今月16日発売の週刊新潮にて、小渕優子経済産業相が関係する政治団体が、支援者向けに開いた観劇会で、費用のうち約2643万円を負担していた疑いがあると報じられ、公職選挙法違反の疑いが出た事から、国会での追及が始まった。
他にも姉が経営する店での政治資金流用など複数の疑惑が指摘され、野党の追及拡大は必至。小渕大臣側が余程説得力のある無罪証明の証拠でも出せない限り、追い詰められ、テレビで連日追及される姿をさらすことになる。
疑惑が多すぎ逃げ通すことは困難だろうね。小渕優子は初の女性首相と期待が高まった中だったが、国会空転や本人のダメージを考えると、大臣辞任は時間の問題であろう。今後重職にも着きづらいから、政治家としてもきつい。
父親の故小渕恵三首相は最初人気が無かったものの、人柄が良く、真面目な政治家だったので次第に人気が上昇した。その娘だけに清潔で素晴らしい人物との見方は強かったはず。
期待の大きいサラブレッドだから、実は小さな疑惑が湧くとか、噂が出るだけで大きなマイナスになる。小渕優子なら無理しなくても余裕で当選できただろう。その事が、何故本人や周りを支えるものに分からなかったのか?
週刊新潮の報道から始まった追及は父親のイメージも大きく損なう事となった。安倍内閣にとっても重要閣僚辞任は厳しい。誠に残念というしかない。