サグラダ・ファミリア「誕生のファサード」 設計:ガウディ
ユネスコ世界遺産:「誕生のファサード」と「地下聖堂」
「なんなんだこれは!」
雨に濡れた「誕生のファサード」を真近で見上げた私の印象です、マジカ。その時の私の顔は多分「岡本太郎」化していたと思います。
雨に濡れてドロドロと重さを増した「誕生のファサード」は、建築というよりも「土の塊が地表から噴き出し固まりながら溶けている」そんな印象でした。凄い存在感に圧倒されます。やはりこれは凄い!
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サグラダ・ファミリアは1882年起工。ガウディは1884年にこの仕事を引き継ぎ、その後1926年交通事故で亡くなるまで生涯の仕事となりました。現在はガウディの残した膨大な資料を基に建設中。
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私が学生だった45年前、サグラダ・ファミリアは私たちの憧れでした。当時はまだ「誕生のファサード」と周辺の壁が出来ていただけ、大学の講義で「サグラダ・ファミリアが完成するまで後350年かかると言われている、ヨーロッパの教会建築は完成まで何百年もかかるのは当たり前、彼らはそんな時間軸で建築を考えています」と西洋建築史の先生が言っていた。
まだ若かった私たちはその話に素直に感動した。「凄い!いつ完成するか分からない建築を何百年もかけてひたすら作り続ける・・なんて素敵な話だ!」と、目を潤ませてその話を聞いていました。
「俺、卒業したらサグラダ・ファミリアの工事現場に行って働くよ!」と真顔でボランティアの決意を語る者もいました。(彼はその後バルセロナには行きませんでした、ハハ)
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そんな45年前の若者たちに感動と夢を与えた「未完の建築:サグラダ・ファミリア」でしたが、どうした事でしょうか、いつの間にか2026年(ガウディ没後100年)の完成を目指して現在凄い勢いで建設中ではありませんか。
8年後に完成です。「最新の技術」と「経済効果」と「やる気!」でなんと300年も工期が縮まったのです。これにはガウディもビックリ!
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憧れの建築「サグラダ・ファミリア」を訪ねました。
教会は中も外も、凄い数の見学者で溢れていました(まるで清水寺や金閣寺みたい)。みなさんそろって上に向かってカメラを構えています(私もそうです)、この建物に入ると自然と上に視線がいきます、だってカメラを横に向けると人しか写らないから。・・首が痛くなる。
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外では建物のはるか上空を何台もの大型クレーンが長いアームを回しながら建設資材をどんどん引き上げています。工事足場にはたくさんの作業員。この光景を見ていると「本当に後8年で出来るかも!」と思いました。・・・完成をお祈りしています。
「なんなんだこれは!」
雨に濡れた「誕生のファサード」
なんだかドロドロ溶けてきそうな凄い量感でした。
(・・サンマは目黒・・カウディは雨の日に限る)
「もうこんなに出来てます!」
教会の内部は見学者で溢れています。
みなさん自然と上に視線がいくようです。
「もうこんなに出来てます!」
完成するとこの写真の左端が教会の正面入口になります。
このアングルは教会を真横から見ています。
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気分を変えて天気の良い日に再び写真を撮りに訪れました。
雨の日に比べるとだいぶ「普通の印象」だったので少しホッとしました。
ここから見てみると教会建築としてかなり整って来ていることがわかります。
でもこれからさらに大きく高い塔がドカドカ立ち並ぶそうです。倒れないでね〜。
(KYB製の免震・制振装置には気をつけてください)