宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

北方領土を取り戻すには占領するしかない

2011年05月17日 16時17分33秒 | 思考空間

 鳩山前首相が何の戦略も持たずに、沖縄米軍基地を海外に移転させる発言を繰り返し、これにより、アメリカとの同盟関係に空白を生み、中国やロシアに付け込まれることになった。中国は尖閣諸島を狙い、ロシアはメドべージェフ大統領が北方領土訪問するに至った。韓国は竹島の実効支配をさらに強める。

 鳩山前首相はマスコミに姿を確認させつつロシアを訪問し、北方領土返還交渉の下準備をするのかと思われたが、期待を込めて待っていたロシアに肩透かしを食らわせ、逆に、静かだった湖面に波紋を起こした。ロシアが自ら手を下すきっかけを作った。

 何度も指摘しているが、実は、冷戦崩壊後、経済も含めて世界は軍事戦略で動くこととなった。アメリカがルールを変えたのだ。従って、経済が全てを支配するとする最新経済学も古典になった。従来の常識や手法では手に負えなくなっていることを政治家も、官僚も、経済学者も気づいていない。今、最も正確に、経済を含めた世界情勢を語ることができるのは軍事専門家である。

 メドベージェフ大統領や幹部が北方領土を訪れる目的は①既成事実を作り牽制すること、および、②日本を揺さぶるのが目的。どちらに転んでも、ロシアにとって損なことは何もない。それに対応できていない民主党政府や官僚はあほだ。口先で抗議するのは意味が無い。先方の首脳と直に会い、腹を割って、本音を探った方が良い。

 しかしながら、現状を見る限り、話し合いや経済協力などで北方領土が還ると考えるのは楽観的すぎる。かつて、イギリスがフォークランド紛争で、軍隊を送ったように、日本の主権が侵されているのであるから、自衛隊の特殊部隊を送って取り返すべきだ。その前に、アメリカが協力してくれるのか確かめたほうが良い。

 さもなくば永遠に北方領土をあきらめることだ。命がけで戦う覚悟が無いのに、領土を取り返すなどとは言うべきではない。命を捨てるつもりで臨めば、道も開かれる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする