日本を展望する上で、キーはアメリカの政治(軍事)、経済の世界戦略の中で日本がどのような位置を占め、どのような役割を与えられるかだ。何故なら、マクロ的にはアメリカが日本を動かし、その仕掛けとしてアメリカの諜報機関が日本政府に浸透しているからである。
電話、メール、FAXの盗聴(エシュロン)を含めてアメリカ政府は日本政府の情報をキャッチし利用してきた。その上で、アメリカ政府の要望を各省の課長などに直接電話して伝える。勿論、全てが実現するわけではないが、国民も、首相でさえ知らない間に、アメリカの意向に沿って日本は動かされている。
今後の日本はアメリカにとってより重要な位置を占める。何故なら後述するようにアメリカはヨーロッパと共に、日本を対中国戦略の重要なカードとして使うからだ。当面、TPPへの日本参加、および中国を中心とした日本、韓国を含むFTAの動向が注目される。
日本がTPPに入る事は日米の利益に叶う。景気や株価も上向く。入らない場合にはアメリカが政権を潰しにかかる。
経済は、民主党政権下では、さえない動きとなる。官僚主導の野田政権では戦略なく、創造性も展開力も期待できない。元々民主党は経済音痴。本来、円高はチャンス。アメリカや中国なら自国の通貨の強さを最大限生かす。
株価は12,000~7、600円(次第に高値が下がってきており、前回の14,000円は抜けない)、為替は1ドル70円~88円(為替介入の警戒で76円割れは難しい、アメリカも無理な円高を遠慮)かな。日銀は量的緩和を抑制し、デフレを死守するから、日本経済の成長は見えない。
◆****私が首相なら、お年玉として100兆円札を財務省に3枚ぐらい発行させる。全額市中銀行や商社に限りなくゼロに近い金利で20年程度貸し付け、民間企業のプロジェクトに世界中の貴重な資源、有力企業を購入させる。超有能なリーダーや人材をヘッドハンティングする。
円は1ドル120円を超えない程度、インフレ率は3%を超えない程度にコントロールする。日本は発展しすぎて困る。就職難から一転、人手が足りなくなる。
アメリカやヨーロッパから強烈にプレッシャーがかかる。対策として、アメリカのイージス艦とF35を大量に買い増し、更に原子力潜水艦を5隻以上リースし(運転は米側、日本の指示で動き、劣化後は米側引取り)、ヨーロッパ債権を大量に引き受ける****◆
軍事的には中国が要警戒!特にサイバー攻撃。日本の政府機関や企業が狙われ、重要機密が漏えいする。今でも中国に立地している企業のノウハウはジャジャ漏れ。日本のものは中国のもの。また、原子力空母の建設を進めており、いつの日か尖閣諸島や日本近海に中国の空母が出現するだろう。
国内注目ポイントは1にも2にも橋本徹!大阪の橋本改革が具体的にどこまで進むか。水道局の統合、区長の公選、市職員の人件費カット、地下鉄やバスの民営化などが実現する度に全国から喝さいと拍手が聞こえるような気がする。
次の衆議院選挙では、大阪維新の会が台風の目どころか、政界再編成を含めてメジャーになる可能性を秘めている。もう民主党には騙されない。かと言って自民党にも入れたくない。橋本が認定する候補者は全員当選するのではないか。
ただし、国政は沖縄基地、拉致などデッドロックに乗り上げた問題が有り、当面は乗り出さない方が得策。橋本は賢いから大阪改革に専念するだろう。
橋本とその他の政治家の差は、哲学・理念だけではない。勇気、謙虚さ、確かな実行力。私が知る限りでは、彼以上の政治家は日本に存在しなかった。言い過ぎかもしれないが。従来の政治家がひどすぎたということ。彼の実績が確かなガイドラインを作って行くように思える。
橋本市長が主張することは全国レベルで実現してゆく。例えば、原子力に頼らない電源構成、発電と送電の分離、地方公務員の人件費抑制など。
先の大阪市長選挙では、週刊文春と週刊新潮がこぞって橋本徹をこき下ろし、有ること無いこと書いてバッシングしたと言うが(やしき たかじん)、これは良識を買われていた両誌の歴史的な汚点である。マスコミも金で動く。それだけ、橋本が恐れられ、かつ、美味し過ぎる既得権が有ったと言うべき。
世界のマクロ情勢で次第に明確になってくるのは、アメリカおよびヨーロッパをはじめとしたアメリカ同盟国の対中国対策である。何度も指摘しているようにアメリカは自信が有りすぎ、楽観的で、お人好しで、共産党一党支配の中国を世界の工場にしてしまった。20世紀の最大級の失敗だね。
世界、とりわけアメリカと中国は軍事戦略をベースにしていながらアメリカは経済優先で中国との協調関係を築いてきた。しかし、流石に中国の軍事力をバックにした強引な経済成長とそれを上回る軍事力増強の相乗サイクル、更にはアジア地域の領地・権益拡大を目指した戦艦外交などで、事の深刻さ(中国がアメリカを凌駕し屈服させる)を気付き始めている。
中国の勢いはすさまじいの一言だったが、アメリカとヨーロッパを中心とする同盟国がタッグを組むことで、中国世界支配・覇権の限界が見える。従って、中国の経済成長は僅かづつスローダウンして行くだろう。
日本国内ではアメリカより中国を重要視すべきとの声が根強い。経済依存度が高いからだ。そういう人達はこれまでどれだけ日本企業や日本人が騙されてきたか知らないし、共産党独裁の恐ろしい野望を知る由もない。
アメリカ大統領は期待を込めて、共和党のロムニー。日本にとって共和党の方が多少まし。ロシアはプーチンだろうが国民の不満がたまっており不安定要因になる。韓国は李 明博が交代するため、躍進の陰りが見えるかも。
科学分野で注目されるのは、再生医療、宇宙物理でのHIGGS粒子などの開発や新たな発見。目の再生がいつ実現するか。再生された臓器を移植できるか。宇宙物理学は相次ぐ新たな発見が実はビッグバン理論を揺るがし崩壊させる方向へ向かうのではないか。
家電や車などはロボット化が進む。ロボット家電が増加し、知能の高度性を競う。会話する家電や車はいつか登場するね。「どうかお任せ」というロボットを購入すると、節電から監視まで全部やってくれる??
腕時計やトイレが健康状態をチェックし、易しくアドバイスしてくれ、データを医療機関に提供できるようになる。軽病では医者いらずのパソコンソフトも登場するかもしれない。