詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

 明日を疑わず・・・

2012年07月01日 14時28分53秒 | Weblog

    <どこへ行っても何を為してもそこに楽しみあるを発見すべし   7月5日に.....>

 

 

                        

             迷う日も                      空みあげ

     

        【冠 句】     淋しい日 脆くも篤くもなる絆

        【冠 句】     星も燃え 笑顔戻して生くと告げ

        【冠 句】     灯を点す 不思議な縁にささえられ

        【冠 句】     招かれて 園児パワーにリフレッシュ

        【冠 句】     月に佇つ 翳る邪心を無垢にして

        【冠 句】     共に生く 長さの違う歩幅とて

        【冠 句】     道半ば 辛い装具も少し慣れ

        【冠 句】     風を読む わが人生に拓く視野

 

    感動の1冊に出会えました。

    佐野有美 作  「手足のないチアリーダー」  TVでも放映された実話です。

    <本文より・・・

    いくつかの光に頼りながら 私は歩き続けた

    つまずいたりこけたり いろいろあったけれど

    前に進むことを教えてくれたのは君でした 

    ありがとう

    閉ざしたこの心に ひとつの鍵が見つかった

    目標を見つけて 前に進もう

    未来を信じて 笑っていこう

    元気と明るさが 私の取り柄だから

    つらいときがあるからこそ 幸せがやってくる

    泣けば泣くほど 笑顔になれる  

    そうやって歩いていこう

    涙を流し続けた私に 手を差し伸べてくれた

    勇気をもって 前に進もう

    自分を信じて 立ち上がろう

    友達、家族みんなが 私の心の支えだから     >

 

    ”先天性四肢欠損症”という障害がありながらも、チアリーディングの精神で

    「元気を届けたい」と笑顔で生きる少女の感動物語。

    孫に読ませたくて図書館から借りてきた1冊の本ですが、大きな勇気と感動に震え、

    人として忘れてはいけない大切な事を、流した涙の中で、自分のことにも置き換え、

    生きる意味を問い直せた本でした。

 

    <印象にのこる作者の言葉>

    「どんなことがあっても、決してあきらめない。

    できるまでチャレンジする。 その結果、もしできなかったとしても、

    目標に向かって力を出し切ったという過程が大事なことだから。

    それは障害があろうとなかろうと関係ない。」

 

                       

         明日を疑わず                     生きていこう

 

               皆様、お立ち寄りいただきましてありがとうございます・・・

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8 コメント

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惹かれる句と本 (茲愉有人)
2012-07-02 22:01:43
それぞれの句に趣きの相に違いがあり、ほとんどの句に惹かれるところがあり・・・・
敢えて、次の3つを選びました。
自分の好みの傾向が出ますね。
同じ惹かれ方なら、やはり主体性、積極性、意志、希望などの感じられる句がいいなあ。以下、句を味わわせていただいた印象記です。

灯を点す 不思議な縁にささえられ

 人と人との出会いはまさに縁ですね。縁があってコトが始まる、起こる。
 思わぬことから繋がりができ、智慧や勇気や希望をいただくことになる。
 悩んでいたこと、くよくよしていたことに、打開の糸口、別の見方ができる機会が生まれる。その不思議さ、絶妙のタイミングがあるのですよね。あれがなければ、これが起こらなかった・・・・・あれがあったので、これが・・・・そういう縁のつながり
 「灯を点す」、点ずるのは自分、そこに己の主体的な意志が存在する。
 受動的に「点る」のではないのですよね。「人」という文字も、支え合っていることで成り立つのですという解釈を聞いたことがあります。こういう解釈は楽しいですね。

招かれて 園児パワーにリフレッシュ

 幼稚園での行事に招かれたのでしょうか。会場での園児の純真な笑顔や活発な動き、屈託のない笑い声、話し声など・・・・今、ここで、いきいきとしている姿。そのパワーってすごいですね。こんなときもあったんだ・・・・忘れていた何かに気づかせられる。ほんとに、気分をリフレッシュされますね。自然とこちらにも笑顔が伝染してきますね。笑顔が内から湧き出してくる。
 たのしい、うれしい句です。

風を読む わが人生に拓く視野

 時代の風、世間の風、家族の周辺に吹く風、家族の中に起こる風・・・
 様々な風に囲まれて、また風を起こしているかもしれません。
 「わが人生」は何ってたって1回かぎり、この今の人生はたった1度。
 仮に輪廻転生しても、それは今、ここでのこの人生じゃない。
 閉じこもらないで、枠を設けないで、限界なんてないんだよ。
 限界、境界は自分で決めて、自分で線引きしてるだけ・・・
 その線をとっぱらったら、あるいはちょっとずらせてみたら・・・
 自分にとって、できることの選択肢は広がる。
 見えなかった部分が見えてくる。
 天動説が地動説に逆転するように・・・まったく視野が変わるかもしれない。
 視野を拓く選択も自分の気づき、主体性、意志なんですよね。
 様々な風を読みながら、自分にできる可能性の広がりを追求する、一歩を踏み出す。
 そこから、始まる。
 そんな意志を感じる句です。


さて、本のご紹介ありがとうございます。その本、知りませんでした。
地元の図書館蔵書をネット検索するとありました。借り出されていました。
読んでいる人がおられるんです。順番待ちでの予約を入れました。

『無手の法悦』 大石順教著 春秋社

この本、ご存じでしょうか。
1994年11月新版第一刷 という古い本ですが・・・・
手に届くところの本棚の一隅に置いています。

順教尼の句、短歌も載っています。その中にこんなのがあります。

かみなれし筆もささらに花の冷え

扇持つ手にも唄にも恋という言葉覚えぬ十六の頃

われ一人残してゆきし五人の妓の魂はながれてぞゆく

  カナリヤを見て
くちに筆とりて書けよと教えたる鳥こそわれの師にてありけれ

  山科
幸多き身ぞと知りけり山科の庵静かにもれる月かげ

ついつい、長くなってしまいました。スミマセン。
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茲愉有人さま (ポエム)
2012-07-02 22:44:11
今日は蒸し暑い一日で、過ごし難く、創作意欲も起こらなかったのですが、今頂いたコメントを拝見し、グーンと気脈が沸いてきました。
いつも有難うございます。
17文字の中に色々な思いを凝縮した冠句、奥が深く自分の好みもあって、作者と読み手との解釈の違いがでますが、それも又面白い部分でもあります。
私が書いたかのような茲愉有人さまの講評に、感動しています。お礼申し上げます。
教えて頂いた本、まだ読んでいませんが、今度図書館で探してみます。
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辛い毎日ですね・・・ (kenny)
2012-07-03 08:28:08
「星も燃え 笑顔戻して生くと告げ」他、十分冠句は詠めませんが、実情は伝わってきます。ギター教室では辛いお顔を一切見せずに練習に励んでおられます。「道半ば 辛い装具も少し慣れ」とお聞きして少し安堵の気持ちにもなれます。道半ばですからやがてはもっと笑顔を見せていただけますね。Kenny
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Kennyさま (ポエム)
2012-07-03 09:18:48
エールのコメント有難うございます。
かなり負けず嫌いでもありますが、痛みには人一倍弱い私です。コルセットを作る前に描いていたイメージより遥かに厳しい実情に日々葛藤しています。でもコルセットの御蔭で、本来なら今頃病院のベッドの上で、悶々としているかも?と思うと、こうして好きな事が出来る現状に感謝しなくては、、、ガンバリマス.....

先日のギター自主練習の後半からかなり腰痛が(-_-;) 足台を使う事が困難な状態でした。
でも最後まで気持ちはワクワクして弾くことができました。
コーラスでも2時間座って歌うことも結構姿勢を保つのが厳しく、使った公民館の備品の後片付けなどは仲間にフォローして貰って助けてもらっています。人の優しさが本当に嬉しく感じます。こうしてコメントで励まして頂けることの温かさも日々の支えとなっています。
いつも色々な場面でさりげなく助けていただき、嬉しく思います。
今日は雨、山へのお出かけ無く、お家でギター練習されておられるかも?と、、、ではこれから実家へ毎月のお墓参りに行ってきます。
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気持ちは負けないで (花キャベツ)
2012-07-03 19:17:12
紹介していただいた「手足のないチアリーダー」、テレビ放送で見たことがあります。
ご本人の努力もさることながら御両親や周囲の人の補佐や献身振りに見て感動したものです。
こうした本をお孫さんに推薦されたポエムさんはさすがだなぁと感じ入っています。
作者の言葉を紹介されている中で「目標を見つけて前に進もう。未来を信じて笑っていこう・・・」は我々にも当てはまることですね。年齢とは関係ないですね。
今回の句、
・月に佇む 翳る邪心を無垢にして

・星も燃え 笑顔戻してい生と告げ

が私は好きですね。

・道半ば 辛い装具も少し慣れ

ポエムさんの心境ですね。コーラスやギターそれに創作といろいろな趣味を多くの仲間と楽しんでおられて良いですね。
身体の不調に負けず、ご家族やお友達の協力を得て、大いに趣味を楽しんでください。
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花キャベツさま (ポエム)
2012-07-03 20:16:34
どうしてこんなに明るく生きられるのだろう?と、この本を読み思いました。大きな壁を幾つも乗り越えて、決して自分を見失わず、多くの優しさに支えられ、この本の出版にまでこぎ付けられた勇気、生き方に胸が一杯になりました。TVでも放映され、花キャベツさんもご覧になられたとのこと、年齢を問わず教えられることがありましたね。
嬉しいコメントを頂き感謝しています。いつも有難うございます。
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本のご紹介  感謝 (茲愉有人)
2012-07-11 23:21:20
市の図書館から借りました。
『手足のないチアリーダー』
今日、一気に読んでしまいました。

「あみにはもう手足は生えてこない!!」
高校のチアリーディング部の先生にハッキリと言われた。

”私には手足がない”と実感した瞬間。どんなにもがいても、どんなに願ってもいまのままの体なら、悲しい顔より、笑顔のほうがずっといい。

この意識、気持ちの転換がすごいですね。
意識の次元がポンとワープしたみたいで・・・

この先生もすごいと思いました。

お母さんの熱意、娘に対するサポートもすごいですね。母なればこそ、できることなのでしょう。

「生まれて」という詩が、この本を象徴しているように感じました。

印象に残る文があります。

加藤先生は、私を特別扱いしない。それが逆に心地よかった。  p139

私は神様から、手足の代わりにチアリーダーの精神を授けられて、この世に誕生した。  p168

私には手がないけど、心の手を差し伸べたい。
私には足がないけど、真っ先に駆けつけてそばにいてあげたい。   p169

生き様、存在ということを考える上で、星野富弘さん、大石順教さんの本と同様に、心にずっととどまる本です。
いい本との出会いができました。ありがとうございます。

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茲愉有人さま (ポエム)
2012-07-12 07:52:26
頂いたコメントをゆっくり噛み締め、同じ読後感を感じ、嬉しく思います。心に残る本が1冊増えました。
今、秋の祭典に出品する冠句を創っているのですが、その中で人権に関する意識の持ち方をテーマにしたい構想があり、推敲しています。この本より感じた事も
心に置いて、、、いい句が出来ればいいのですが。
ありがとうございます。
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