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 玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

山犬

2013-08-18 | 犬の気持ち

山犬「エース」
最近ちょいと中年のシブさが。
「かーさん、それは誤解だ。いいから私の話を聞きなさい。」

 「山犬」と書くと一般的にはニホンオオカミの事のようですが、我が家ではそうではなくて山が好きな犬の事を勝手にそう呼んでいます。我が家の「芝犬(*)」エースは別名「山犬」とも呼ばれています。
 エースは山に来るとき、車の後部の荷物スペースに積んであるテント型の小さなケージに入れて移動します。移動時間は2時間半ぐらい。エースはその間、ケージの中でまったく声をだしません、ウンともスンともクンともキャンとも何も言いません。エースを乗せて運転していても、乗せている事を忘れてしまうほどです。車の急発進のときに後ろで「ゴロン!」と動物が転がる音が聞こえると「あッ!エースが乗ってたんだ~」と思い出したりします。
 山でも定刻のお散歩の時刻が近づくとシッポを振ってそわそわしますが、あとはローテーブルの下に潜って寝ています。私たちの食事の時、このテーブルの上で肉が焼かれても、チーズが並べられても決して出てきません。私たちの食事の後にもらえる自分のごはんの時までじっと我慢をしています。とてもいい子です。
 以前に、山の散策に連れて行った時のことです。山奥だから誰もいないし、もう慣れているから大丈夫だろうと思い、リード(綱)を着けずに一時間ほど「けもの道」のような山の中をエースをつれて歩いた事がありました。エースはほどほどの距離を保ち、私たちの周りを気ままに楽しそうに歩いていました。散策のあと小屋の前まで戻ってきてリードを着けようとすると、エースがいやがってよって来ないのです。「オイデ!」と呼んでも、すこし強く「ツイテ!」と号令しても来ないのです、こんなことは初めてでした。一時間ほど「けもの道」を自由に歩いたので野生が少し戻ったのかもしれません。でもささやかな抵抗もそこまで、チーズを見せられるとシッポを振ってすぐによって来ました。
(か)

 

 

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(*印)
ワンちゃんの好きな方はお暇なときに以下の記事もお読みください・ワン!
「このブログ>(カテゴリー)犬の気持ち>各記事」です。

おはよう!クロちゃん

2013-08-11 | 犬の気持ち

いじめない?

    我が家の周辺を縄張りにしている野良ちゃんメスネコがいます。
    今年は三匹の子ネコをつれているようです。
    そのうちの一匹、ちびクロちゃん。
    まだレンガぐらいの大きさです。
    さっきまで庭で子ネコ三匹で遊んでいたのですが、カメラを向けるとニ匹は逃げて、
    この子だけ逃げずにジ~ッとこちらを見ていました。
    「いじめない?」
    「いじめないよ」
    (か)


エースは見た!

2013-07-11 | 犬の気持ち

「・・あの~そろそろお散歩のお時間なんですけど?・・」
階段の下でお座りをしてシッポを振りながら、
控えめなまなざしで二階を見上げ、
お散歩をじっ~と待つエース。
「その時エースは見た!」

 現在我が家は私と名犬エースの二人暮らしです。
 同居人の妻と母はイギリスのコッツウォルズに田舎の景色を眺める旅に、料理人の息子はタイのバンコクへ料理のネタ探しの旅に、みなさん出かけています。家では私と愛犬エース、二人で気ままなお留守番です、今晩はエースと近くの寿司屋にでも行って適当にすませます。
 このように書いてみると、なんだかものすッごく優雅な生活を送る平和な家族、というイメージですよね、ね!。だから一度記念に書いておきたかったんです。ハハ、こんな事ってまず無いし、本当にたまたまなんですが。
 最近テレビで「世界のこんな所に日本人!(番組名は正確ではありません)」的な番組を見かけますが、妻が旅の準備をしていた時、まさにそんな事がありました。
 コッツウォルズはイングランド中央部に広がる丘陵地帯です、「羊の丘」という意味らしい。簡単に言うと「きれいな田舎」なのでしょうか?。芝がどこまでも広がる丘陵に執事じゃなくて羊さんたちがのんびりと草を食んでいる、そんなとこなのかな~?(行った事無いから間違えていたらゴメンナサイね)。そんな田舎を、高齢の母と娘たちの三人で一週間ほどかけてゆっくりと旅をする(のだそうです)、いいですね~。
 移動手段は車です、当初はレンタカーを借りて気ままに動く予定だったのですが、いくら左側通行の田舎道とはいえ、そこはやはり外国、なにかあったら大変なので現地でドライバーをチャーターする事にしたようです。われわれがバリに行くとよくやる方法ですね、ここで違う点はバリのように頼めば誰でもどこでもすぐにでも「チャーター車に変~身~!」とはいかないので、きちんとタクシー会社に事前に依頼しておかなければいけないようでした。現地では、観光ポイントを要領よく廻る日本語のガイドツアーもいろいろとあるらしいのですが、どうもそのような気分ではなく、もっと気ままに巡りたいようでした。そこで、現地のタクシー会社をネットで調べて直接「英文」で問い合わせメールを送るものの、イメージしているようなチャーターのシステムが無かったり、車が足りないからと断られたり、なかなかうまくいかなかったようです。そして少しくたびれてきた頃、何社目かに「英文」で問い合わせメールを送ったところ、何と!突如「和文」で返信があったのです。ビックリーメンシュナイダー!問い合わせ先に日本人の女性が働いていたのですね。それからは「和文」での交信、こちらの希望を細かく伝える事が出来て、この会社にドライバーの予約をお願いしたそうです。日本人っていろいろなところで働いているのですね。
 でもこの話、冷静に思うとイギリスの観光地ですからね、日本人が働いていてあたりまえですね。自分の送ったメールはイギリス人が読むもの!返信は「英文」でくるもの!と決めつけていたこちら側が、かってに驚いただけでした。スミマセンでした。日本でも、蓼科とか原村とか行くと外人さんが沢山働いていますからね。(か)

 
  「メ~~メ~~」

・・・あれ?
「メ~~メ~~」はヤギか?
羊はどうなくのだろう?「メ~」でいいのかな?
・・・この話題の方が俄然おもしろいですね。
ーーーーーーー
そこで調べてみました。
いましたいましたヨ、私のような人が。
以下はネット掲載記事のコピーです。
質問>
やぎと羊の鳴き声は両方「メ~」でいいのでしょうか?
回答>
文字で書くときは同じ「メ~」でいいと思います。
違いを誇張すると、やぎは「メ~」ですが羊は「ベぇ~ぇ」です。
(以下省略)

レインワン

2013-06-15 | 犬の気持ち

レインワン
「・・あの~・・そろそろお散歩の時間なんですけど~・・僕の準備はとっくにバッチリーリトナー!なんですけど~・・はやくお散歩に行きませんか?・・お忙しいところ、ホント、毎日スミマセンね~・・ワン」

 梅雨時のワンちゃんのお散歩はなかなかたいへんなものがあります。
 我が家のワンちゃん、名犬「エース」はお散歩が大好きです。とにかく「お散歩」を楽しみに毎日を暮らしていると言っても過言ではありません。雨でも平気です。でもあまり濡れると可哀想なのでレインコートを着てのお散歩です。レインコートを着せると何故か神妙になります、オスワリをしておとなしく出発を待っています。
 エースはおりこうさんです。「サンポ」と言うと、これから広がる夢のような世界が嬉しくてシッポを振ります。「シッポ」と言うと、指摘された身体の部位を正確に把握してシッポを振ります。言葉の微妙な差異を的確に聞き分けているのですね、凄いですね。(・・・?)
 朝のお散歩はお母さん、夕方のお散歩はお父さん、とスタッフの役割分担もきちんと把握しています。
 朝はお母さんの周りに付いてはなれません。お母さんの散歩の準備のとき、洗面室で日焼け止めクリームを塗って帽子をかぶるお母さんの足下でシッポを振ってピョンピョンとはねて喜んで待っています。お父さんのことは無視。
 夕方になるとお父さんが降りてくる階段の下にオスワリをしてシッポを振って待っています。こんどはお母さんのことは無視。
 お父さんは散歩の前になるといつもグンデルの練習をします、その間エースは階段下で待つ事になるのですが、ここで、ここからの待ち時間の判断が難しいのです。
 練習曲が「アンカタン」(*)などの軽い曲だと5分ほどで終わるのですが、なにかの勢いで「ポムカ」(*)などの大曲が始まってしまうと30分にもおよぶ事になります。エースは賢いのでその変化を聞き分けているようです。「ポムカ」が始まるとシッポを丸めて一旦自分のケージに戻って寝てしまいます、曲は進み「トランリンドン~アラサルム」(*)も終わり「プニャチャパルワ」(*)になるころ、ケージからそそくさと出てきて、階段の下でオスワリをして上を見上げてシッポを振って待っています。
 エースのようにワヤンの曲を聞き分けることの出来るワンちゃんは、私たちの村では「ワヤン犬」と呼ばれ尊敬されています。またエースは芝生が大好きなので別名「芝犬」とも呼ばれています。
 上の写真はエースのお散歩用のレインコートです。ロンドン在住のデザイナーの友人に依頼してデザインしてもらいました。フレディーマーキュリーがタンクトップの上に羽織ったガウン(**)をイメージしているそうです。このザックリ感と透明感!素晴らしいですね。(か)
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(今回の投稿記事、後半の一部にフィクションがあります、害はありませが注意してお読みください。ワン) 
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(*印)はワヤン・クリッ「影絵人形芝居」上演の際に演奏される曲名です。説明をはじめるととても長くなりますので、詳しくはエースにお聞きください。
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(**印)
この情景をイメージしていただけたみなさん!
ゆっくり語り合いましょうね。
 
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「雨が降ると・・大好きなその人が訪れてくれる・・」
 レインマン
 

芝犬

2013-06-01 | 犬の気持ち

芝犬「エース」。とにかく芝生が大好き!身体全体を芝生にすり付けてよろこびます。

 今回の記事のタイトルは「芝犬」です「柴犬」ではありません。芝犬とは芝生がとても好きなワンちゃんの総称です。(と私だけが勝手に決めている。)写真のワンちゃんは、我が家の飼い犬「エース」と言います。オス、9.6キロ、たぶん8歳(誕生日は不明)です。
 エースは芝犬です。
 柴犬は入っていると思われますが雑種です。雑種だからおりこうさんです、サンポとシッポは聞き分けてシッポの振り方を変えます。
 小さい頃、背中のあたりがかっこ良く黒かったので「この子はシェパードも入ってるよ!」と、私はしばらく思い込んでいたのですが、散歩の時に本物のシェパードと遭遇して比べてみると、その大きさと格調の高さに圧倒され、それ以来「やっぱ、うちのエースにはシェパードは入っていないね。」という事になりました。
 エースは茨城県出身です。まだ一歳にも満たない子犬の時に、妹犬と二匹で放浪中に捕獲され殺処分犬として保健所に入れられていたそうです。(この妹犬も今は元気です!)
 そんな殺処分犬たちをなんとか救うためにボランティア活動をしている「すごい人」がいるのです。
 保健所とも連携して情報を集め、子犬などはとにかく自分が一旦引き取って自宅で飼ってしまうのです!これすごいですね。
 ですから常時、この「すごい人」のお宅には、すごい数の犬たちが群れをなして暮らしているのです。実はこのように子犬の時に群れで生活する事が犬たちにとって、とても良いことであると聞いて感心しました。
 この「すごい人」は、次は「飼い主探し」の活動をして犬の引き取り手を探します。今はネットがあるので情報が広く公開されますが、昔は大変だったと思いました。
 我が家のエースはわたしの妻がネットで調べ、「飼い主探しの会場」を訪れ、お見合いをして、引き取ることを決めました。(もし犬をお探しの方がいましたら、ペットショップ以外にこんな方法もご活用ください。)(私の息子も同じような方法で猫を二匹もらってきました。)
 「エース」という名前はもともとこの人が付けていた名前です。引き取ることが決まった時に「どうぞ、新しい飼い主の方が新しい名前をつけてやってください。」と言われましたが、この人に敬意を感じていた私たち夫婦は、そのままエースにしました。いまはもう完全に我が家の「エース」です。
 この人は本当にすごい。新しい飼い主が決まっても、新しい家でこの犬が本当に幸せに暮らせるのか?それを確認するためにわざわざ遠くから現場(新しい家)を訪れるのです。もちろんこれからの新しい家族とも面接をします。
 この「すごい人」は、我が家の環境的なチェックを鋭い眼差しで行い、なごやかなヒアリングの末に合格した新しい飼い主に「エースを託す」ことを決めてくれました。
 そして、この「すごい人」は、さきほど胸に手を当てて「エースを一生かわいがる事を誓います!」と宣誓したばかりの新しい飼い主夫婦に見送られて、また新たなる犬を救うため!夕暮れの中、軽自動車に乗ってパタパタと我が家を後にするのでありました。
 まるでスーパーウーマンのような「すごい女性」でした。
 ありがとうございました。(か)