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 玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

浜松ワヤン公演2「ごめんください~ありがとう」

2013-10-17 | ワヤン「ありがとうございました」

眠り続けるクンバカルナを起こす命令を受けて、クンバカルナの屋敷まで訪ねてきたサングト。

 「ピンポ~ン。ごめんください。どなたですか。サングトが参りました。お入りください。ありがとう。」
 この会話を全部一人で言う、前半は大阪風抑揚で棒読み、最後の「ありがとう」の所だけ声の調子を緩くして微笑みながら言う、一同コケる。・・・これがギャグなのである。・・・大阪以外の地域の人でこのギャグの面白さが分かる方いらっしゃいますか?
 私には何が面白いのか分かりませんでした。くりかえし聞いているうちにもしかしたら面白いのかもしれないな~?ぐらいまでにはなんとかなってきましたが。
 大阪組はこの「面白さ」をなんとか東京組に伝えようと、吉本新喜劇のお笑いタレント桑原和男のユーチューブの映像をスマホで検索し、笑いをこらえながら私にかざして見せるのです。でも私にはなんだか分からない?
 笑いを懸命にこらえながら印籠のようにスマホをかざしてくれる姿はすごく面白かったのネン。そやけどギャグは分からしまヘン。大阪の文化は深いですネン。大阪の言葉って「・・ヘン」「・・ネン」とか多くて、フィンランド人の名前の様だな~っと今思いました。
 よし!こんどの大阪公演までにはこのギャグの呼吸が分かる様に頑張るゾ!(か)

 
 お笑いタレント桑原和男
 ギャグの落ちの言葉が「ありがとう。」
 これがやさしい感じでいいですね、
 だんだん気に入ってきました。
 ありがとう。

浜松ワヤン公演1「撮影大会」

2013-10-16 | ワヤン「ありがとうございました」

突然始まった撮影大会。


わ~い!わ~い!撮れた撮れた。楽しいな~。サングト可愛い~!ムルダ可愛い~!

 14日、 アクトシティ浜松・音楽工房ホールにて「梅田一座」と大阪のガムラングループ「ギータ・クンチャナ(なんちゃらではありません)」による、ワヤン・クリッ「武将クンバカルナの戦死」のコラボ上演が行われました。おかげさまで大盛況、いいワヤンになりました。お越しいただいたみなさん本当にありがとうございました。
 公演前日の13日に舞台設営とリハーサルのために公演会場に集合したメンバーたち、この日は舞台設営後すぐに「みっちりとリハーサル!」の予定です、まだまだ入念な打ち合わせが必要な箇所が沢山あるようです、みなさん一刻も早くリハーサルを始めたいらしく、真剣な面持ちでテキパキと舞台設営を行います。
 そして、やっとクリルの組み立てが終わりました。試しに光源を入れて人形の影を映してみました。するとどうでしょう、大阪組のみなさん、ワヤンのリハーサルはそっちのけ、手にてにスマホをかざし、突然始まってしまった撮影大会。
 「わ~い!撮れた撮れた~。サングト可愛い~!」・・・リハーサルはどうなったのですか?・・・でも、みなさん楽しそうで良かったですね。大阪パワー全開!「ギータ・なんちゃら」のみなさんに圧倒された楽しい二日間でした。(か)

 
 もちろんリハーサルもきちんと行われ、
 人形との合わせもバッチリーリトナー!

横浜公演「気分はもうダラン!」

2013-08-09 | ワヤン「ありがとうございました」

気分はもうダラン!
ダランしか座る事のできない席。ダランしか手にする事のできないカヨナン。
公演終了後、気がつくと子供達に占拠されてしまっていた。 "JJJ!"

 一昨日、横浜公演が無事終了しました。沢山のお客様に来ていただきました。子供達もたくさん来てくれました。ありがとうございました。ダラン部隊もグンデル部隊も大奮闘、来ていただいたお客様にも喜んでいただけたと思います。
 会場が屋外だったので「グンデルの音が聞き取りにくかった」とのご指摘をガムラン関係の親しい人からいただきました、次回からはグンデルの音もマイクで拾ってもらうように改善していきます、貴重なアドバイスありがとうございました。
 涼しい風が吹き抜ける爽やかな屋上庭園のワヤン会場。大人の方はビールが進み、子供達は芝生で自由に遊んだり。なんだか「ワヤン」と「ビヤガーデン」と「児童公園」が合体したような和やかな空間でした。芝生で気持ち良さそうに寝ている人もお見かけしました。
 公演終了後。いつもの様に興味を持ってくれた子供達が次々に舞台に上がってきます。「人形、見ても良いですか?」「楽器、さわってもいいですか?」と始めは穏やかな雰囲気だったのですが、この日はだんだんと子供達の行動も熱を帯びてきてしまい、気がつくとダランの席に座って人形を動かす子、その子の持っている人形を今度は横からほしがる子、ダランの席と人形の奪い合いのような緊迫した状況になってしまいました。われわれも、さすがに「このままでは人形が傷んでしまうかもしれない?」と危機感を感じ、電球の電源を切ってあたりを暗くしてその場をやっとおさめました。ワヤンに興味をもってくれたよい子のみんな!アリガトウ!でも、もう少しやさしく扱いましょうネ。
 この状況を招いてしまったのは、おそらく屋外公演の開放的な雰囲気と、あらかじめ「人形は近くで見ても良いけど、さわる時はやさしく扱ってくださいね~」「楽器はやさしく叩いてくださいね~」とていねいにアナウンスをしなかった我々がいけなかったのですね。
 これからは気をつけます、スミマセンデシタ。(か)
 
 
 楽器にも興味を持ってくれたようでした。
 どんな音がしたのかな?

 
 子供達にとり囲まれるワヤン専属テキ屋のオジサン。
 「ハイハイハイ!この人形安くしとくよ~」(ウソ)
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この公演の時の子供達の元気な様子は、
一座の営業部長でもあるガムラン仲間S教授のブログ「カイの家」(8/10)にも掲載されています。
http://jp.bloguru.com/kai/posts/2013/8/10

藤枝公演3「蓮華寺池の怪」

2013-07-31 | ワヤン「ありがとうございました」

打ち上げ風景。色彩感覚に溢れた素晴らしい食卓。当然「餃子」が主役!!

 藤枝公演のあと、メンバー7人とワヤン機材をのせた車2台で浜松までの帰り道。
 はじめての町なので土地勘もなく、頼りはカーナビだったのですが。
 突然、先導車のナビが故障してしまったのです!会場を後にして東名高速の焼津インターに向って走り始めたはずが、会場周辺の住宅街の中の細い道をウロウロウロウロ、あげくの果てには行き止まり。まるではじめての町での犬のお散歩状態です。と思たら、今度はものすごく広いバイパスに出たかと思うと静岡方面(逆方向)に向って爆走状態!さすがにみんなおかしいと思ったらしく、メンバーたちはそれぞれのスマホのナビアプリをかざし「あ~これ方向が違う」「今こんなとこ走ってるよ!」「このみち違うシ~」「もどった方がいいよ」「神様たすけて!」と騒ぐのでした。
 一旦バイパスから外れて側道で停車。そこでダランはカヨナンを出しマントラを唱え「聖水」をつくりカーナビに振りかけるのでした。するとどうでしょう・・・カーナビはみるみるうちに蘇り、その後は順調に帰る事が出来たのでした。この事件をわれわれは「蓮華寺池の怪」(*)と呼び語り伝える事にしました。(この話「聖水の件」以外は本当です。)
 無事に浜松に着き、大学に機材を戻し、レンタカーを返し、買い物をして、(う)のお宅に集合、餃子も美味しそうに焼けて準備も整い、やっとの「乾杯!!」は22時30分!
 いや~~~このビールの「うまいことうまいこと!!!!!!!!」(この瞬間、わたしはこのビールの家来になって一生ついて行こうと思いました。)
 皆さんおつかれさまでした。(か)

 
 翌日の朝食風景。爽やかですね~。
 (う)がみんな準備してくださいました。
 泊めてもらってさらに朝食付きです。
 みなさんも浜松に来たら泊めてもらうといいですよ。
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 (*印)蓮華寺池:
 公演会場の藤枝市郷土博物館に隣接したとても静かな素晴らしい池。
 

藤枝公演2「叩いてみていいですか?」

2013-07-29 | ワヤン「ありがとうございました」
   「叩いてみていいですか?」「ヘ~きれいな音がするのね~」
   「ヘ~人形ってこんな細かな細工があるんだ」「面白いね~」
    藤枝公演終了後の会場風景。

 いつもそうなのですが、公演終了後場内の照明があかるくなり、お帰りいただく時間になっても沢山のお客様がクリルの裏側を覗きにきます。グンデルを叩いてみたり、人形に触ってみたり、出演者に話しかけたり、いろいろな質問をしたり、今日の感想を熱く語ってくれたり、みなさんとても熱心です。われわれも出来るだけ丁寧に対応するように心がけています。
 他のガムラン公演ではこのような光景はあまりありません。ワヤン公演独特の光景ですね。きっとワヤンの上演形態そのものが観客と一体化した空気感であることや、ダラン(う)のパフォーマンスに親しみを感じて、みなさんなんとなくクリルの裏側を覗きにきては、われわれに気安く話しかけてくれるのだろうと思っています。わたしたちにとってもこの時間はすばらしく楽しい時間です。
 東京公演のときはガムラン関係の知り合いのお客様が多いので、公演終了後のこの光景も、「あッご無沙汰していました。」「お元気でしたか?」「今日はわざわざありがとう。調子はどう?」などと、どうしてもご挨拶系の会話になってしまいます。これはこれでもちろん楽しい時間なのですが。
 地方公演の場合、ほとんどのお客様はガムランやワヤンがまったくはじめての方ばかりです、そんな皆さんにワヤンを見ていただいた後、「みなさん楽しんでいただけたのだろうか?」とすこし不安に思っている時、沢山の方がクリルの裏側を覗きにきて声をかけてくださると、出演者は本当に嬉しいものです。これからもよろしくお願いします。(か)

 
 今回ワヤンデビューの期待の新人「きくチィー」
 頑張っていましたね。自転車のベル、大熱演でした。
 大変良くできました、おつかれさま。

藤枝公演1「こんな夢をみた」

2013-07-28 | ワヤン「ありがとうございました」

「こんな夢をみた」
人形の影を見ながらの演奏!(リハーサル風景)

 昨日、7月27日(土)藤枝市郷土博物館。われわれワヤン・トゥンジュク梅田一座によるワヤン公演が行われました。沢山のお客さまに来ていただきました、とても喜んでいただけたようでした、本当にありがとうございました。
 当日、会場の構成と進行の都合で、急きょ「前弾きの曲」の時だけ、グンデル(楽器)をクリル(スクリーン)の前に出しての演奏となりました。「前弾きの曲」の後はグンデルをクリルの背後に戻し、通常の配置でワヤンを上演しました。
 グンデル弾きのメンバーたちはこの時にいつもとは違う光景をすこしだけ体験して、「影を見ながら演奏できたら面白いね!!」と、叶わぬ夢を見るのでした。・・そんな夢を見た。
 でもこの配置ではお客さまの邪魔ですね。(か)
 
 リハーサル風景。
 
 左の一名「あのサ~、そこはやっぱもっと軽く”ドゥワップシュビドゥワ”と弾いてほしいんだよね!」
 右の四名「気持ちはわかる!でもね、やっぱわれわれの技量だと”ハッパフミフミ”としか弾けませんね! ・・ハハ。」
 左の一名「それだったらサ~、しょうがないから”シャバドゥビシャバドゥビ”のリフにしておこうネ!」
 右の四名「ハイ!わかりました~~ボス!」「シャバドゥビシャバドゥビですね。」

ガムラン・アンクルン

2013-07-26 | ワヤン「ありがとうございました」

紫色のおそろいのウダン(はちまき)がお似合いの運営担当と出演した学生さん達。
公演が成功して良かったですね。おつかれ様でした。

 先週の土曜日に静岡文化芸術大学でガムラン・アンクルンのコンサート「青銅の響き」公演がありました。出演者は文化芸術大の学生さんと東京のガムランスタジオ「音の森」からの助っ人達。すばらしいコラボ演奏と踊り。舞台に立った学生さんたちも緊張の面持ちながら上手に演奏できていましたよ。
 この公演は、公演全体を全て学生さん達で運営したイベントだそうです。女子の学生さんが多かったようでした、開場のときの「お出迎え」「ご案内」もとてもよい笑顔でよかったですよ。驚いたのが後片付けのきびきびした動き、重い物も積極的に持って、小走りにどんどんと運んで行くではありませんか!早く片付けてしまって、打ち上げ会場で冷えた飲み物が飲みたかったのかな・・?おつかれ様でした。(か)

「え~~お笑いを一席申し上げます・・」
 
 ガムラン・アンクルンのお話をする(う)と
 ガムランスタジオ「音の森」からの助っ人達。

ホイップクリーム

2013-07-22 | ワヤン「ありがとうございました」

も~完璧でした!
日曜日、ジャワ・ワヤンをみんなで観てきた後に(う)のお宅で開かれた「おやつタイム」風景。

 先週末は浜松にいました。
 土曜日の静岡文化芸術大学でのアンクルン公演の差し入れでいただいたものすごく美味しいシホンケーキと、丁寧に練りあげた、ウイスキーをちょいと垂らし甘さを控えたホイップクリームと、桃とキウイとバナナ、そしてこだわりの深煎りコーヒーとの「コラボレーションおやつタイム」。も~完璧でした!
 BGMはバンドネオン。「お~ヨーロピアンだ!ヨーロピアンの味だ!ヨーロピアンの香りだ!」と、ほとんど前日の打ち上げ宴会の再現のようなことをうわ言のように口走りながらパクパクと口に運ぶ一座のメンバーであった。
 このすばらしい、これだけヨーロピアンな香りのおやつタイムでも、話題はもっぱらワヤンについて(これはもう完全に病気ですね)、年末恒例の光塾ワヤン(渋谷)の演目や内容について話に花が咲きました。この会議で演目はほぼ決まったのですが「まだないしょ!」お楽しみに。(か)

 
 静岡芸術大学アンクルン公演の休憩時間、
 アンケートを丁寧に書いてくれていた女の子。
 どんな感想を書いてくれたのかな~?
 面白かった?