そして空港到着は16::00!
なんと完璧すぎるスケジューリング!まあ、結果論だけどね。
図らずもちょうど良すぎる時間になり、最後にソウル駅で記念撮影をし、A'REXへ。
もう乗り場も発券方法も分かっているのでスムーズに乗れた。

ここからはいつも通りのチェックインを行うのだが、今回はトランジットで一回出国してしまっているので、
もう一度空港カウンターに行き、預けたバゲッジのタグを見せ、保安所を通りとやったので、余裕は全くなかった。
ほとんど待ち時間なしでコタキナバル行きの飛行機に突入。

韓国からの時差1時間、現地時間22:30、無事に到着した。
中での6時間はきつかった。
そして入国審査が長い長い…1時間以上並んだ。

ホテルにチェックインして空港で買ったスタバのパンをモサモサと食べ、すぐに寝て明日に備えた。

ボルネオ紀行 1 ―出発前夜編―

2017-01-08 19:36:44 | 
また今年もこの季節がやってきた。
今年のターゲットはボルネオ島。なぜここに決まったのかというと、単純におもしろそうだったのと、そこそこ安かったから。
候補はマカオ、香港、シンガポールなど比較的近場で安めの場所を狙っていた。
なんせ今年は北海道に10日間も滞在し、散在の限りを尽くしたので、冬は安く済まさなければならなかった。

その中でこう候補の一つで挙がったのが、マレーシア。
しかもクアラルンプールのマレー半島ではなく、コタキナバルがあるボルネオ島の方面が面白そうという話となり、決めた。
我々の旅行の形態を考えると、クアラルンプールよりもコタキナバルの方が好みであろうということで。

去年ベルギーの旅行でお世話になったサイトで個人予約。
ホテルと航空券を抑える。
今年は年に勝てず、機内泊ではなく、超早朝の飛行機で発つパターンにした。何万か値段が上がったけど。

というわけで、ことにはなんと6:20分に発というとんでもなく早い時間。
海外旅行となるので、空港に集合する時間はなんと4:20分である。
流石にどんなに始発で行こうが間に合うわけないので、空港近くのホテルに前泊することにした。
羽田空港だったのがせめてもの救いだ。あ、羽田はもう古いか。東京国際空港。
ちなみにホテルはブッキングドットコムで格安で予約した。
その価格を含めてもやっぱり機内泊より朝発がいいなと思う。

20161226

この日は普通に仕事。加えて職業柄この時期は激務。
前日に準備はある程度準備は済ませておいたのだが、結局かなり遅くなってしまった。
ちなみに今回はスーツケースではなく、ボルネオ島に向かうものらしく、バックパックにした。
重量はかなりのものになり、もうはちきれんばかりにパンパン。


いつものように書いていくと、毎度のごとくとんでもない容量になってしまうので、できるだけ淡白に時系列で書いていこうと思う。

19:00にパンパンのバックパックを背負って家をでた。
まずは池袋から品川まで山手線で座れてラッキー。
品川かた京急本線で京急蒲田まで。てか京急本線って乗りなれてない人にとっては難しい…

京急蒲田で空港本線に乗り換えて穴守稲荷という駅まで。
羽田空港の2,3個手前の駅。ここに本日宿泊するホテルがあるのだ。
結局穴守稲荷に着いたのは
21時前位。

ここ穴守稲荷という駅は初めて来た。というかこの辺りが大田区であったことを初めて知った。
この編は非常に面白い土地で、駅前は非常にローカルな感じがしてるのに、わずか50メートルも歩けば、
JAL等の高層ホテルが立ち並び、目の前にはクロノゲートの建物。
このギャップが面白い。

ホテルはそのクロノゲートのまさに道を挟んで目の前にある、マイステイズ羽田というところ。
ブッキングドットコムで格安で予約したので一抹の不安を抱えながらチェックインをしたが、ここに本当に泊まってもいいのかというくらい豪華でお洒落なホテルであった。最近できたホテルなのであろうか。とても綺麗だった。

重たい荷物をおろし、すぐに外へ出た。夜ごはんを食べるため。

駅前においしそうなローカル色漂う中華料理屋を発見していたので、ここに入ろうかと思ったのだが、もう少し散策してみようかということになり、駅の周辺をぶらつく。裏通りは本当に住宅街で、一本後ろの道にはあんなホテルが建っている土地とは思えない。

そこで、これまた地域密着型の感じのする串揚げやを発見。ここに入ることにする。
串揚げかりんという店。
串揚げはもちろん、サラダがボリュームあって美味しかった。明日朝めっちゃ早いのに、ついつい飲んでしまった。

ホテルに戻って目覚ましをセット。セットしした時間はなんと3時半…
ここマイステイズ羽田は羽田空港行きの無料シャトルバスが出ている。
しかし、我々の朝4時20分に空港到着に叶うものは、朝4時に出るシャトルバスしかない。
ほとんど仮眠だが、明日の飛行機で爆睡することにしよう。


というわけでまたまた出発前夜編でした。
てかこの出発前夜編って結構書いてて面白い。
向かう前のドキドキ感、ワクワク感を思い出してくる。
もしかしたら一番楽しい時間なのかも…