2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。
ヒラタケは、春と晩秋に、ブナその他種々の広葉樹の倒木上や枯木などに多数重生するヒラタケ科ヒラタケ属の中型~大型のキノコです。「傘」は初め饅頭形のち貝殻形~半円形、表面は平滑で湿り気を帯び、初め黒色から暗灰色のち灰色になります。「ひだ」は白色~灰色で密です。「柄」は短く、側生~中心生ときに不明瞭です。肉厚で歯ごたえもよく、優れた食菌です。(『カラー版きのこ図鑑』参照)
かつては、ヒラタケをビン栽培して株立ち状に仕立てたものが『シメジ』として流通していた時期がありましたが、その後ブナシメジが『ホンシメジ』として流通するようになり、ヒラタケの『シメジ』は徐々に姿を消していきました(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ヒラタケ』2019/02/15参照)。
《ヒラタケ 2009/12/16》
《ヒラタケ 2009/12/16》
《ヒラタケ 2009/12/16》