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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

東京モーターショウの超人混みをかき分けて

2011年12月05日 12時22分53秒 | スポーツ

 BMWのX5ディーゼルが東京モーターショウに展示されるので、ビジネス打ち合わせもかねて見に行った。チケットの予約では、入力に時間がかかる上に、個人情報まで明かして1500円が1300円になるだけとは、主催者は相当厚かましい。印刷して持って行ったらバーコード読み取りでOKだった.

 昨年まで幕張が、初めてビッグサイトになったのと日曜日が重なり、新宿駅と渋谷駅のピークを合わせたぐらいの混雑。特に人気のある西1(BMW,トヨタなど)はひどかった。天井や上部のディスプレーしか見えない。誰かが言った。「一体何を展示しとるんだろうか」

 目的のX5はBMWコーナーの最初の位置にあった。ホワイトカラーがライトアップに映えていた。Blue Performanceの横文字。ベンツのうたい文句に似せてディーゼルを連想させたかったのか。写真を撮ろうにも人混みで全景はとても無理。鍵がかかっていて中には入れない。

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 質問したらBMWに詳しいという背の高いコンパニオンがやってきた。来春発売らしいが時期は未定。245HPでトルクが55kgとはものすごい。X5の5リッターよりトルクは強い。8速オートマはディーゼルの良さを引き出す。因みに重いランクル200で318HP、トルクは47kgぐらいだったかな。

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 多分、最初の飛び出しは普通のガソリン車並みで、シフトアップすると凄い加速になると思う。高速では飛んでゆく。燃費がカタログ値11kmなら実際は8kmぐらいか。ディーゼルはこの燃費の良さが気持ち良い。コモンレールだから煙は出ない。

 不満はサイズ(高さ1.75m:ランクルは約2m、幅は1.93mぐらいか)だけ。楽しさ満載、機能も高い。右ハンドルを前々から強く申し入れており、これが実現するなら有力選択肢。価格は不明だが、多分、850万円前後。

 BMWとしてはどれぐらい売れるか想像がつかないらしい。無理もない。ヨーロッパではディーゼルが60%だが、日本では10%。多分、煙を吐くとか、力が弱い、古くなるとガタがくるといった印象が強い。ベンツのEクラスディーゼルも売れていない。

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 しかし、速いわ、気持ち良いわで、わざわざディーゼルと言わないと誰も気づかないだろう。色の白さも際立つ。この白さは国産車には無いがドイツの技術なのか。まるで気高い磁器の輝き。

 トヨタはLS600のハイブリッドだけちょっと見た。とてもじゃないが、トヨタはオーソドックスな割には、人だかりの多さ。もう、ええわという感じ。隣のダイハツはちょっと少なくてほっとする。ダイハツではユニークな液体燃料の「商CASE」(ディスプレー専用車)を飾っていた。未来的で遊び心が有り面白い。

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 ダイハツに椅子のコーナーが近くに有り、休憩を兼ねて眺めていたら、アンケートの担当が来ていろいろ質問された。ホンダ、三菱、マツダ、ヤマハ、フォルクスワーゲン、ポルシェなどのブースを歩きながら見たが、殆どが町で走っている車だし、自由が制限されているので、よほど魅力が無いとその島に泳いで行こうという気になれない。

 ランドローバーも展示していた。広島出身の説明員がいたので、いろいろ聞いた。フォードのエンジンを積んでいるのかと聞くと、前はそうだったが、今はタタモータースの傘下で自社エンジンらしい。サイズは幅が186cmぐらいと狭い点を除くとランクル200に近い。エアサスで5cmぐらい上下する。

 車の割に価格が高いのとガソリンのみで、特にランドローバーを選ぶ理由が無い。スモールサイズのSUVもあり、若い女性がかっこいいなどと言う。女性でも興味があるのかとちょっと驚いた。

 ボルボは背の高いトラックを解放し、見学人が運転席に乗り込んでいた。ベンツのMもどういう訳か、X5と同じホワイトで、ベンツマークを外すと、どっちがどっちだかわからない。それを言うと、説明員から「BMWはベンツから出て作ったメーカーですから」と告げられた。

 下請けメーカーがミッション、差動ギア、制御メカニズムなどを展示していた。複雑なギアの噛み合いなどをカットモデルやプラスティックの透視で見せている。特に最新のギアのモデルはまるで精密機械のようで、これで大トルクを伝えるのかと感慨深かった。

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 全体として特にインパクトのあるモデルが有るわけでもないが、この人の集まり具合は何だろう。若者は車を持たないと聞いてる割には、結構、熱気のあるショウだった。しかし、行くなら平日だな。

 羽田からは、直通バスのことをインフォメーションに聞くと、特別バスが有るはずと言い、実際には無くて、モノレールで天王洲アイルで降り、複雑な経路を歩いて、りんかい線に乗り換え国際展示場に行った。(合計660円)帰りは直通バスで20分ぐらい(600円)だった。

 食事は待ち時間が長く諦めた。早めに羽田へ行き、眺めの良い店で席を取って、高めのラーメンを食べた。