
ブールデル:弓をひくヘラクレス(1909年)
彫刻家ブールデルの名作。
背後に小さく見えているのは、ロダン:地獄の門
(国立西洋美術館)
彫刻家ブールデルの名作です。
まさに矢を放とうとする瞬間、矢と弦があたかもそこにあるような臨場感。
左足の太ももからつま先に至る「つっぱり感」が凄い!こんな筋肉はありえるのか?
でもそんなことはどうでも良いのです、これは彫刻の表現ですから。
・・いつ見ても感動します。
ー ー ー ー ー
この彫刻、
まだ学生の頃に仲間とよくスケッチに来ました。
なかなか上手く描けなかったけど、楽しかったナ。
帰りはいつもアメ横の線路下の餃子屋さんに寄って、
バナナのような巨大な餃子とビールで盛り上がっていました。
ー ー ー ー ー
この日、
この彫刻の前で、彫刻と同じポーズで記念写真に収まる人たちが後を絶ちませんでした。
私たちと同じ顔の外国語を話す人たちが入れ替り立ち替り、
この彫刻の前でこのポーズを楽しそうに真似をしてはお互いに写真を撮っていました。
少し不思議な気持ちもしましたが、みなさんとてもお楽しみのようなので、・・何よりでした。
ご苦労様。
上野の森の静かな風景も、今はずいぶん変わりました。
・・・
私たちがルーブルで記念写真を撮っていると、パリの人達もそんなことを思うのでしょう。
(か)