「三谷幸喜って面白い人だなぁ・・・」と私が最初に思ったのは彼の結婚記者会見のときだった。
会見の初めから、みんなが期待するようなお手本どおりのいい子ちゃん的模範解答が出てくる訳はなく、なんだか二人とも斜に構えた感じ、ではあったのだけど、私が笑いのツボにはまってしまったのは「どんな家庭にしたいですか?」という質問に対して三谷さんが大真面目な顔でこう答えたときだった。
「休みの日とかに友達が気軽に遊びに 来れない 家庭にしたいです。」
もうこの瞬間から私は三谷幸喜という人間がとても他人とは思えなくなってしまった。
三谷さんの、万事においてシニカルな面とか人間の表面的な部分だけでなく本当の姿みたいなものをいやらしくなく見せてしまう脚本の妙とか、そういったものの原点がこの会見の発言にあるような気がする、というのは言いすぎかも。
でもとにかく結構好きです、三谷幸喜。
『THE 有頂天ホテル』は娘と観に行ったのだけど、子連れで行っても安心して笑って楽しめる、という作品。
もっとシリアスな三谷脚本の一面もよく知っているからこそ思うのだけど、この作品はとにかく娯楽に徹して作ったんだろうなぁというのが伝わってくる。
三谷組、と言ってもいいようなおなじみの役者+もっともっとすごい人たち、え~こんな人も?と思うような俳優が次々と登場するが、どの役者が演じる人物にもちゃんとストーリーがあってどの人もチョイ役とは呼べないような存在感。そして2時間強のお話の中でいろんなエピソードがきっちりまとまっていて大団円を迎える、とっても楽しい映画だった。
個人的には私は松たか子ちゃんの最近のキレタような演技が好きなんだけど、期待を裏切らない可笑しさだった。
昔はそのお育ちのせいか、大人しいお嬢様みたいな役が多かったけど、すっかりコメディエンヌの才能があることを証明していた。
そして彼女のラスト近くのセリフ、悪徳政治家である佐藤浩市に対して言うセリフ、そこにこそ三谷監督の「奇麗事なんか言ってないで、かっこ悪くてもちゃんと考えて自分にとって大事なことをしようよ」っていう謹賀信念・・・じゃなかった信念みたいなものが表れているような気がした。
会見の初めから、みんなが期待するようなお手本どおりのいい子ちゃん的模範解答が出てくる訳はなく、なんだか二人とも斜に構えた感じ、ではあったのだけど、私が笑いのツボにはまってしまったのは「どんな家庭にしたいですか?」という質問に対して三谷さんが大真面目な顔でこう答えたときだった。
「休みの日とかに友達が気軽に遊びに 来れない 家庭にしたいです。」
もうこの瞬間から私は三谷幸喜という人間がとても他人とは思えなくなってしまった。
三谷さんの、万事においてシニカルな面とか人間の表面的な部分だけでなく本当の姿みたいなものをいやらしくなく見せてしまう脚本の妙とか、そういったものの原点がこの会見の発言にあるような気がする、というのは言いすぎかも。
でもとにかく結構好きです、三谷幸喜。
『THE 有頂天ホテル』は娘と観に行ったのだけど、子連れで行っても安心して笑って楽しめる、という作品。
もっとシリアスな三谷脚本の一面もよく知っているからこそ思うのだけど、この作品はとにかく娯楽に徹して作ったんだろうなぁというのが伝わってくる。
三谷組、と言ってもいいようなおなじみの役者+もっともっとすごい人たち、え~こんな人も?と思うような俳優が次々と登場するが、どの役者が演じる人物にもちゃんとストーリーがあってどの人もチョイ役とは呼べないような存在感。そして2時間強のお話の中でいろんなエピソードがきっちりまとまっていて大団円を迎える、とっても楽しい映画だった。
個人的には私は松たか子ちゃんの最近のキレタような演技が好きなんだけど、期待を裏切らない可笑しさだった。
昔はそのお育ちのせいか、大人しいお嬢様みたいな役が多かったけど、すっかりコメディエンヌの才能があることを証明していた。
そして彼女のラスト近くのセリフ、悪徳政治家である佐藤浩市に対して言うセリフ、そこにこそ三谷監督の「奇麗事なんか言ってないで、かっこ悪くてもちゃんと考えて自分にとって大事なことをしようよ」っていう謹賀信念・・・じゃなかった信念みたいなものが表れているような気がした。
三谷さんはナニゲに目立ちたがりですねー。
三谷幸喜は将軍役もなかなかはまっていますね。