ショウガ科ゲットウ(月桃)の実。
沖縄方言ではサンニン、サンニンの葉で包み蒸した餅をムーチーと言います。
沖縄方言の母音は、a・i・u だけで e・o は有りません。
したがって、e はi に、o は u に変化します。mu-chi- は mochi 餅の事です。
モクマオウ科モクマオウ(木麻黄)、針葉樹の様だが細長い葉の様に見えるのは
枝が変化したもの、葉は退化している。
被子植物なんだが、実はマツボックリに似ているし、枯れ枝は松の様に良く燃える。
囲炉裏で火を起こす時、着火材として利用した。
ネムノキ科ギンゴウカン(銀合歓)別名ギンネム。
有毒植物で、この種子をそのまま食べると頭がハゲに成るそうです、気を付けて下さい。
でも発酵させると有毒成分が無くなるので「発酵ギンネム茶」なんてのを売ってましたな。
林床の薄暗がりに咲くハイビスカスの花。何となく絵に成りそうだったので一枚パチリ。
あおい科ハイビスカスは別名ブッソウゲ(仏桑花)、方言名でアカバナー(赤花)
またはグソーバナ(後生花)。
グソー(後生)とは彼の世のことで、沖縄では墓地に植える習慣が有る。
日本本土では仏花に赤系統の花は好まれないようであるが、沖縄では彼の世までトロピカル。
ヒガンバナ科ハマユウ(浜木綿)別名ハマオモト(浜万年青)。
一般に開花時期は6月から10月であるが、12月下旬でも咲いていた。浜万年花と呼びたい。