
スカッシュ・コート。(コート後方の強化ガラスの壁越しに撮影)
「幅6.4m、奥行き9.8m、高さ約5.6m以上の天井を持つ四方を壁で囲まれた空間」
一般には後方の壁面が強化ガラスでできていて観戦ができる様になっています。
我が家の近く、中央線沿いにあるスポーツ・ジムにここ二年ほど通っています。
このジムで始めたのが「スカッシュ」という球技。これがなかなか奥深くて面白いのです。簡単に言うと、室内でやる壁打ちテニスみたいな感じかな?ソフトテニスより一周り小さいラケットで、あまり弾まない小さなゴムボールを壁に向かってバコン!バコン!と打ち合って競技をします。
面白いのは必ず壁に向かって打つこと。打ったボールが正面の壁に一度当たりさえすれば、あとはどの壁に向かってどのように打っても良いルールです。詳しいルールはともかく、いきなり横の壁に向かってバコン!と打ちこんだボールが、ポン!ポン!ポン!と壁3面を経由して床に落ちたところを、相手はまた違う壁に向かってポン!ポン!と打ち返します。コート後方の強化ガラスの壁も活用して打ち合います。動きになれないと目がグルグルと回り目まいがします。ハハ。
試合では、相手が「打ちにくいところ~、打ちにくいところ~」へと「嫌~なボール」を運んでミスを誘う競技です。壁際ギリギリの、壁が邪魔になって打ちにくい「嫌~なコース」は「ナイス・コース!」となります。さらに完全にコートの隅に落ちるような「嫌~なショット」では、相手は隅の壁が邪魔になってラケットを振りきれず打ち返すことが出来ません、これは「ナイス・ショット!」と呼ばれ、観戦しているみなさんからも賞賛されます。なんと相手の不幸を喜ぶ競技なのでしょうか?
わたしはラケット系競技共通の「できるだけ嫌~なボールを打ち!相手の不幸を喜ぶ!」この精神が大好きです。(か)

「クヌ~!これでどうだい!」バコ~ン!

「嫌~なところへ打つゾ~」バコ~ン!